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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / ftok.3
index 8f28152..c70c1d2 100644 (file)
 .\"    Changed data type of proj_id; minor fixes
 .\"    aeb: further fixes; added notes.
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1998 NAKANO Takeo all rights reserved.
-.\" Translated Tue Apr 28 1998 by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
-.\" Updated Sun 6 Jan 2002 by NAKANO Takeo
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.TH FTOK 3 2001-11-28 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH FTOK 3 2001\-11\-28 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 ftok \- パス名とプロジェクト識別子を System V IPC キーに変換する
 .SH 書式
 .nf
-.B #include <sys/types.h>
-.B #include <sys/ipc.h>
+\fB#include <sys/types.h>\fP
+\fB#include <sys/ipc.h>\fP
 .fi
 .sp
-.BI "key_t ftok(const char *" pathname ", int " proj_id );
+\fBkey_t ftok(const char *\fP\fIpathname\fP\fB, int \fP\fIproj_id\fP\fB);\fP
 .SH 説明
-.BR ftok ()
-関数は
-.I pathname
-で与えられたファイル (存在し、アクセス可能でなければならない)
-のファイル名の識別情報 (identity) と、
-.I proj_id
-(0 であってはならない) の低位 8 ビットとを用いて、
-.I key_t
-型の System V IPC キーを生成する。
-このキーは
-.BR msgget (2),
-.BR semget (2),
-.BR shmget (2)
-などでの利用に適している。
+\fBftok\fP()  関数は \fIpathname\fP で与えられたファイル (存在し、アクセス可能でなければならない)  のファイル名の識別情報
+(identity) と、 \fIproj_id\fP (0 であってはならない) の低位 8 ビットとを用いて、 \fIkey_t\fP 型の System V
+IPC キーを生成する。 このキーは \fBmsgget\fP(2), \fBsemget\fP(2), \fBshmget\fP(2)  などでの利用に適している。
 .LP
-同じファイルを示すあらゆるパス名と、同じ
-.I proj_id
-に対しては、結果の値は等しくなる。
-ファイルが違ったり (この場合両者は同時に存在しているはず)、
-.I proj_id
-が異なると、返り値も異なる。
+同じファイルを示すあらゆるパス名と、同じ \fIproj_id\fP に対しては、結果の値は等しくなる。 ファイルが違ったり
+(この場合両者は同時に存在しているはず)、 \fIproj_id\fP が異なると、返り値も異なる。
 .SH 返り値
-成功した場合は生成された
-.I key_t
-の値が返される。
-失敗すると \-1 が返され、エラーの内容が
-.B errno
-に書き込まれる。この内容はシステムコール
-.BR stat (2)
-のものと同じである。
+成功した場合は生成された \fIkey_t\fP の値が返される。 失敗すると \-1 が返され、エラーの内容が \fBerrno\fP
+に書き込まれる。この内容はシステムコール \fBstat\fP(2)  のものと同じである。
 .SH 準拠
-POSIX.1-2001.
+POSIX.1\-2001.
 .SH 注意
-libc4 と libc5 (および SunOS 4.x) では、
-プロトタイプは以下のようになっている。
+libc4 と libc5 (および SunOS 4.x) では、 プロトタイプは以下のようになっている。
 .sp
 .RS
-.BI "key_t ftok(char *" pathname ", char " proj_id );
+\fBkey_t ftok(char *\fP\fIpathname\fP\fB, char \fP\fIproj_id\fP\fB);\fP
 .RE
 .PP
-現在では
-.I proj_id
-は
-.I int
-だが、依然として 8 ビットしか用いられない。
-通常は ASCII キャラクタが
-.I proj_id
-に用いられる。
-.I proj_id
-が 0 のときの振る舞いが未定義になっているのは、これが理由である。
+現在では \fIproj_id\fP は \fIint\fP だが、依然として 8 ビットしか用いられない。 通常は ASCII キャラクタが \fIproj_id\fP
+に用いられる。 \fIproj_id\fP が 0 のときの振る舞いが未定義になっているのは、これが理由である。
 .LP
-もちろん
-.I key_t
-が他と重ならないものであるかどうかは保証されない。
-最善の場合の組み合わせを考えても、
-.I proj_id
-の 1 バイト、i ノード番号の低位 16 ビット、および
-デバイス番号の低位 8 ビットなので、結果は 32 ビットに過ぎない。
-例えば
-.I /dev/hda1
-と
-.I /dev/sda1
-それぞれにあるファイルに対して、衝突は容易に起こりうる。
+もちろん \fIkey_t\fP が他と重ならないものであるかどうかは保証されない。 最善の場合の組み合わせを考えても、 \fIproj_id\fP の 1
+バイト、i ノード番号の低位 16 ビット、および デバイス番号の低位 8 ビットなので、結果は 32 ビットに過ぎない。 例えば
+\fI/dev/hda1\fP と \fI/dev/sda1\fP それぞれにあるファイルに対して、衝突は容易に起こりうる。
 .SH 関連項目
-.BR msgget (2),
-.BR semget (2),
-.BR shmget (2),
-.BR stat (2),
-.BR svipc (7)
+\fBmsgget\fP(2), \fBsemget\fP(2), \fBshmget\fP(2), \fBstat\fP(2), \fBsvipc\fP(7)