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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / des_crypt.3
index ecda918..12138cf 100644 (file)
 .\" Copyright Sun Microsystems, Inc (and is provided for unrestricted use,
 .\" see other Sun RPC sources).
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2004 Yuichi SATO
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated Fri Jul 23 05:53:35 JST 2004
-.\"         by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.TH DES_CRYPT 3  2007-05-18 "" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH DES_CRYPT 3 2007\-05\-18 "" "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 des_crypt, ecb_crypt, cbc_crypt, des_setparity, DES_FAILED \- 高速な DES 暗号化
 .SH 書式
 .nf
-.\" Sun の場合は
+.\" Sun version
 .\" .B #include <des_crypt.h>
-.B #include <rpc/des_crypt.h>
+\fB#include <rpc/des_crypt.h>\fP
 .LP
-.BI "int ecb_crypt(char *" key ", char *" data ", unsigned " datalen ,
-.BI "              unsigned " mode );
+\fBint ecb_crypt(char *\fP\fIkey\fP\fB, char *\fP\fIdata\fP\fB, unsigned \fP\fIdatalen\fP\fB,\fP
+\fB              unsigned \fP\fImode\fP\fB);\fP
 .LP
-.BI "int cbc_crypt(char *" key ", char *" data ", unsigned " datalen ,
-.BI "              unsigned " mode ", char *" ivec );
+\fBint cbc_crypt(char *\fP\fIkey\fP\fB, char *\fP\fIdata\fP\fB, unsigned \fP\fIdatalen\fP\fB,\fP
+\fB              unsigned \fP\fImode\fP\fB, char *\fP\fIivec\fP\fB);\fP
 .LP
-.BI "void des_setparity(char *" key );
+\fBvoid des_setparity(char *\fP\fIkey\fP\fB);\fP
 .LP
-.BI "int DES_FAILED(int " status );
+\fBint DES_FAILED(int \fP\fIstatus\fP\fB);\fP
 .fi
 .SH 説明
-.BR ecb_crypt ()
-と
-.BR cbc_crypt ()
-は
-NBS
-DES
-(Data Encryption Standard, データ暗号化規格) を実装している。
-これらのルーチンは
-.BR crypt (3)
-よりも高速でより一般的な目的に使用できる。
-利用可能であれば、これらのルーチンは
-DES
-ハードウェアを使用することもできる。
-.BR ecb_crypt ()
-は
-ECB
-(Electronic Code Book) モードで暗号化する。
-このモードでは (個々の) データのブロックを独立して暗号化する
-.BR cbc_crypt ()
-は
-CBC
-(Cipher Block Chaining) モードで暗号化する。
-このモードでは連続するブロックを互いに連鎖させて暗号化する。
-CBC
-はブロックの挿入・削除・置き換えから保護する。
-また平文の規則性が暗号文に現れない。
+\fBecb_crypt\fP()  と \fBcbc_crypt\fP()  は NBS DES (Data Encryption Standard,
+データ暗号化規格) を実装している。 これらのルーチンは \fBcrypt\fP(3)  よりも高速でより一般的な目的に使用できる。
+利用可能であれば、これらのルーチンは DES ハードウェアを使用することもできる。 \fBecb_crypt\fP()  は ECB (Electronic
+Code Book) モードで暗号化する。 このモードでは (個々の) データのブロックを独立して暗号化する \fBcbc_crypt\fP()  は CBC
+(Cipher Block Chaining) モードで暗号化する。 このモードでは連続するブロックを互いに連鎖させて暗号化する。 CBC
+はブロックの挿入・削除・置き換えから保護する。 また平文の規則性が暗号文に現れない。
 .LP
-これらのルーチンの使用法を示す。
-第 1 引き数
-.I key
-はパリティ付きの 8 バイトの暗号化鍵である。
-鍵のパリティを設定するには
-.BR des_setparity ()
-を使うこと。
-DES
-の場合、鍵のパリティは各バイトの最下位ビットである。
-第 2 引き数
-.I data
-は暗号化または復号化されるデータを含む。
-第 3 引き数
-.I datalen
-は
-.I data
-のバイト長であり、8 の倍数でなければならない。
-第 4 引き数
-.I mode
-はいくつかの値を OR することで作成する。
-暗号化の方向 (訳註: 暗号化なのか復号化なのか) を指定するため、
-.BR DES_ENCRYPT
-または
-.BR DES_DECRYPT
-を OR する。
-暗号化をソフトウェアで行うかハードウェアで行うかを指定するため、
-.BR DES_HW
-または
-.BR DES_SW
-を OR する。
-.BR DES_HW
-が指定されていて、かつハードウェアがない場合、
-暗号化はソフトウェアで実行されて、ルーチンは
-.BR DESERR_NOHWDEVICE
-を返す。
-.BR cbc_crypt ()
-において、引き数
-.I ivec
-はデータブロックを連鎖させる際の 8 バイトの初期化ベクトルである。
-この引き数はルーチンから戻るときに次の初期化ベクトルに更新される。
+これらのルーチンの使用法を示す。 第 1 引き数 \fIkey\fP はパリティ付きの 8 バイトの暗号化鍵である。 鍵のパリティを設定するには
+\fBdes_setparity\fP()  を使うこと。 DES の場合、鍵のパリティは各バイトの最下位ビットである。 第 2 引き数 \fIdata\fP
+は暗号化または復号化されるデータを含む。 第 3 引き数 \fIdatalen\fP は \fIdata\fP のバイト長であり、8 の倍数でなければならない。 第
+4 引き数 \fImode\fP はいくつかの値を OR することで作成する。 暗号化の方向 (訳註: 暗号化なのか復号化なのか) を指定するため、
+\fBDES_ENCRYPT\fP または \fBDES_DECRYPT\fP を OR する。 暗号化をソフトウェアで行うかハードウェアで行うかを指定するため、
+\fBDES_HW\fP または \fBDES_SW\fP を OR する。 \fBDES_HW\fP が指定されていて、かつハードウェアがない場合、
+暗号化はソフトウェアで実行されて、ルーチンは \fBDESERR_NOHWDEVICE\fP を返す。 \fBcbc_crypt\fP()  において、引き数
+\fIivec\fP はデータブロックを連鎖させる際の 8 バイトの初期化ベクトルである。 この引き数はルーチンから戻るときに次の初期化ベクトルに更新される。
 .SH 返り値
 .PD 0
-.TP 20
-.B DESERR_NONE
+.TP  20
+\fBDESERR_NONE\fP
 エラーなし。
-.TP
-.B DESERR_NOHWDEVICE
+.TP 
+\fBDESERR_NOHWDEVICE\fP
 暗号化は成功したが、要求されたハードウェアの代わりにソフトウェアで実行された。
-.TP
-.B DESERR_HWERROR
+.TP 
+\fBDESERR_HWERROR\fP
 ハードウェアまたはドライバでエラーが発生した。
-.TP
-.B DESERR_BADPARAM
+.TP 
+\fBDESERR_BADPARAM\fP
 ルーチンへの引き数が不正である。
 .PD
 .LP
-結果の状態
-.I stat
-を与えたとき、マクロ
 .\" .BR DES_FAILED\c
 .\" .BR ( stat )
-.BI DES_FAILED( stat )
-が false になるのは、最初の 2 つだけである。
-.\" ここまでが Sun の man ページである。
-.\" aeb がいくつか追加を行った
+.\" So far the Sun page
+.\" Some additions - aeb
+結果の状態 \fIstat\fP を与えたとき、マクロ \fBDES_FAILED(\fP\fIstat\fP\fB)\fP が false になるのは、最初の 2
+つだけである
 .SH バージョン
 これらのルーチンは libc 4.6.27 以降と glibc 2.1 以降に存在する。
 .SH 準拠
-4.3BSD. POSIX.1-2001 にはない。
+4.3BSD. POSIX.1\-2001 にはない。
 .SH 関連項目
-.BR des (1),
-.BR crypt (3),
-.BR xcrypt (3)
+\fBdes\fP(1), \fBcrypt\fP(3), \fBxcrypt\fP(3)