.\" In 1.3.X, returns only one entry each time; return value is different.
.\" Modified 2004-12-01, mtk, fixed headers listed in SYNOPSIS
.\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HANATAKA Shinya
-.\" all rights reserved.
-.\" Translated Sun Feb 23 21:06:24 JST 1997
-.\" by HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\"*******************************************************************
.\"
-.\"WORD: directory ディレクトリ
-.\"WORD: entry エントリ
-.\"WORD: kernel カーネル
-.\"WORD: system call システム・コール
-.\"WORD: memory メモリ
-.\"WORD: inode number inode 番号
-.\"WORD: null ヌル文字
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
.\"
-.TH READDIR 2 2008-10-02 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH READDIR 2 2008\-10\-02 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
readdir \- ディレクトリ・エントリを読み込む
.SH 書式
.nf
.sp
-.BI "int readdir(unsigned int " fd ", struct old_linux_dirent *" dirp ","
-.BI " unsigned int " count );
+\fBint readdir(unsigned int \fP\fIfd\fP\fB, struct old_linux_dirent *\fP\fIdirp\fP\fB,\fP
+\fB unsigned int \fP\fIcount\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-これはあなたの興味をもっている関数ではない。
-POSIX 準拠の C ライブラリ・インターフェースについては
-.BR readdir (3)
-を見ること。
-このページは裸のカーネルのシステムコール・インターフェースについて
-記述しているが、このインターフェースは
-.BR getdents (2)
+これはあなたの興味をもっている関数ではない。 POSIX 準拠の C ライブラリ・インターフェースについては \fBreaddir\fP(3) を見ること。
+このページは裸のカーネルのシステムコール・インターフェースについて 記述しているが、このインターフェースは \fBgetdents\fP(2)
によって取って代わられた。
.PP
-.BR readdir ()
-は、ファイルディスクリプタ
-.I fd
-が参照しているディレクトリから
-.I old_linux_dirent
-構造体を読み込み、
-.I dirp
-で指されたバッファに格納する。
-.I count
-引き数は(ほとんどの
-.I old_linux_dirent
+\fBreaddir\fP() は、ファイルディスクリプタ \fIfd\fP が参照しているディレクトリから \fIold_linux_dirent\fP
+構造体を読み込み、 \fIdirp\fP で指されたバッファに格納する。 \fIcount\fP 引き数は(ほとんどの \fIold_linux_dirent\fP
構造体の読み込みにおいて)無視される
.PP
-.I old_linux_dirent
-構造体は以下のように宣言される:
+\fIold_linux_dirent\fP 構造体は以下のように宣言される:
.PP
.in +4n
.nf
long d_ino; /* inode number */
off_t d_off; /* offset to this \fIold_linux_dirent\fP */
unsigned short d_reclen; /* length of this \fId_name\fP */
- char d_name[NAME_MAX+1]; /* filename (null-terminated) */
+ char d_name[NAME_MAX+1]; /* filename (null\-terminated) */
}
.fi
.in
.PP
-.I d_ino
-は inode 番号である。
-.I d_off
-はディレクトリの最初からこの
-.I old_linux_dirent
-まで距離である。
-.I d_reclen
-は
-.I d_name
-の大きさで、終端のヌルバイト (null byte) を含まない。
-.I d_name
+\fId_ino\fP は inode 番号である。 \fId_off\fP はディレクトリの最初からこの \fIold_linux_dirent\fP まで距離である。
+\fId_reclen\fP は \fId_name\fP の大きさで、終端のヌルバイト (null byte) を含まない。 \fId_name\fP
はヌルバイトで終わるファイル名である。
.SH 返り値
-成功した場合は、1 が返される。
-ディレクトリの最後では 0 が返される。
-エラーの場合は \-1 が返され、
-.I errno
-が適切に設定される。
+成功した場合は、1 が返される。 ディレクトリの最後では 0 が返される。 エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
.SH エラー
-.TP
-.B EBADF
-ファイル・ディスクリプター
-.I fd
-が不正である。
-.TP
-.B EFAULT
-引き数のポインターが呼び出したプロセスがアクセス可能な空間の
-外部を指している。
-.TP
-.B EINVAL
-結果用のバッファーが小さ過ぎる。
-.TP
-.B ENOENT
+.TP
+\fBEBADF\fP
+ファイルディスクリプタ \fIfd\fP が不正である。
+.TP
+\fBEFAULT\fP
+引き数が呼び出したプロセスのアドレス空間外を指している。
+.TP
+\fBEINVAL\fP
+結果用のバッファーが小さすぎる。
+.TP
+\fBENOENT\fP
そのようなディレクトリは存在しない。
-.TP
-.B ENOTDIR
-ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83»ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿ã\83¼がディレクトリを参照していない。
+.TP
+\fBENOTDIR\fP
+ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\83\87ã\82£ã\82¹ã\82¯ã\83ªã\83\97ã\82¿がディレクトリを参照していない。
.SH 準拠
このシステム・コールは Linux 特有である。
.SH 注意
-glibc はこのシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。
-.BR syscall (2)
-を使って呼び出すこと。
-.I old_linux_dirent
-構造体を自分自身で定義する必要がある。
+glibc はこのシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。 \fBsyscall\fP(2) を使って呼び出すこと。
+\fIold_linux_dirent\fP 構造体を自分自身で定義する必要がある。
.SH 関連項目
-.BR getdents (2),
-.BR readdir (3)
+\fBgetdents\fP(2), \fBreaddir\fP(3)