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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / bsd_signal.3
index e8d1391..9f0b1f2 100644 (file)
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-.\" Japanese Version Copyright (c) 2007  Akihiro MOTOKI
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated 2007-06-02, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
-.\" 
-.\"WORD:       reliable        信頼性のある
-.\"WORD:       unreliable      信頼性に欠ける
-.\"WORD:       signal semantics        シグナル処理方式
-.\" 
-.TH BSD_SIGNAL 3 2009-03-15 "" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.\"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH BSD_SIGNAL 3 2009\-03\-15 "" "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 bsd_signal \- BSD 方式のシグナル処理
 .SH 書式
-.BR "#define _XOPEN_SOURCE" "       /* feature_test_macros(7) 参照 */"
+\fB#define _XOPEN_SOURCE\fP /* feature_test_macros(7) 参照 */
 .br
-.B #include <signal.h>
+\fB#include <signal.h>\fP
 .sp
-.B typedef void (*sighandler_t)(int);
+\fBtypedef void (*sighandler_t)(int);\fP
 .sp
-.BI "sighandler_t bsd_signal(int " signum ", sighandler_t " handler );
+\fBsighandler_t bsd_signal(int \fP\fIsignum\fP\fB, sighandler_t \fP\fIhandler\fP\fB);\fP
 .SH 説明
-.BR bsd_signal ()
-関数は
-.BR signal (2)
-と同じ引き数をとり、同じ処理を実行する。
+\fBbsd_signal\fP()  関数は \fBsignal\fP(2)  と同じ引き数をとり、同じ処理を実行する。
 
-両者の違いは、
-.BR bsd_signal ()
-では信頼性のあるシグナル処理方式の提供が保証されていることである。
-信頼性のあるシグナル処理方式は以下の特徴を持つ。
-a) ハンドラが起動された場合に、シグナルの処理方法 (disposition) が
-デフォルトにリセットされない、
-b) シグナルハンドラの実行中は、それ以降に発生した同じシグナルの配送が
-ブロックされない、
-c) ハンドラが停止中の (blocking している) システムコールを
-中断した場合、そのシステムコールが自動的に再開される。
-移植性が必要なアプリケーションでは、
-.BR signal (2)
-でこれらが保証されることを前提にすべきではない。
+両者の違いは、 \fBbsd_signal\fP()  では信頼性のあるシグナル処理方式の提供が保証されていることである。
+信頼性のあるシグナル処理方式は以下の特徴を持つ。 a) ハンドラが起動された場合に、シグナルの処理方法 (disposition) が
+デフォルトにリセットされない、 b) シグナルハンドラの実行中は、それ以降に発生した同じシグナルの配送が ブロックされない、 c) ハンドラが停止中の
+(blocking している) システムコールを 中断した場合、そのシステムコールが自動的に再開される。 移植性が必要なアプリケーションでは、
+\fBsignal\fP(2)  でこれらが保証されることを前提にすべきではない。
 .SH 返り値
-.BR bsd_signal ()
-関数はシグナルハンドラの直前の値を返す。
-エラーの場合、
-.B SIG_ERR
-を返す。
+\fBbsd_signal\fP()  関数はシグナルハンドラの直前の値を返す。 エラーの場合、 \fBSIG_ERR\fP を返す。
 .SH エラー
-.BR signal (2)
-と同じ。
+\fBsignal\fP(2)  と同じ。
 .SH 準拠
-4.2BSD, POSIX.1-2001.
-POSIX.1-2008 では
-.BR bsd_signal ()
-の仕様が削除されている。
-代わりに、
-.BR sigaction (2)
-の使用が推奨されている。
+4.2BSD, POSIX.1\-2001.  POSIX.1\-2008 では \fBbsd_signal\fP()  の仕様が削除されている。 代わりに、
+\fBsigaction\fP(2)  の使用が推奨されている。
 .SH 注意
-.BR bsd_signal ()
-の使用は避けるべきである。代わりに
-.BR sigaction (2)
-を使うこと。
+\fBbsd_signal\fP()  の使用は避けるべきである。代わりに \fBsigaction\fP(2)  を使うこと。
 
-最近の Linux システムでは、
-.BR bsd_signal ()
-と
-.BR signal (2)
-は等価である。しかし、以前のシステムでは、
-.BR signal (2)
-は信頼性に欠けるシグナル処理方式を提供していた。
-詳細は
-.BR signal (2)
-を参照。
+最近の Linux システムでは、 \fBbsd_signal\fP()  と \fBsignal\fP(2)  は等価である。しかし、以前のシステムでは、
+\fBsignal\fP(2)  は信頼性に欠けるシグナル処理方式を提供していた。 詳細は \fBsignal\fP(2)  を参照。
 
-.I sighandler_t
-を使っているのは GNU による拡張である。
-この型は機能検査マクロ
-.B _GNU_SOURCE
+\fIsighandler_t\fP を使っているのは GNU による拡張である。 この型は機能検査マクロ \fB_GNU_SOURCE\fP
 を定義した場合にのみ定義される。
 .SH 関連項目
-.BR sigaction (2),
-.BR signal (2),
-.BR sysv_signal (3),
-.BR signal (7)
+\fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBsysv_signal\fP(3), \fBsignal\fP(7)