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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / fnmatch.3
index 0eac0ae..e11b309 100644 (file)
 .\" Modified Sat Jul 24 19:35:54 1993 by Rik Faith (faith@cs.unc.edu)
 .\" Modified Mon Oct 16 00:16:29 2000 following Joseph S. Myers
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1998 NAKANO Takeo all rights reserved.
-.\" Translated 1998-03-18, NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
-.\" Modified 1998-12-18, NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
-.\" Updated 2006-03-05, Akihiro MOTOKI, catch up to LDP v2.25
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.TH FNMATCH 3  2000-10-15 "GNU" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH FNMATCH 3 2000\-10\-15 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 fnmatch \- ファイル名またはパス名へのマッチを行う
 .SH 書式
 .nf
-.B #include <fnmatch.h>
+\fB#include <fnmatch.h>\fP
 .sp
-.BI "int fnmatch(const char *" "pattern" ", const char *" string ", int " flags );
+\fBint fnmatch(const char *\fP\fIpattern\fP\fB, const char *\fP\fIstring\fP\fB, int \fP\fIflags\fP\fB);\fP
 .fi
 .SH 説明
-.BR fnmatch ()
-関数は
-.I strings
-引き数が
-.I pattern
-引き数にマッチするかをチェックする。
-.I pattern
+\fBfnmatch\fP()  関数は \fIstrings\fP 引き数が \fIpattern\fP 引き数にマッチするかをチェックする。 \fIpattern\fP
 にはシェルのワイルドカードパターンを与える。
 .PP
-.I flags
-引き数により動作を変更できる。
-.I flags
-は以下のフラグのビット毎の OR で指定する。
-.TP
-.B FNM_NOESCAPE
-このフラグがセットされていると、バックスラッシュ (\\) をエスケープ文字
-ではなく通常の文字として扱う。
-.TP
-.B FNM_PATHNAME
-このフラグがセットされていると、
-.I string
-中のスラッシュ (/) を
-.I pattern
-にあるスラッシュそのものにだけマッチさせ、
-アスタリスク (*) や疑問符 (?) のメタキャラクタや、
-スラッシュを含むブラケット表現 ([]) にはマッチさせない。
-.TP
-.B FNM_PERIOD
-このフラグがセットされていると、
-.I string
-の先頭ピリオド (leading period) は
-.I pattern
-中のピリオドそのものにしかマッチしない。先頭ピリオドとは、
-.I string
-の最初の文字位置にあるピリオドのことである。ただし
-.B FNM_PATHNAME
-フラグが同時にセットされている場合には、スラッシュの直後に続くピリオド
-も先頭ピリオドとみなされる。
-.TP
-.B FNM_FILE_NAME
-これは \fBFNM_PATHNAME\fR に対する GNU での同義語である.
-.TP
-.B FNM_LEADING_DIR
-このフラグは GNU での拡張である。これがセットされている場合には、
-パターンが
-.I string
-の最初の部分 (にスラッシュを付けたもの) にマッチすれば、
-マッチしたものとみなされる。
-このフラグは主として glibc で内部的に使用し、そのためのみ実装されている。
-.TP
-.B FNM_CASEFOLD
-このフラグは GNU での拡張である。これがセットされている場合には、
-パターンのマッチに大文字小文字が区別されない。
+\fIflags\fP 引き数により動作を変更できる。 \fIflags\fP は以下のフラグのビット毎の OR で指定する。
+.TP 
+\fBFNM_NOESCAPE\fP
+このフラグがセットされていると、バックスラッシュ (\e) をエスケープ文字 ではなく通常の文字として扱う。
+.TP 
+\fBFNM_PATHNAME\fP
+このフラグがセットされていると、 \fIstring\fP 中のスラッシュ (/) を \fIpattern\fP にあるスラッシュそのものにだけマッチさせ、
+アスタリスク (*) や疑問符 (?) のメタキャラクタや、 スラッシュを含むブラケット表現 ([]) にはマッチさせない。
+.TP 
+\fBFNM_PERIOD\fP
+このフラグがセットされていると、 \fIstring\fP の先頭ピリオド (leading period) は \fIpattern\fP
+中のピリオドそのものにしかマッチしない。先頭ピリオドとは、 \fIstring\fP の最初の文字位置にあるピリオドのことである。ただし
+\fBFNM_PATHNAME\fP フラグが同時にセットされている場合には、スラッシュの直後に続くピリオド も先頭ピリオドとみなされる。
+.TP 
+\fBFNM_FILE_NAME\fP
+これは \fBFNM_PATHNAME\fP に対する GNU での同義語である.
+.TP 
+\fBFNM_LEADING_DIR\fP
+このフラグは GNU での拡張である。これがセットされている場合には、 パターンが \fIstring\fP の最初の部分 (にスラッシュを付けたもの)
+にマッチすれば、 マッチしたものとみなされる。 このフラグは主として glibc で内部的に使用し、そのためのみ実装されている。
+.TP 
+\fBFNM_CASEFOLD\fP
+このフラグは GNU での拡張である。これがセットされている場合には、 パターンのマッチに大文字小文字が区別されない。
 .SH 返り値
-.I string
-が
-.I pattern
-にマッチすれば 0 を返す。マッチしなかった場合には
-.B FNM_NOMATCH
+\fIstring\fP が \fIpattern\fP にマッチすれば 0 を返す。マッチしなかった場合には \fBFNM_NOMATCH\fP
 を返す。エラーの場合にはそれ以外の非ゼロ値を返す。
 .SH 準拠
-POSIX.2.
-.BR FNM_FILE_NAME ", " FNM_LEADING_DIR ", " FNM_CASEFOLD
-フラグは GNU の拡張である。
+POSIX.2.  \fBFNM_FILE_NAME\fP, \fBFNM_LEADING_DIR\fP, \fBFNM_CASEFOLD\fP フラグは GNU
+の拡張である。
 .SH 関連項目
-.BR sh (1),
-.BR glob (3),
-.BR scandir (3),
-.BR wordexp (3),
-.BR glob (7)
+\fBsh\fP(1), \fBglob\fP(3), \fBscandir\fP(3), \fBwordexp\fP(3), \fBglob\fP(7)