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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / tkill.2
index 8d7d2df..f560924 100644 (file)
 .\" 2004-05-31, added tgkill, ahu, aeb
 .\" 2008-01-15 mtk -- rewote DESCRIPTION
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Akihiro MOTOKI, all rights reserved.
-.\" Translated 2003-03-05, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
-.\" Updated 2005-02-28, Akihiro MOTOKI
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.TH TKILL 2 2011-09-18 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH TKILL 2 2011\-09\-18 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 tkill, tgkill \- スレッドにシグナルを送る
 .SH 書式
 .nf
-.BI "int tkill(int " tid ", int " sig );
+\fBint tkill(int \fP\fItid\fP\fB, int \fP\fIsig\fP\fB);\fP
 .sp
-.BI "int tgkill(int " tgid ", int " tid ", int " sig );
+\fBint tgkill(int \fP\fItgid\fP\fB, int \fP\fItid\fP\fB, int \fP\fIsig\fP\fB);\fP
 .fi
 .SH 説明
-.BR tgkill ()
-はスレッド・グループ
-.I tgid
-に属するスレッド ID が
-.I tid
-のスレッドにシグナル
-.I sig
-を送る。
-(これに対し、
-.BR kill (2)
-は一つのプロセス (すなわち、スレッド・グループ) にまとめてシグナルを
-送るのにだけ利用できる。
-.BR kill (2)
-で送信されたシグナルはプロセス内の任意のスレッドに配送される。)
+\fBtgkill\fP()  はスレッド・グループ \fItgid\fP に属するスレッド ID が \fItid\fP のスレッドにシグナル \fIsig\fP を送る。
+(これに対し、 \fBkill\fP(2)  は一つのプロセス (すなわち、スレッド・グループ) にまとめてシグナルを 送るのにだけ利用できる。
+\fBkill\fP(2)  で送信されたシグナルはプロセス内の任意のスレッドに配送される。)
 
-.BR tkill ()
-はもう使われなくなった
-.BR tgkill ()
-の先祖である。
-.BR tkill ()
-ではシグナルの送り先のスレッド ID しか指定できない。
-そのため、スレッドが終了して、そのスレッド ID が再利用される場合に、
-意図しないスレッドにシグナルが送られる可能性がある。
+\fBtkill\fP()  はもう使われなくなった \fBtgkill\fP()  の先祖である。 \fBtkill\fP()  ではシグナルの送り先のスレッド ID
+しか指定できない。 そのため、スレッドが終了して、そのスレッド ID が再利用される場合に、 意図しないスレッドにシグナルが送られる可能性がある。
 このシステムコールの使用は避けること。
 
-.I tgid
-に \-1 が指定された場合、
-.BR tgkill ()
-は
-.BR tkill ()
-と等価である。
+\fItgid\fP に \-1 が指定された場合、 \fBtgkill\fP()  は \fBtkill\fP()  と等価である。
 
-これらはシステムコールへの直接のインターフェースであり、
-スレッド・ライブラリ内部での使用を意図したものである。
+これらはシステムコールへの直接のインターフェースであり、 スレッド・ライブラリ内部での使用を意図したものである。
 .SH 返り値
-成功した場合、0 が返される。エラーが発生した場合、\-1 が返され、
-\fIerrno\fP が適切に設定される。
+成功した場合、0 が返される。エラーが発生した場合、\-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
 .SH エラー
-.TP
-.B EINVAL
+.TP 
+\fBEINVAL\fP
 指定されたスレッド ID、スレッドグループ ID、シグナルが不正であった。
-.TP
-.B EPERM
-許可がなかった。どのような許可が必要かについては、
-.BR kill (2)
-を参照のこと。
-.TP
-.B ESRCH
+.TP 
+\fBEPERM\fP
+許可がなかった。どのような許可が必要かについては、 \fBkill\fP(2)  を参照のこと。
+.TP 
+\fBESRCH\fP
 指定されたスレッドID (とスレッド・グループID) を持つプロセスが存在しない。
 .SH バージョン
-.BR tkill ()
-は Linux 2.4.19 / 2.5.4 以降でサポートされ、
-.BR tgkill ()
-は Linux 2.5.75 で追加された。
+\fBtkill\fP()  は Linux 2.4.19 / 2.5.4 以降でサポートされ、 \fBtgkill\fP()  は Linux 2.5.75
+で追加された。
 .SH 準拠
-.BR tkill ()
-と
-.BR tgkill ()
-は Linux 固有であり、
-移植を想定したプログラムでは使用すべきではない。
+\fBtkill\fP()  と \fBtgkill\fP()  は Linux 固有であり、 移植を想定したプログラムでは使用すべきではない。
 .SH 注意
-スレッド・グループの説明については
-.BR clone (2)
-の
-.B CLONE_THREAD
-の説明を参照のこと。
+スレッド・グループの説明については \fBclone\fP(2)  の \fBCLONE_THREAD\fP の説明を参照のこと。
 
-glibc はこれらのシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。
-.BR syscall (2)
-を使って呼び出すこと。
+glibc はこれらのシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。 \fBsyscall\fP(2)  を使って呼び出すこと。
 .SH 関連項目
-.BR clone (2),
-.BR gettid (2),
-.BR kill (2),
-.BR rt_sigqueueinfo (2)
+\fBclone\fP(2), \fBgettid\fP(2), \fBkill\fP(2), \fBrt_sigqueueinfo\fP(2)