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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man2 / utime.2
index 7442317..648f376 100644 (file)
 .\" Modified 2004-06-23 by Michael Kerrisk <mtk.manpages@gmail.com>
 .\" Modified 2004-10-10 by Andries Brouwer <aeb@cwi.nl>
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 SUTO, Mitsuaki
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated Thu Jun 26 21:28:00 JST 1997
-.\"         by SUTO, Mitsuaki <suto@av.crl.sony.co.jp>
-.\" Updated & Modified Tue Feb 15 03:21:17 JST 2005
-.\"         by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
-.\" Updated 2006-07-21, Akihiro MOTOKI, LDP v2.36
-.\" Updated 2007-10-13, Akihiro MOTOKI, LDP v2.65
-.\" Updated 2008-08-08, Akihiro MOTOKI, LDP v3.05
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.TH UTIME 2 2008-08-06 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH UTIME 2 2008\-08\-06 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 utime, utimes \- ファイルの最終アクセス時刻と修正時刻を変更する
 .SH 書式
 .nf
-.B #include <sys/types.h>
+\fB#include <sys/types.h>\fP
 .br
-.B #include <utime.h>
+\fB#include <utime.h>\fP
 .sp
-.BI "int utime(const char *" filename ", const struct utimbuf *" times );
+\fBint utime(const char *\fP\fIfilename\fP\fB, const struct utimbuf *\fP\fItimes\fP\fB);\fP
 .sp
-.B #include <sys/time.h>
+\fB#include <sys/time.h>\fP
 .sp
-.BI "int utimes(const char *" filename ", const struct timeval " times [2]);
+\fBint utimes(const char *\fP\fIfilename\fP\fB, const struct timeval \fP\fItimes\fP\fB[2]);\fP
 .fi
 .SH 説明
-.BR utime ()
-システムコールは
-.I filename
-で示される inode のアクセス時刻と修正時刻を
-.I times
-中の
-.IR actime " と " modtime
-にそれぞれ変更する。
+\fButime\fP()  システムコールは \fIfilename\fP で示される inode のアクセス時刻と修正時刻を \fItimes\fP 中の
+\fIactime\fP と \fImodtime\fP にそれぞれ変更する。
 
-.I times
-が
-.B NULL
-の場合、ファイルのアクセス時刻と修正時刻は現在の時刻に設定される。
+\fItimes\fP が \fBNULL\fP の場合、ファイルのアクセス時刻と修正時刻は現在の時刻に設定される。
 
-タイムスタンプの変更は以下のいずれかの場合に許可される。
-プロセスに適切な特権がある場合、
-実効 (effective) ユーザ ID がファイルのユーザ ID と等しい場合、
-.I times
-が NULL かつ、プロセスがファイルへの書き込み許可を持っている場合。
+タイムスタンプの変更は以下のいずれかの場合に許可される。 プロセスに適切な特権がある場合、 実効 (effective) ユーザ ID
+がファイルのユーザ ID と等しい場合、 \fItimes\fP が NULL かつ、プロセスがファイルへの書き込み許可を持っている場合。
 
-構造体
-.I utimbuf
-は以下に示すようになっている。
+構造体 \fIutimbuf\fP は以下に示すようになっている。
 
 .in +4n
 .nf
@@ -87,20 +68,10 @@ struct utimbuf {
 .fi
 .in
 
-.BR utime ()
-システムコールは 1 秒の分解能でタイムスタンプを指定することができる。
+\fButime\fP()  システムコールは 1 秒の分解能でタイムスタンプを指定することができる。
 
-.BR utimes ()
-は
-.BR utime ()
-と同様であるが、
-.I times
-引き数が構造体ではなく配列を参照する。
-この配列の要素は
-.I timeval
-構造体で、タイムスタンプの指定を 1 マイクロ秒の分解能で行うことができる。
-構造体
-.I timeval
+\fButimes\fP()  は \fButime\fP()  と同様であるが、 \fItimes\fP 引き数が構造体ではなく配列を参照する。 この配列の要素は
+\fItimeval\fP 構造体で、タイムスタンプの指定を 1 マイクロ秒の分解能で行うことができる。 構造体 \fItimeval\fP
 は以下に示す通りである。
 
 .in +4n
@@ -112,76 +83,39 @@ struct timeval {
 .fi
 .in
 .PP
-.IR times [0]
-は新しいアクセス時刻を、
-.IR times [1]
-は新しい修正時刻を規定する。
-.I times
-が NULL の場合、
-.BR utime ()
-同様、ファイルのアクセス時刻と修正時刻は現在の時刻に設定される。
+\fItimes\fP[0] は新しいアクセス時刻を、 \fItimes\fP[1] は新しい修正時刻を規定する。 \fItimes\fP が NULL の場合、
+\fButime\fP()  同様、ファイルのアクセス時刻と修正時刻は現在の時刻に設定される。
 .SH 返り値
-成功した場合 0 が返る。失敗した場合 \-1 が返り、
-.I errno
-がエラーの内容に従って設定される。
+成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
 .SH エラー
-.TP
-.B EACCES
-.I path
-を構成する何れかのディレクトリに検索許可がない
-.RB ( path_resolution (7)
-も参照すること)。
-.TP
-.B EACCES
-.I times
-が NULL である。
-または、呼び出し元の実効ユーザ ID がファイルの所有者と一致しない。
-または、呼び出し元がそのファイルへの書き込み許可を持たず、
-特権も持っていない (Linux の場合、ケーパビリティ
-.B CAP_DAC_OVERRIDE
-も
-.B CAP_FOWNER
-も持っていない)。または、
-.TP
-.B ENOENT
-.I filename
-が存在しない。
-.TP
-.B EPERM
-.I times
-が NULL でなく、かつ呼び出し元の実効 UID がファイルの所有者と一致せず、
-かつ呼び出し元が特権を持っていない
-(Linux の場合、ケーパビリティ
-.B CAP_FOWNER
-を持っていない)。
-.TP
-.B EROFS
-.I path
-が読み込み専用のファイルシステム上にある。
+.TP 
+\fBEACCES\fP
+\fIpath\fP を構成する何れかのディレクトリに検索許可がない (\fBpath_resolution\fP(7)  も参照すること)。
+.TP 
+\fBEACCES\fP
+\fItimes\fP が NULL である。 または、呼び出し元の実効ユーザ ID がファイルの所有者と一致しない。
+または、呼び出し元がそのファイルへの書き込み許可を持たず、 特権も持っていない (Linux の場合、ケーパビリティ
+\fBCAP_DAC_OVERRIDE\fP も \fBCAP_FOWNER\fP も持っていない)。または、
+.TP 
+\fBENOENT\fP
+\fIfilename\fP が存在しない。
+.TP 
+\fBEPERM\fP
+\fItimes\fP が NULL でなく、かつ呼び出し元の実効 UID がファイルの所有者と一致せず、 かつ呼び出し元が特権を持っていない (Linux
+の場合、ケーパビリティ \fBCAP_FOWNER\fP を持っていない)。
+.TP 
+\fBEROFS\fP
+\fIpath\fP が読み込み専用のファイルシステム上にある。
 .SH 準拠
-.BR utime ():
-SVr4, POSIX.1-2001.
-POSIX.1-2008 は
-.BR utime ()
-を廃止予定としている。
+\fButime\fP(): SVr4, POSIX.1\-2001.  POSIX.1\-2008 は \fButime\fP()  を廃止予定としている。
 .br
-.BR utimes ():
-4.3BSD, POSIX.1-2001.
+\fButimes\fP(): 4.3BSD, POSIX.1\-2001.
 .SH 注意
-Linux では、不変 (immutable) ファイルのタイムスタンプを変更したり、
-追加専用 (append-only) のファイルに現在時刻以外のタイムスタンプを
-設定したりすることは、許可されていない。
+Linux では、不変 (immutable) ファイルのタイムスタンプを変更したり、 追加専用 (append\-only)
+のファイルに現在時刻以外のタイムスタンプを 設定したりすることは、許可されていない。
 
-libc4 と libc5 では、
-.BR utimes ()
-は単に
-.BR utime ()
-のラッパー (wrapper) である。
+libc4 と libc5 では、 \fButimes\fP()  は単に \fButime\fP()  のラッパー (wrapper) である。
 そのため秒以下を指定することはできない。
 .SH 関連項目
-.BR chattr (1),
-.BR futimesat (2),
-.BR stat (2),
-.BR utimensat (2),
-.BR futimens (3),
-.BR futimes (3)
+\fBchattr\fP(1), \fBfutimesat\fP(2), \fBstat\fP(2), \fButimensat\fP(2), \fBfutimens\fP(3),
+\fBfutimes\fP(3)