.\"
.\" Modified 2003-11-18, aeb: historical remarks
.\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2002 Akihiro MOTOKI
-.\" all rights reserved.
-.\" historical remarks: Japanese Version Copyright (c) 2005 SAITOH Akira
-.\" all rights reserved.
-.\" Translated Sun Sep 22 08:34:42 2002
-.\" by Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
-.\" Updated & Modified Sat Feb 19 05:50:00 2005
-.\" by SAITOH Akira <s-akira@users.sourceforge.net>
-.\" Updated 2008-09-16, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\"*******************************************************************
.\"
-.TH GAMMA 3 2008-08-05 "GNU" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH GAMMA 3 2008\-08\-05 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
gamma, gammaf, gammal \- ガンマ関数 (の自然対数)
.SH 書式
-.B #include <math.h>
+\fB#include <math.h>\fP
.sp
-.BI "double gamma(double " x ");"
+\fBdouble gamma(double \fP\fIx\fP\fB);\fP
.br
-.BI "float gammaf(float " x ");"
+\fBfloat gammaf(float \fP\fIx\fP\fB);\fP
.br
-.BI "long double gammal(long double " x ");"
+\fBlong double gammal(long double \fP\fIx\fP\fB);\fP
.sp
\fI\-lm\fP でリンクする。
.sp
.in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照):
.in
.sp
.ad l
-.BR gamma ():
+\fBgamma\fP():
.RS 4
_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE
.RE
-.BR gammaf (),
-.BR gammal ():
+\fBgammaf\fP(), \fBgammal\fP():
.RS 4
-_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 600
.\" Also seems to work: -std=c99 -D_XOPEN_SOURCE
+_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 600
.RE
.ad b
.SH 説明
-これらの関数は非推奨である。その代わり、場面に応じて
-.BR tgamma (3)
-か
-.BR lgamma (3)
-を使うこと。
+これらの関数は非推奨である。その代わり、場面に応じて \fBtgamma\fP(3) か \fBlgamma\fP(3) を使うこと。
-ガンマ関数の定義については、
-.BR tgamma (3)
-を参照のこと。
+ガンマ関数の定義については、 \fBtgamma\fP(3) を参照のこと。
.SS *BSD版
-4.4BSD の libm と FreeBSD のいくつかのバージョンには、関数
-.BR gamma ()
+4.4BSD の libm と FreeBSD のいくつかのバージョンには、関数 \fBgamma\fP()
が含まれており、期待通りガンマ関数を計算できる。
.SS glibc版
-Glibcは、関数
-.BR gamma ()
-を含んでいるが、これは
-.BR lgamma (3)
-と等価であり、ガンマ関数の自然対数を計算する。
+Glibcは、関数 \fBgamma\fP() を含んでいるが、これは \fBlgamma\fP(3) と等価であり、ガンマ関数の自然対数を計算する。
.SH 返り値
-.BR lgamma (3)
-を参照。
+\fBlgamma\fP(3) を参照。
.SH エラー
-.BR lgamma (3)
-を参照。
+\fBlgamma\fP(3) を参照。
.SH 準拠
-システムによって振舞いが異なるという歴史的な経緯のため、
-この関数はどの標準規格でも規定されていない。
+システムによって振舞いが異なるという歴史的な経緯のため、 この関数はどの標準規格でも規定されていない。
.SH 注意
.SS 歴史
-4.2BSDにおいては、関数
-.BR gamma ()
-が実際に計算するのは
-.RI ln(|Gamma(| x |)|)
-であり、
-.RI Gamma(| x |)
-の符号が extern int \fIsigngam\fP に格納されていた。
-4.3BSDになって関数名が変更され、
-.BR lgamma (3)
-となり、そのマニュアルページでは
+4.2BSDにおいては、関数 \fBgamma\fP() が実際に計算するのは ln(|Gamma(|\fIx\fP|)|) であり、
+Gamma(|\fIx\fP|) の符号が extern int \fIsigngam\fP に格納されていた。 4.3BSDになって関数名が変更され、
+\fBlgamma\fP(3) となり、そのマニュアルページでは
.sp
.in +4n
-「いつの日か gamma の名は復活し、ガンマ関数に冠されるであろう」
+"「いつの日か gamma の名は復活し、ガンマ関数に冠されるであろう」"
.in
.sp
-という誓いが述べられていた。
.\" The FreeBSD man page says about gamma() that it is like lgamma()
.\" except that is does not set signgam.
.\" Also, that 4.4BSD has a gamma() that computes the true gamma function.
-これは4.4BSDになって実現され、
-.BR gamma ()
-はまさにガンマ関数を計算するようになった。
-(もう \fIsigngam\fP には作用しない。)
-ところが、これが登場する時期が遅すぎたため、
-.BR tgamma (3)
+という誓いが述べられていた。 これは4.4BSDになって実現され、 \fBgamma\fP() はまさにガンマ関数を計算するようになった。 (もう
+\fIsigngam\fP には作用しない。) ところが、これが登場する時期が遅すぎたため、 \fBtgamma\fP(3)
という「本当のガンマ関数」がすでに存在しているのである。
-.\" FreeBSDのマニュアルによれば、gamma()はsigngamをセットしない
-.\" ことを除けばlgamma()と同様だという。
-.\" また、4.4BSDではgamma()は本当のガンマ関数を計算するともいう。
.SH 関連項目
-.BR lgamma (3),
-.BR signgam (3),
-.BR tgamma (3)
+\fBlgamma\fP(3), \fBsigngam\fP(3), \fBtgamma\fP(3)