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.\" Modified 2004-06-17 Michael Kerrisk <mtk.manpages@gmail.com>
.\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Akihiro MOTOKI
-.\" all rights reserved.
-.\" Translated 2003-06-04, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
-.\" Updated 2003-09-30, Akihiro MOTOKI
-.\" Updated 2005-02-10, Akihiro MOTOKI
+.\"*******************************************************************
.\"
-.\"WORD: opaque identifier 内部識別子
-.\"WORD: Linux specific Linux 独自
-.\"WORD: capability ケーパビリティ
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
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-.TH LOOKUP_DCOOKIE 2 2004-06-17 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH LOOKUP_DCOOKIE 2 2004\-06\-17 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
lookup_dcookie \- ディレクトリ・エントリのパス名を返す
.SH 書式
-.BI "int lookup_dcookie(u64 " cookie ", char *" buffer ", size_t " len );
+\fBint lookup_dcookie(u64 \fP\fIcookie\fP\fB, char *\fP\fIbuffer\fP\fB, size_t
+\fP\fIlen\fP\fB);\fP
.SH 説明
-.I cookie
-値で指定されたディレクトリ・エントリのフルパス名を検索する。
-cookie は、個々のディレクトリ・エントリを区別する内部識別子 (opaque
-identifier) である。引き数で指定されたバッファに、ディレクトリ・エントリの
-フルパス名が格納される。
+\fIcookie\fP 値で指定されたディレクトリ・エントリのフルパス名を検索する。 cookie は、個々のディレクトリ・エントリを区別する内部識別子
+(opaque identifier) である。引き数で指定されたバッファに、ディレクトリ・エントリの フルパス名が格納される。
-.BR lookup_dcookie ()
-が正常に値を返すためには、カーネルがディレクトリ・エントリへの cookie 参照を
+\fBlookup_dcookie\fP() が正常に値を返すためには、カーネルがディレクトリ・エントリへの cookie 参照を
保持していなければならない。
.SH 返り値
-成功した場合、
-.BR lookup_dcookie ()
-はバッファにコピーしたパス文字列の長さを返す。
-エラーの場合は \-1 を返し、
-.I errno
-に適切な値を設定する。
+成功した場合、 \fBlookup_dcookie\fP() はバッファにコピーしたパス文字列の長さを返す。 エラーの場合は \-1 を返し、
+\fIerrno\fP に適切な値を設定する。
.SH エラー
-.TP
-.B EFAULT
+.TP
+\fBEFAULT\fP
バッファが有効でなかった。
-.TP
-.B EINVAL
-検索が行われた時、cookie とディレクトリ・エントリのマッピングがカーネルに
-登録されていなかったか、または cookie が有効なディレクトリ・エントリを
-参照していない。
-.TP
-.B ENAMETOOLONG
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+検索が行われた時、cookie とディレクトリ・エントリのマッピングがカーネルに 登録されていなかったか、または cookie
+が有効なディレクトリ・エントリを 参照していない。
+.TP
+\fBENAMETOOLONG\fP
名前がバッファに入り切らなかった。
-.TP
-.B ENOMEM
-カーネルが、パス名を保持する一時バッファ用のメモリを割り当てることが
-できなかった。
-.TP
-.B EPERM
-プロセスが cookie 値を検索するのに必要なケーパビリティ
-.B CAP_SYS_ADMIN
-を持っていない。
-.TP
-.B ERANGE
-バッファが、ディレクトリ・エントリのパス名を収容するのに
-十分な大きさではなかった。
+.TP
+\fBENOMEM\fP
+カーネルが、パス名を保持する一時バッファ用のメモリを割り当てることが できなかった。
+.TP
+\fBEPERM\fP
+プロセスが cookie 値を検索するのに必要なケーパビリティ \fBCAP_SYS_ADMIN\fP を持っていない。
+.TP
+\fBERANGE\fP
+バッファが、ディレクトリ・エントリのパス名を収容するのに 十分な大きさではなかった。
.SH バージョン
-Linux 2.5.43 以降で利用できる。
-エラー
-.B ENAMETOOLONG
-を返す仕様は 2.5.70 で追加された。
+Linux 2.5.43 以降で利用できる。 エラー \fBENAMETOOLONG\fP を返す仕様は 2.5.70 で追加された。
.SH 準拠
-.BR lookup_dcookie ()
-は Linux 独自の関数である。
+\fBlookup_dcookie\fP() は Linux 独自の関数である。
.SH 注意
-.BR lookup_dcookie ()
-は特殊な用途に使われるシステムコールで、現在のところ oprofile profiler で
+\fBlookup_dcookie\fP() は特殊な用途に使われるシステムコールで、現在のところ oprofile profiler で
使われているだけである。
-指定されたディレクトリ・エントリが削除されていた場合、返されるパス名の最後に
-" (deleted)"
-という文字列が付加されることがある。
+指定されたディレクトリ・エントリが削除されていた場合、返されるパス名の最後に " (deleted)" という文字列が付加されることがある。