.\" License.
.\" Modified Sat Jul 24 21:42:42 1993 by Rik Faith <faith@cs.unc.edu>
.\" Modified Tue Oct 22 23:44:11 1996 by Eric S. Raymond <esr@thyrsus.com>
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.\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1996 Kentaro OGAWA
-.\" all rights reserved.
-.\" Translated Sun, 14 Jul 1996 01:33:26 +0900
-.\" by Kentaro OGAWA <k_ogawa@oyna.cc.muroran-it.ac.jp>
-.\" Updated Fri 6 Oct JST 2000 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
-.\" Updated Thu 19 Sep JST 2002 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
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.\"
-.TH ASSERT 3 2002-08-25 "GNU" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH ASSERT 3 2002\-08\-25 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
assert \- 診断が偽の時にプログラムを中止する
.SH 書式
.nf
-.B #include <assert.h>
+\fB#include <assert.h>\fP
.sp
-.BI "void assert(scalar " expression );
+\fBvoid assert(scalar \fP\fIexpression\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
-.I <assert.h>
-が最後にインクルードされた時点で、
-.B NDEBUG
-マクロが定義されていた場合、
-.BR assert ()
-マクロは何のコードも生成せず、従って全く何もしない。
-さもなければ、
-.BR assert (3)
-マクロは
-.I expression
-が偽の時(すなわち、比較の結果が0と等しい時)に
-標準エラー出力にエラーメッセージを表示し、さらに
-.BR abort ()
+\fI<assert.h>\fP が最後にインクルードされた時点で、 \fBNDEBUG\fP マクロが定義されていた場合、 \fBassert\fP()
+マクロは何のコードも生成せず、従って全く何もしない。 さもなければ、 \fBassert\fP(3) マクロは \fIexpression\fP
+が偽の時(すなわち、比較の結果が0と等しい時)に 標準エラー出力にエラーメッセージを表示し、さらに \fBabort\fP()
を呼び出すことによって、プログラムを終了させる。
.LP
-このマクロの目的は、プログラマーがプログラムのバグを発見する手助けを
-することである。"assertion failed in file foo.c, function do_bar(), line 1287"
-というメッセージはユーザーには何の助けにもならない。
+このマクロの目的は、プログラマーがプログラムのバグを発見する手助けを することである。"assertion failed in file foo.c,
+function do_bar(), line 1287" というメッセージはユーザーには何の助けにもならない。
.SH 返り値
値は返されない。
.SH 準拠
-POSIX.1-2001, C89, C99.
-C89 では
-.B expression
-は
-.I int
-型であることが必要とされ、そうでない場合の動作は未定義とされていた。
-しかし C99 ではどのようなスカラ値でもよいことになった。
-.\" 詳細は不具合報告 107 を参照のこと。
+.\" See Defect Report 107 for more details.
+POSIX.1\-2001, C89, C99. C89 では \fBexpression\fP は \fIint\fP
+型であることが必要とされ、そうでない場合の動作は未定義とされていた。 しかし C99 ではどのようなスカラ値でもよいことになった。
.SH バグ
-.BR assert ()
-は、マクロとして実装されている。すなわち、
-試されている式が副作用を持っている場合には、
-マクロ
-.B NDEBUG
-が定義されているかどうかに依存して、プログラムの振舞いは異なるだろう。
-これによって、バグ出しするときには消えてしまう
+\fBassert\fP() は、マクロとして実装されている。すなわち、 試されている式が副作用を持っている場合には、 マクロ \fBNDEBUG\fP
+が定義されているかどうかに依存して、プログラムの振舞いは異なるだろう。 これによって、バグ出しするときには消えてしまう
ハイゼンバグ(Heisenbugs)を生み出すだろう。
.SH 関連項目
-.BR abort (3),
-.BR assert_perror (3),
-.BR exit (3)
+\fBabort\fP(3), \fBassert_perror\fP(3), \fBexit\fP(3)