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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / readahead.2
index 4680b47..ff36a9d 100644 (file)
 .\" 2004-05-40 Created by Michael Kerrisk <mtk.manpages@gmail.com>
 .\" 2004-10-05 aeb, minor correction
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2005 Akihiro MOTOKI
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated 2005-02-26, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\"WORD:       page cache      ページ・キャッシュ
-.\"WORD:       file descriptor ファイル記述子
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.TH READAHEAD 2 2010-09-10 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH READAHEAD 2 2010\-09\-10 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 readahead \- 前もってファイルをページ・キャッシュに読み込む
 .SH 書式
 .nf
-.BR "#define _GNU_SOURCE" "             /* feature_test_macros(7) 参照 */"
-.B #include <fcntl.h>
+\fB#define _GNU_SOURCE\fP             /* feature_test_macros(7) 参照 */
+\fB#include <fcntl.h>\fP
 .sp
-.BI "ssize_t readahead(int " fd ", off64_t " offset ", size_t " count );
+\fBssize_t readahead(int \fP\fIfd\fP\fB, off64_t \fP\fIoffset\fP\fB, size_t \fP\fIcount\fP\fB);\fP
 .fi
 .SH 説明
-.BR readahead ()
-は、この後の同じファイルからのデータ読み込み時にディスク I/O で
-動作が停止 (block) しないように、前もってファイルの内容を
-ページ・キャッシュに読み込む。
-.I fd
-引き数は読み込みを行うファイルを識別するファイル・ディスクリプタである。
-.I offset
-引き数はデータの読み込み開始位置を指定し、
-.I count
-は読み込むデータのバイト数を指定する。
-ディスク I/O はページ単位で実行されるので、
-実際には
-.I offset
-はページ境界に切り下げられ、読み込みバイト数は
-.I "(offset+count)"
-より小さくない次のページ境界まで切り上げられる。
-.BR readahead ()
-はファイルの末尾を越えた範囲まで読み出しを行うことはない。また、
-.BR readahead ()
-は指定したデータの読み込みが終わるまで停止 (block) する。
-.I fd
-で参照されたオープン済のファイルのファイルオフセットの現在値は
+\fBreadahead\fP()  は、この後の同じファイルからのデータ読み込み時にディスク I/O で 動作が停止 (block)
+しないように、前もってファイルの内容を ページ・キャッシュに読み込む。 \fIfd\fP
+引き数は読み込みを行うファイルを識別するファイル・ディスクリプタである。 \fIoffset\fP 引き数はデータの読み込み開始位置を指定し、
+\fIcount\fP は読み込むデータのバイト数を指定する。 ディスク I/O はページ単位で実行されるので、 実際には \fIoffset\fP
+はページ境界に切り下げられ、読み込みバイト数は \fI(offset+count)\fP より小さくない次のページ境界まで切り上げられる。
+\fBreadahead\fP()  はファイルの末尾を越えた範囲まで読み出しを行うことはない。また、 \fBreadahead\fP()
+は指定したデータの読み込みが終わるまで停止 (block) する。 \fIfd\fP で参照されたオープン済のファイルのファイルオフセットの現在値は
 変更されない。
 .SH 返り値
-.BR readahead ()
-は成功すると 0 を返す。失敗した場合 \-1 を返し、
-.I errno
-にエラーの原因を示す値を設定する。
+\fBreadahead\fP()  は成功すると 0 を返す。失敗した場合 \-1 を返し、 \fIerrno\fP にエラーの原因を示す値を設定する。
 .SH エラー
-.TP
-.B EBADF
-.I fd
-が有効なファイル・ディスクリプタでない、または
-読み込み用にオープンされていない。
-.TP
-.B EINVAL
-.I fd
-が参照しているファイルが、
-.BR readahead ()
-を行うことができないタイプのファイルであった。
+.TP 
+\fBEBADF\fP
+\fIfd\fP が有効なファイル・ディスクリプタでない、または 読み込み用にオープンされていない。
+.TP 
+\fBEINVAL\fP
+\fIfd\fP が参照しているファイルが、 \fBreadahead\fP()  を行うことができないタイプのファイルであった。
 .SH バージョン
-.BR readahead ()
-システムコールは Linux 2.4.13 で登場した。
-glibc でのサポートは glibc バージョン 2.3 以降で行われている。
+\fBreadahead\fP()  システムコールは Linux 2.4.13 で登場した。 glibc でのサポートは glibc バージョン 2.3
+以降で行われている。
 .SH 準拠
-.BR readahead ()
-システムコールは Linux 固有であり、移植を考慮したプログラムでは
-使用を避けるべきである。
+\fBreadahead\fP()  システムコールは Linux 固有であり、移植を考慮したプログラムでは 使用を避けるべきである。
 .SH 関連項目
-.BR lseek (2),
-.BR madvise (2),
-.BR mmap (2),
-.BR posix_fadvise (2),
-.BR read (2)
+\fBlseek\fP(2), \fBmadvise\fP(2), \fBmmap\fP(2), \fBposix_fadvise\fP(2), \fBread\fP(2)