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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / rmdir.2
index 6b9dcf8..d4bd182 100644 (file)
 .\" Modified 1997-01-31 by Eric S. Raymond <esr@thyrsus.com>
 .\" Modified 2004-06-23 by Michael Kerrisk <mtk.manpages@gmail.com>
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HANATAKA Shinya
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated 1997-12-12, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
-.\" Updated 2003-10-11, Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
-.\" Updated 2005-02-24, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
-.\" Updated 2006-07-23, Akihiro MOTOKI, LDP v2.36
-.\" Updated 2008-08-06, Akihiro MOTOKI, LDP v3.05
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\"WORD:       directory               ディレクトリ
-.\"WORD:       file system             ファイル・システム
-.\"WORD:       sticky bit              スティッキー・ビット
-.\"WORD:       dangling symbolic link  壊れたシンボリック・リンク
-.\"WORD:       working directory       ワーキング・ディレクトリ
-.\"WORD:       root directory          ルート・ディレクトリ
-.\"WORD:       effective uid           実効ユーザーID
-.\"WORD:       sticky bit              スティッキー・ビット
-.\"WORD:       read-only               読み込み専用
-.\"WORD:       uid                     ユーザーID
-.\"WORD:       entry                   エントリ
-.\"WORD:       memory                  メモリ
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.TH RMDIR 2 2008-05-08 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH RMDIR 2 2008\-05\-08 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 rmdir \- ディレクトリを削除する
 .SH 書式
-.B #include <unistd.h>
+\fB#include <unistd.h>\fP
 .sp
-.BI "int rmdir(const char *" pathname );
+\fBint rmdir(const char *\fP\fIpathname\fP\fB);\fP
 .SH 説明
-.BR rmdir ()
-はディレクトリを削除する。削除するディレクトリは空でなければならない。
+\fBrmdir\fP()  はディレクトリを削除する。削除するディレクトリは空でなければならない。
 .SH 返り値
-成功した場合はゼロが返される。エラーの場合は \-1 が返され、
-.I errno
-が適切に設定される。
+成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
 .SH エラー
-.TP
-.B EACCES
-.I pathname
-を含んでいるディレクトリへの書き込みアクセスが
-プロセスの実効 (effective) UID に対して許可されていないか、
-.I pathname
-に含まれているディレクトリのどれかに検索 (実行) 許可がないか、
-.I pathname
-に至るまでのディレクトリのいずれかに対する検索許可がなかった。
-.RB ( path_resolution (7)
-も参照のこと)
-.TP
-.B EBUSY
-.I pathname
-がシステムや別のプロセスにより使用中で削除することができない。
-Linux では、
-.I pathname
-がマウントポイントとして使用されているか、
-呼び出したプロセスのルートディレクトリであることを意味する。
-.TP
-.B EFAULT
-.I pathname
-がアクセス可能なアドレス空間の外を指している。
-.TP
-.B EINVAL
-.I pathname
-の最後のディレクトリ部分が
-.I .
+.TP 
+\fBEACCES\fP
+\fIpathname\fP を含んでいるディレクトリへの書き込みアクセスが プロセスの実効 (effective) UID に対して許可されていないか、
+\fIpathname\fP に含まれているディレクトリのどれかに検索 (実行) 許可がないか、 \fIpathname\fP
+に至るまでのディレクトリのいずれかに対する検索許可がなかった。 (\fBpath_resolution\fP(7)  も参照のこと)
+.TP 
+\fBEBUSY\fP
+\fIpathname\fP がシステムや別のプロセスにより使用中で削除することができない。 Linux では、 \fIpathname\fP
+がマウントポイントとして使用されているか、 呼び出したプロセスのルートディレクトリであることを意味する。
+.TP 
+\fBEFAULT\fP
+\fIpathname\fP がアクセス可能なアドレス空間の外を指している。
+.TP 
+\fBEINVAL\fP
+\fIpathname\fP の最後のディレクトリ部分が \fI.\fP である。
+.TP 
+\fBELOOP\fP
+\fIpathname\fP を解決する際に遭遇したシンボリックリンクが多過ぎる。
+.TP 
+\fBENAMETOOLONG\fP
+\fIpathname\fP が長過ぎる。
+.TP 
+\fBENOENT\fP
+\fIpathname\fP の中のディレクトリ部分が存在しないか、壊れた (dangling)  シンボリックリンク (symbolic link)
 である。
-.TP
-.B ELOOP
-.I pathname
-を解決する際に遭遇したシンボリック・リンクが多過ぎる。
-.TP
-.B ENAMETOOLONG
-.I pathname
-が長過ぎる。
-.TP
-.B ENOENT
-.I pathname
-の中のディレクトリ部分が存在しないか、壊れた (dangling)
-シンボリック・リンク (symbolic link) である。
-.TP
-.B ENOMEM
-十分なカーネルのメモリがない。
-.TP
-.B ENOTDIR
-.I pathname
-か
-.I pathname
-に含まれているディレクトリ部分が、実際には、ディレクトリでない。
-.TP
-.B ENOTEMPTY
-ディレクトリ
-.I pathname
-に
-.IR . " と " ..
-以外のエントリがある。または、
-.I pathname
-を構成する最後の要素が
-.I ..
-である。
-POSIX.1-2001 は、この状況で
-.B EEXIST
-を返すことを認めている。
-.TP
-.B EPERM
-.I pathname
-を含んでいるディレクトリにスティッキー・ビット(sticky-bit)
-.RB ( S_ISVTX )
-が設定されていて、プロセスの実効ユーザーID が削除しようとするファイルの
-ユーザID とそのファイルを含むディレクトリのユーザーID のどちらとも異なり、
-プロセスも権限 (Linux では
-.B CAP_FOWNER
-ケーパビリティ) がない。
-.TP
-.B EPERM
-.I pathname
-を含んでいるファイル・システムがディレクトリの
-削除をサポートしていない。
-.TP
-.B EROFS
-.I pathname
-が読み込み専用のファイル・システム上のディレクトリを参照している。
+.TP 
+\fBENOMEM\fP
+十分なカーネルメモリーがない。
+.TP 
+\fBENOTDIR\fP
+\fIpathname\fP か \fIpathname\fP に含まれているディレクトリ部分が、実際には、ディレクトリでない。
+.TP 
+\fBENOTEMPTY\fP
+ディレクトリ \fIpathname\fP に \fI.\fP と \fI..\fP 以外のエントリがある。または、 \fIpathname\fP を構成する最後の要素が
+\&\fI..\fP である。 POSIX.1\-2001 は、この状況で \fBEEXIST\fP を返すことを認めている。
+.TP 
+\fBEPERM\fP
+\fIpathname\fP を含んでいるディレクトリにスティッキービット(sticky\-bit)  (\fBS_ISVTX\fP)
+が設定されていて、プロセスの実効ユーザーID が削除しようとするファイルの ユーザID とそのファイルを含むディレクトリのユーザーID
+のどちらとも異なり、 プロセスも権限 (Linux では \fBCAP_FOWNER\fP ケーパビリティ) がない。
+.TP 
+\fBEPERM\fP
+\fIpathname\fP を含んでいるファイルシステムがディレクトリの 削除をサポートしていない。
+.TP 
+\fBEROFS\fP
+\fIpathname\fP が読み込み専用のファイルシステム上のディレクトリを参照している。
 .SH 準拠
-SVr4, 4.3BSD, POSIX.1-2001.
+SVr4, 4.3BSD, POSIX.1\-2001.
 .SH バグ
-NFS プロトコルに潜在している欠陥によって、まだ使用中のディレクトリが
-突然消滅する現象が引き起こされることがある。
+NFS プロトコルに潜在している欠陥によって、まだ使用中のディレクトリが 突然消滅する現象が引き起こされることがある。
 .SH 関連項目
-.BR rm (1),
-.BR rmdir (1),
-.BR chdir (2),
-.BR chmod (2),
-.BR mkdir (2),
-.BR rename (2),
-.BR unlink (2),
-.BR unlinkat (2)
+\fBrm\fP(1), \fBrmdir\fP(1), \fBchdir\fP(2), \fBchmod\fP(2), \fBmkdir\fP(2), \fBrename\fP(2),
+\fBunlink\fP(2), \fBunlinkat\fP(2)