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-.TH EXECVE 2 2011\-09\-14 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.TH EXECVE 2 2012\-05\-04 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
execve \- プログラムを実行する
.SH 書式
実行ファイルが動的リンクされた a.out 実行形式で、共有ライブラリの スタブを含むものだった場合、実行の開始時に Linux の
ダイナミック・リンカ \fBld.so\fP(8) が呼び出され、必要な共有ライブラリをメモリに読み込んでリンクを行う。
-実行ファイルがダイナミック・リンクされた ELF 実行形式だった場合、 PT_INTERP セグメントに指定されたインタプリタが必要な 共有ライブラリ
-(shared library) を読み込むのに使用される。 通常、インタプリタとしては、 Linux libc 5 をリンクしたバイナリの場合には
-\fI/lib/ld\-linux.so.1\fP が、 glibc 2 をリンクしたバイナリの場合には \fI/lib/ld\-linux.so.2\fP
-が使用される。
+実行ファイルがダイナミック・リンクされた ELF 実行形式だった場合、
+PT_INTERP セグメントに指定されたインタプリタが必要な 共有ライブラリ
+(shared library) を読み込むのに使用される。
+通常、インタプリタは glibc 2 をリンクしたバイナリでは
+\fI/lib/ld\-linux.so.2\fP である (古い Linux libc5 をリンクした
+バイナリでは、通常のインタプリタは \fI/lib/ld\-linux.so.1\fP であった)。
以下に示す以外のすべてのプロセス属性は \fBexecve\fP() の前後で保持される。
-.IP *
+.IP * 3
捕捉されたシグナルの処理方法 (disposition) は デフォルト動作にリセットされる (\fBsignal\fP(7))。
.IP *
代替シグナルスタックはどれも保持されない (\fBsigaltstack\fP(2))。
\fBgetopt\fP(3), \fBcredentials\fP(7), \fBenviron\fP(7), \fBpath_resolution\fP(7),
\fBld.so\fP(8)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.40 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.41 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。