.\" Formatted or processed versions of this manual, if unaccompanied by
.\" the source, must acknowledge the copyright and authors of this work.
.\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 YOSHINO Takashi
-.\" and Copyright (c) 2008 Akihiro MOTOKI
-.\" Translated Mon Jan 20 18:35:18 JST 1997
-.\" by YOSHINO Takashi <yoshino@civil.jcn.nihon-u.ac.jp>
-.\" Updated & Modified Fri Jul 6 20:37:36 JST 2001
-.\" by Yuichi SATO <ysato@h4.dion.ne.jp>
-.\" Updated & Modified Mon Jan 10 08:45:45 JST 2005
-.\" by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
-.\" Updated 2008-09-16, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\"*******************************************************************
.\"
-.\"WORD: mantissa 仮数
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
.\"
-.TH FLOOR 3 2010-09-20 "" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH FLOOR 3 2010\-09\-20 "" "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
floor, floorf, floorl \- 引き数を越えない最大の整数値
.SH 書式
.nf
-.B #include <math.h>
+\fB#include <math.h>\fP
.sp
-.BI "double floor(double " x );
+\fBdouble floor(double \fP\fIx\fP\fB);\fP
.br
-.BI "float floorf(float " x );
+\fBfloat floorf(float \fP\fIx\fP\fB);\fP
.br
-.BI "long double floorl(long double " x );
+\fBlong double floorl(long double \fP\fIx\fP\fB);\fP
.fi
.sp
\fI\-lm\fP でリンクする。
.sp
.in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照):
.in
.sp
.ad l
-.BR floorf (),
-.BR floorl ():
+\fBfloorf\fP(), \fBfloorl\fP():
.RS 4
-_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 600 || _ISOC99_SOURCE ||
-_POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200112L;
+_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 600 || _ISOC99_SOURCE
+|| _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200112L;
.br
-or
-.I cc\ -std=c99
+or \fIcc\ \-std=c99\fP
.RE
.ad
.SH 説明
-これらの関数は
-.I x
-より大きくない最大の整数値を返す。
+これらの関数は \fIx\fP より大きくない最大の整数値を返す。
-例えば、
-.I floor(0.5)
-は 0.0 で、
-.I floor(\-0.5)
-は \-1.0 である。
+例えば、 \fIfloor(0.5)\fP は 0.0 で、 \fIfloor(\-0.5)\fP は \-1.0 である。
.SH 返り値
-これらの関数は
-.I x
-を越えない最小の整数値を返す。
+これらの関数は \fIx\fP を越えない最小の整数値を返す。
-\fIx\fP が整数、+0、\-0、NaN、無限大のいずれかの場合、
-\fIx\fP そのものが返される。
+\fIx\fP が整数、+0、\-0、NaN、無限大のいずれかの場合、 \fIx\fP そのものが返される。
.SH エラー
-エラーは発生しない。
-POSIX.1-2001 にはオーバーフローに対して範囲エラーが記載されている。
-「注意」の節を参照。
+エラーは発生しない。 POSIX.1\-2001 にはオーバーフローでの範囲エラー (range error) の 記載がある。「注意」の節を参照のこと。
.SH 準拠
-C99, POSIX.1-2001.
-.I double
-版の関数は SVr4, 4.3BSD, C89 にも準拠している。
+C99, POSIX.1\-2001. \fIdouble\fP 版の関数は SVr4, 4.3BSD, C89 にも準拠している。
.SH 注意
-SUSv2 と POSIX.1-2001 にはオーバーフローに関する記述があり、
-オーバーフローの場合には、
-.I errno
-を
-.B ERANGE
-に設定するか、
-.B FE_OVERFLOW
-例外を発生することとされている。
-実際のところ、現行のマシンでは結果がオーバーフローを起こすことはないので、
-このエラー処理は意味がない。
.\" The POSIX.1-2001 APPLICATION USAGE SECTION discusses this point.
-(より正確に言うと、オーバーフローは指数部の最大値が
-仮数部を表すビットの数より小さい場合にしか起こらない。
-IEEE-754 規格の 32 ビットと 64 ビットの浮動小数では、
-指数部の最大値はそれぞれ 128 と 1024 であり、
-仮数部のビット数はそれぞれ 24 と 53 である。)
+SUSv2 と POSIX.1\-2001 にはオーバーフローに関する記述があり、 オーバーフローの場合には、 \fIerrno\fP を \fBERANGE\fP
+に設定するか、 \fBFE_OVERFLOW\fP 例外を発生することとされている。
+実際のところ、どの現行のマシンでも結果がオーバーフローを起こすことはないので、 このエラー処理は意味がない。
+(より正確に言うと、オーバーフローは指数部の最大値が 仮数部を表すビットの数より小さい場合にしか起こらない。 IEEE\-754 規格の 32 ビットと
+64 ビットの浮動小数では、 指数部の最大値はそれぞれ 128 と 1024 であり、 仮数部のビット数はそれぞれ 24 と 53 である。)
.SH 関連項目
-.BR ceil (3),
-.BR lrint (3),
-.BR nearbyint (3),
-.BR rint (3),
-.BR round (3),
-.BR trunc (3)
+\fBceil\fP(3), \fBlrint\fP(3), \fBnearbyint\fP(3), \fBrint\fP(3), \fBround\fP(3),
+\fBtrunc\fP(3)