OSDN Git Service

(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / time.2
index a66e682..539aa93 100644 (file)
 .\" Modified Sat Jul 24 14:13:40 1993 by Rik Faith <faith@cs.unc.edu>
 .\" Additions by Joseph S. Myers <jsm28@cam.ac.uk>, 970909
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 SUTO, Mitsuaki
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated Thu Jun 26 21:11:17 JST 1997
-.\"         by SUTO, Mitsuaki <suto@av.crl.sony.co.jp>
-.\" Modified Sun Mar 21 17:23:27 JST 1999
-.\"         by HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\"WORD:       the Epoch               紀元
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.TH TIME 2 2010-02-25 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH TIME 2 2011\-09\-09 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 time \- 秒単位の時間を得る
 .SH 書式
-.B #include <time.h>
+\fB#include <time.h>\fP
 .sp
-.BI "time_t time(time_t *" t );
+\fBtime_t time(time_t *\fP\fIt\fP\fB);\fP
 .SH 説明
-.BR time ()
-は、紀元 (Epoch; 1970-01-01 00:00:00 (UTC)) からの秒数で返す。
+\fBtime\fP()  は、紀元 (Epoch; 1970\-01\-01 00:00:00 (UTC)) からの秒数で返す。
 
-もし
-.I t
-が NULL でなかったら返り値は
-.I t
-の指しているメモリにも格納される。
+もし \fIt\fP が NULL でなかったら返り値は \fIt\fP の指しているメモリにも格納される。
 .SH 返り値
-成功した場合、紀元(the Epoch)からの経過秒数を返す。エラーの場合は
-\fI((time_t)\ \-1)\fP を返し、\fIerrno\fP を設定する。
+成功した場合、紀元(the Epoch)からの経過秒数を返す。エラーの場合は \fI((time_t)\ \-1)\fP を返し、\fIerrno\fP を設定する。
 .SH エラー
-.TP
-.B EFAULT
-.I t
-がアクセス可能なアドレス空間の外を指している。
+.TP 
+\fBEFAULT\fP
+\fIt\fP がアクセス可能なアドレス空間の外を指している。
 .SH 準拠
-SVr4, 4.3BSD, C89, C99, POSIX.1-2001.
 .\" .br
-.\" 4.3BSD ではこの関数は
-.\" .BR gettimeofday (2)
-.\" に取って代わられている。
-POSIX にはエラー状態の規定はない。
+.\" Under 4.3BSD, this call is obsoleted by
+.\" .BR gettimeofday (2).
+SVr4, 4.3BSD, C89, C99, POSIX.1\-2001.  POSIX にはエラー状態の規定はない。
 .SH 注意
-POSIX.1 では
-.I 「紀元からの経過秒数 (seconds since the Epoch)」
-は指定した時刻と紀元との間の秒数であると定義している。
-ただしこのとき UTC (協定世界時) から秒を求める変換には、素朴な変換式
-(閏秒を無視し、 4 で割り切れる年をすべて閏年とした式)
-を用いるものとしている。
-この値は紀元と現在時刻との間で実際に経過した秒数と同じではない。
-なぜならば閏秒が存在するし、時計(clock)を標準時間(standard reference)に
-同期させることを要求されていないからである。
-この定義の意図は紀元からの経過秒数の解釈を一定にすることである。
-より詳しい原理は POSIX.1 Annex B 2.2.2 を参照すること。
+POSIX.1 では、指定した時刻と紀元との間の秒数を近似する変換式を使って、
+ \fI「紀元からの経過秒数 (seconds since the Epoch)」\fP を定義している。
+この変換式では、4 で割り切れる年で、100 で割り切れない年はすべて閏年
+(但し、400 で割り切れる年は閏年) であるという点も考慮されている。
+「紀元からの経過秒数」は、紀元と現在時刻との間で実際に経過した秒数と同じではない。
+なぜならば、閏秒が存在するし、システムの時計を標準時間 (standard reference)
+に同期させる必要もないからである。
+この定義の目的は、紀元からの経過秒数の解釈に一貫性を持たせることになる。
+より詳しい原理は POSIX.1 Rationale A.4.15 を参照すること。
 .SH 関連項目
-.BR date (1),
-.BR gettimeofday (2),
-.BR ctime (3),
-.BR ftime (3),
-.BR time (7)
+\fBdate\fP(1), \fBgettimeofday\fP(2), \fBctime\fP(3), \fBftime\fP(3), \fBtime\fP(7)