OSDN Git Service

(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / gethostname.2
index a2b18d4..f1ae3e3 100644 (file)
@@ -9,7 +9,6 @@
 .\" Permission is granted to copy and distribute modified versions of this
 .\" manual under the conditions for verbatim copying, provided that the
 .\" entire resulting derived work is distributed under the terms of a
-.\" permission notice identical to this one
 .\" permission notice identical to this one.
 .\"
 .\" Since the Linux kernel and libraries are constantly changing, this
 .\" Modified 2004-06-17 by mtk
 .\" Modified 2008-11-27 by mtk
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 SUTO, Mitsuaki
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated 1997-06-27, SUTO, Mitsuaki <suto@av.crl.sony.co.jp>
-.\" Updated 2000-09-30, Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
-.\" Updated & Modified 2002-01-14, Yuichi SATO <ysato@h4.dion.ne.jp>
-.\" Updated & Modified 2004-12-30, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
-.\" Updated & Modified 2006-01-31, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
-.\" Updated 2008-12-26, Akihiro MOTOKI, LDP v3.15
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.TH GETHOSTNAME 2 2010-09-26 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH GETHOSTNAME 2 2010\-09\-26 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 gethostname, sethostname \- ホスト名の取得・設定をする
 .SH 書式
-.B #include <unistd.h>
+\fB#include <unistd.h>\fP
 .sp
-.BI "int gethostname(char *" name ", size_t " len );
+\fBint gethostname(char *\fP\fIname\fP\fB, size_t \fP\fIlen\fP\fB);\fP
 .br
-.BI "int sethostname(const char *" name ", size_t " len );
+\fBint sethostname(const char *\fP\fIname\fP\fB, size_t \fP\fIlen\fP\fB);\fP
 .sp
 .in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参照):
 .in
 .sp
 .ad l
 .PD 0
-.BR gethostname ():
+\fBgethostname\fP():
 .RS 4
-glibc 2.12 以降:
-_BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500
+glibc 2.12 以降: _BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500
 .br
 || /* glibc 2.12 以降: */ _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200112L
 .RE
 .br
-.BR sethostname ():
+\fBsethostname\fP():
 .RS 4
 _BSD_SOURCE || (_XOPEN_SOURCE && _XOPEN_SOURCE\ <\ 500)
 .RE
 .PD
 .ad
 .SH 説明
-これらのシステムコールは、現在のプロセッサのホスト名を取得・変更するために
-使用される。
+これらのシステムコールは、現在のプロセッサのホスト名を取得・変更するために 使用される。
 
-.BR sethostname ()
-は、ホスト名を、文字配列
-.I name
-で指定された値に設定する。
-引き数
-.I len
-には、
-.I name
-のバイト数を指定する
-(そのため、
-.I name
-では文字列終端の NULL バイトは必要ない)。
+\fBsethostname\fP()  は、ホスト名を、文字配列 \fIname\fP で指定された値に設定する。 引き数 \fIlen\fP には、 \fIname\fP
+のバイト数を指定する (そのため、 \fIname\fP では文字列終端の NULL バイトは必要ない)。
 
-.BR gethostname ()
-は、NULL 終端されたホスト名を、
-.I len
-バイトの長さの文字配列
-.I name
-に格納して返す。
-NULL 終端されたホスト名が格納先のバッファよりも長い場合は、
-ホスト名は切り詰められ、エラーは返されない (下記の「注意」の節を参照)。
-POSIX.1-2001 では、結果の切り詰めが発生した場合に、
-返されたバッファに終端の NULL バイトが含まれているかどうかは
-規定されていない。
+\fBgethostname\fP()  は、NULL 終端されたホスト名を、 \fIlen\fP バイトの長さの文字配列 \fIname\fP に格納して返す。
+NULL 終端されたホスト名が格納先のバッファよりも長い場合は、 ホスト名は切り詰められ、エラーは返されない (下記の「注意」の節を参照)。
+POSIX.1\-2001 では、結果の切り詰めが発生した場合に、 返されたバッファに終端の NULL バイトが含まれているかどうかは 規定されていない。
 .SH 返り値
-成功した場合 0 が返る。失敗した場合 \-1 が返り、
-.I errno
-がエラーの内容に従って設定される。
+成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
 .SH エラー
-.TP
-.B EFAULT
-.I name
-が不正なアドレスである。
-.TP
-.B EINVAL
-.I len
-が負である。
-.\" gethostbyname() ラッパー関数では、'len' は unsigned 型なので
-.\" このエラーが発生することはない。
-.\" その中で呼ばれるシステムコールでは発生することがある。
-.BR sethostname ()
-において
-.I len
-が許容された最大サイズを越えている。
-.TP
-.B ENAMETOOLONG
-.RB "(glibc " gethostname ()
-で)
-.I len
-が実際のホスト名の長さよりも小さい
-(glibc バージョン 2.1 より前では、この状況で
-.B EINVAL
-が使用される)。
-.TP
-.B EPERM
-.BR sethostname ()
-において、呼び出した人が
-.B CAP_SYS_ADMIN
-ケーパビリティ (capability) を持っていなかった。
+.TP 
+\fBEFAULT\fP
+\fIname\fP が不正なアドレスである。
+.TP 
+\fBEINVAL\fP
+.\" Can't occur for gethostbyname() wrapper, since 'len' has an
+.\" unsigned type; can occur for the underlying system call.
+\fIlen\fP が負である。 \fBsethostname\fP()  において \fIlen\fP が許容された最大サイズを越えている。
+.TP 
+\fBENAMETOOLONG\fP
+(glibc \fBgethostname\fP()  で)  \fIlen\fP が実際のホスト名の長さよりも小さい (glibc バージョン 2.1
+より前では、この状況で \fBEINVAL\fP が使用される)。
+.TP 
+\fBEPERM\fP
+\fBsethostname\fP()  において、呼び出した人が \fBCAP_SYS_ADMIN\fP ケーパビリティ (capability)
+を持っていなかった。
 .SH 準拠
-SVr4, 4.4BSD  (これらのインタフェースは 4.2BSD で初めて登場した)。
-POSIX.1-2001 では
-.BR gethostname ()
-については規定しているが、
-.BR sethostname ()
-は規定していない。
+SVr4, 4.4BSD (これらのインタフェースは 4.2BSD で初めて登場した)。 POSIX.1\-2001 では
+\fBgethostname\fP()  については規定しているが、 \fBsethostname\fP()  は規定していない。
 .SH 注意
-SUSv2 では「ホスト名が 255 バイトに制限される」ことを保証している。
-POSIX.1-2001 では「ホスト名 (終端の NULL バイトは含まない) が
-.B HOST_NAME_MAX
-バイトに制限される」ことを保証している。
-Linux では、
-.B HOST_NAME_MAX
-は 64 に定義されており、
-Linux 1.0 以降ではこれが上限となってきた
-(もっと古いカーネルでは 8 バイトの上限が適用されていた)。
+SUSv2 では「ホスト名が 255 バイトに制限される」ことを保証している。 POSIX.1\-2001 では「ホスト名 (終端の NULL
+バイトは含まない) が \fBHOST_NAME_MAX\fP バイトに制限される」ことを保証している。 Linux では、 \fBHOST_NAME_MAX\fP
+は 64 に定義されており、 Linux 1.0 以降ではこれが上限となってきた (もっと古いカーネルでは 8 バイトの上限が適用されていた)。
 .SS "glibc での注意"
-GNU C ライブラリは、
-.BR gethostname ()
-システムコールを利用していない。その代わり、
-.BR gethostname ()
-をライブラリ関数として実装しており、
-この関数は
-.BR uname (2)
-を呼び出し、
-.BR uname (2)
-が返した
-.I nodename
-フィールド (の最大
-.I len
-バイト) を
-.I name
-にコピーする。
-コピーを行った際に、この関数は
-.I nodename
-の長さが
-.I len
-以上かの確認を行い、
-.I len
-以上の場合には \-1 を返し、
-.I errno
-に
-.B ENAMETOOLONG
-を設定する。
-この場合、返された
-.I name
-には終端の NULL バイトは含まれない。
+GNU C ライブラリは、 \fBgethostname\fP()  システムコールを利用していない。その代わり、 \fBgethostname\fP()
+をライブラリ関数として実装しており、 この関数は \fBuname\fP(2)  を呼び出し、 \fBuname\fP(2)  が返した \fInodename\fP
+フィールド (の最大 \fIlen\fP バイト) を \fIname\fP にコピーする。 コピーを行った際に、この関数は \fInodename\fP の長さが
+\fIlen\fP 以上かの確認を行い、 \fIlen\fP 以上の場合には \-1 を返し、 \fIerrno\fP に \fBENAMETOOLONG\fP を設定する。
+この場合、返された \fIname\fP には終端の NULL バイトは含まれない。
 
-バージョン 2.2 より前の glibc
-.\" 少なくとも glibc 2.0 と 2.1。それより古いバージョンは未確認
-では、
-.I nodename
-の長さが
-.I len
-以上の場合の扱いが異なる;
-.I len
-以上の場合には、
-.I name
-には何もコピーせず、関数は \-1 を返し、
-.I errno
-に
-.B ENAMETOOLONG
-を設定する。
+.\" At least glibc 2.0 and 2.1, older versions not checked
+バージョン 2.2 より前の glibc では、 \fInodename\fP の長さが \fIlen\fP 以上の場合の扱いが異なる; \fIlen\fP
+以上の場合には、 \fIname\fP には何もコピーせず、関数は \-1 を返し、 \fIerrno\fP に \fBENAMETOOLONG\fP を設定する。
 .SH 関連項目
-.BR getdomainname (2),
-.BR setdomainname (2),
-.BR uname (2)
+\fBgetdomainname\fP(2), \fBsetdomainname\fP(2), \fBuname\fP(2)