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.\" Created Sat Aug 21 1995 Thomas K. Dyas <tdyas@eden.rutgers.edu>
.\" Modified Tue Oct 22 22:09:03 1996 by Eric S. Raymond <esr@thyrsus.com>
+.\" 2008-06-26, mtk, added some more detail on the work done by sigreturn()
.\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HANATAKA Shinya
-.\" all rights reserved.
-.\" Translated 1997-03-03, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
-.\" Updated 2005-09-04, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
-.\" Updated 2008-08-07, Akihiro MOTOKI, LDP v3.05
+.\"*******************************************************************
.\"
-.\"WORD: signal シグナル
-.\"WORD: signal handler シグナル・ハンドラ
-.\"WORD: stack frame スタック・フレーム
-.\"WORD: kernel カーネル
-.\"WORD: interrupt 割り込み
-.\"WORD: architecture アーキテクチャ
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
.\"
-.TH SIGRETURN 2 2008-06-26 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH SIGRETURN 2 2008\-06\-26 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
sigreturn \- シグナル・ハンドラから返り、スタックを掃除する
.SH 書式
-.BI "int sigreturn(unsigned long " __unused );
+\fBint sigreturn(unsigned long \fP\fI__unused\fP\fB);\fP
.SH 説明
-Linux カーネルは、
-シグナル・ハンドラ用にスタック・フレームを作成する際、
-.BR sigreturn ()
-をスタック・フレームに挿入し、シグナル・ハンドラが返るときに
-.BR sigreturn ()
-が呼ばれるようにする。
+Linux カーネルは、 シグナル・ハンドラ用にスタック・フレームを作成する際、 \fBsigreturn\fP()
+をスタック・フレームに挿入し、シグナル・ハンドラが返るときに \fBsigreturn\fP() が呼ばれるようにする。
-.BR sigreturn ()
-は、シグナル・ハンドラを起動するために行ったことの全て \(em
-プロセスのシグナルマスクの変更、スタックの切り替え
-.RB ( sigaltstack (2)
-参照) \(em の取り消しを行う。
-プロセスのシグナルマスクの復元、スタックの切り替え、
-プロセスのコンテキスト (レジスタ、プロセッサ・フラグ) の復元を行い、
-プロセスがシグナルにより割り込まれた場所からそのまま実行を
+\fBsigreturn\fP() は、シグナル・ハンドラを起動するために行ったことの全て \(em プロセスのシグナルマスクの変更、スタックの切り替え
+(\fBsigaltstack\fP(2) 参照) \(em の取り消しを行う。 プロセスのシグナルマスクの復元、スタックの切り替え、
+プロセスのコンテキスト (レジスタ、プロセッサ・フラグ) の復元を行い、 プロセスがシグナルにより割り込まれた場所からそのまま実行を
再開できるようにする。
.SH 返り値
-.BR sigreturn ()
-が返ることはない。
+\fBsigreturn\fP() が返ることはない。
.SH ファイル
/usr/src/linux/arch/i386/kernel/signal.c
.br
/usr/src/linux/arch/alpha/kernel/entry.S
.SH 準拠
-.BR sigreturn ()
-は Linux 特有であり、移植を意図したプログラムでは使用してはいけない。
+\fBsigreturn\fP() は Linux 特有であり、移植を意図したプログラムでは使用してはいけない。
.SH 注意
-.BR sigreturn ()
-コールは、シグナル・ハンドラを実装するためにカーネルにより使用される。
-これを直接呼び出しては
-.B 決して
-いけない。さらに
-.I __unused
-引き数がどのように使われるかはそのアーキテクチャに依存して変化する。
+\fBsigreturn\fP() コールは、シグナル・ハンドラを実装するためにカーネルにより使用される。 これを直接呼び出しては \fB決して\fP
+いけない。さらに \fI__unused\fP 引き数がどのように使われるかはそのアーキテクチャに依存して変化する。
.SH 関連項目
-.BR kill (2),
-.BR sigaltstack (2),
-.BR signal (2),
-.BR signal (7)
+\fBkill\fP(2), \fBsigaltstack\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsignal\fP(7)