.\" Portions Copyright 1993 Mitchum DSouza <m.dsouza@mrc-apu.cam.ac.uk>
.\"
.\" Modified Tue Oct 22 00:22:35 EDT 1996 by Eric S. Raymond <esr@thyrsus.com>
+.\"*******************************************************************
.\"
-.\" (Previously this file is gethostid.2)
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 SUTO, Mitsuaki
-.\" all rights reserved.
-.\" Translated 1997-06-27, SUTO, Mitsuaki <suto@av.crl.sony.co.jp>
-.\" Modified 1999-05-21, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
.\"
-.\" (Move to section 3 in LDP v3.16 since the interfaces are purely glibc)
-.\" Updated 2009-01-16, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v3.16
-.\"
-.TH GETHOSTID 3 2010-09-20 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH GETHOSTID 3 2010\-09\-20 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
gethostid, sethostid \- 現在のホストの固有の識別子を取得/設定する
.SH 書式
-.B #include <unistd.h>
+\fB#include <unistd.h>\fP
.sp
-.B long gethostid(void);
+\fBlong gethostid(void);\fP
.br
-.BI "int sethostid(long " hostid );
+\fBint sethostid(long \fP\fIhostid\fP\fB);\fP
.sp
.in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照):
.in
.sp
.ad l
.br
-.BR gethostid ():
+\fBgethostid\fP():
.RS 4
-_BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 ||
-_XOPEN_SOURCE\ &&\ _XOPEN_SOURCE_EXTENDED
+_BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 || _XOPEN_SOURCE\ &&\ _XOPEN_SOURCE_EXTENDED
.RE
-.BR sethostid ():
+\fBsethostid\fP():
.RS 4
_BSD_SOURCE || (_XOPEN_SOURCE && _XOPEN_SOURCE\ <\ 500)
.RE
.ad b
.SH 説明
-.BR gethostid ()
-と
-.BR sethostid ()
-は、それぞれ、現在使用しているホストに固有の 32 ビットの識別子の
-取得/設定を行う。
-この 32 ビットの識別子は、現在存在している全ての UNIX システム
-の中で唯一になるように決められる。通常は
-.BR gethostbyname (3)
-により返されるローカルマシンの Internet アドレスが代わりに使用され、
+\fBgethostid\fP() と \fBsethostid\fP() は、それぞれ、現在使用しているホストに固有の 32 ビットの識別子の
+取得/設定を行う。 この 32 ビットの識別子は、現在存在している全ての UNIX システム の中で唯一になるように決められる。通常は
+\fBgethostbyname\fP(3) により返されるローカルマシンの Internet アドレスが代わりに使用され、
普通は識別子をあえて設定する必要はない。
-.BR sethostid ()
-はスーパーユーザしか使用できない。
+\fBsethostid\fP() はスーパーユーザしか使用できない。
.SH 返り値
-.BR gethostid ()
-は、
-.BR sethostid ()
-によって設定された、現在使用しているホストの 32 ビットの識別子の値を返す。
+\fBgethostid\fP() は、 \fBsethostid\fP() によって設定された、現在使用しているホストの 32 ビットの識別子の値を返す。
-成功すると、
-.BR sethostid ()
-は 0 を返す。
-エラーの場合、\-1 を返し、
-.I errno
-にエラーを示す値を設定する。
+成功すると、 \fBsethostid\fP() は 0 を返す。 エラーの場合、\-1 を返し、 \fIerrno\fP にエラーを示す値を設定する。
.SH エラー
-.BR sethostid ()
-は以下のエラーで失敗する可能性がある。
-.TP
-.B EACCES
-呼び出し元がホスト ID を保存するのに使用されるファイルへの
-書き込み許可を持っていなかった。
-.TP
-.B EPERM
+\fBsethostid\fP() は以下のエラーで失敗する可能性がある。
+.TP
+\fBEACCES\fP
+呼び出し元がホスト ID を保存するのに使用されるファイルへの 書き込み許可を持っていなかった。
+.TP
+\fBEPERM\fP
呼び出し元プロセスの実効 UID/GID が対応する実 UID/GID と同じではない。
.SH 準拠
-4.2BSD。4.4BSD ではこれらの関数はなくなった。
-SVr4 には
-.BR gethostid ()
-は含まれているが、
-.BR sethostid ()
-は含まれていない。
-POSIX.1-2001 では、
-.BR gethostid ()
-は規定されているが、
-.BR sethostid ()
-は規定されていない。
+4.2BSD。4.4BSD ではこれらの関数はなくなった。 SVr4 には \fBgethostid\fP() は含まれているが、
+\fBsethostid\fP() は含まれていない。 POSIX.1\-2001 では、 \fBgethostid\fP() は規定されているが、
+\fBsethostid\fP() は規定されていない。
.SH 注意
-glibc の実装では、
-.I hostid
-はファイル
-.I /etc/hostid
-に保存される
-(バージョン 2.2 より前の glibc では、
-.I /var/adm/hostid
-が使用されていた)。
.\" libc5 used /etc/hostid; libc4 didn't have these functions
+glibc の実装では、 \fIhostid\fP はファイル \fI/etc/hostid\fP に保存される (バージョン 2.2 より前の glibc では、
+\fI/var/adm/hostid\fP が使用されていた)。
-glibc の実装では、ホスト ID を保存したファイルを
-オープンできなかった場合、
-.BR gethostid ()
-は
-.BR gethostname (2)
-を使ってホスト名を入手し、そのホスト名を
-.BR gethostbyname_r (3)
-に渡しホストの IPv4 アドレスを取得して、
-その IPv4 アドレスのビット入れ替えを行った値を返す。
+glibc の実装では、ホスト ID を保存したファイルを オープンできなかった場合、 \fBgethostid\fP() は
+\fBgethostname\fP(2) を使ってホスト名を入手し、そのホスト名を \fBgethostbyname_r\fP(3) に渡しホストの IPv4
+アドレスを取得して、 その IPv4 アドレスのビット入れ替えを行った値を返す。
.SH バグ
識別子が世界中で一意であることを保証することはできない。
.SH 関連項目
-.BR hostid (1),
-.BR gethostbyname (3)
+\fBhostid\fP(1), \fBgethostbyname\fP(3)