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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / gsignal.3
index 1597930..ee38063 100644 (file)
 .\"
 .\" This replaces an earlier man page written by Walter Harms
 .\" <walter.harms@informatik.uni-oldenburg.de>.
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2002 Akihiro MOTOKI, all rights reserved.
-.\" Translated Mon Feb  2 2003 by Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.\"WORD:        broken          正しく実装されていない
-.\"
-.TH GSIGNAL 3  2007-07-26 "" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH GSIGNAL 3 2007\-07\-26 "" "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 gsignal, ssignal \- ソフトウェア・シグナル機能
 .SH 書式
 .nf
-.B #include <signal.h>
+\fB#include <signal.h>\fP
 .sp
-.B typedef void (*sighandler_t)(int);
+\fBtypedef void (*sighandler_t)(int);\fP
 .sp
-.BI "int gsignal(int " signum );
+\fBint gsignal(int \fP\fIsignum\fP\fB);\fP
 .sp
-.BI "sighandler_t ssignal(int " signum ", sighandler_t " action );
+\fBsighandler_t ssignal(int \fP\fIsignum\fP\fB, sighandler_t \fP\fIaction\fP\fB);\fP
 .fi
 .sp
 .in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参照):
 .in
 .sp
-.BR gsignal (),
-.BR ssignal ():
-_SVID_SOURCE
+\fBgsignal\fP(), \fBssignal\fP(): _SVID_SOURCE
 .SH 説明
-Linux ではこれらの関数を使用しないこと。
-過去に間違いがあり、Linux では
-.BR gsignal ()
-と
-.BR ssignal ()
-はそれぞれ
-.BR raise (3)
-と
-.BR signal (2)
-の別名になっている。
+Linux ではこれらの関数を使用しないこと。 過去に間違いがあり、Linux では \fBgsignal\fP()  と \fBssignal\fP()
+はそれぞれ \fBraise\fP(3)  と \fBsignal\fP(2)  の別名になっている。
 .LP
-一方、System V 風のシステムでは、これらの関数で、
-従来の
-.BR signal (2)
-や
-.BR kill (2)
-の関数群とは完全に独立な、
-ソフトウェア・シグナリングを実現している。
-.BR ssignal ()
-関数は、番号
-.I signum
-のソフトウェア・シグナルが
-.BR gsignal ()
-関数を使って発生された時にとるべきアクションを定義する。
-.BR gsignal ()
-の返り値は、一つ前に指定されていたアクション、もしくは
-.B SIG_DFL
-である。
-.BR gsignal ()
-は以下のような動作を行う:
-.I signum
-に対してアクションが指定されていないか、アクション
-.B SIG_DFL
-が指定されていた場合、何もせずに 0 を返す。
-.I signum
-に対して アクション
-.B SIG_IGN
-が指定されていた場合、何もせずに 1 を返す。
-それ以外の場合、アクションを
-.B SIG_DFL
-にリセットし、引き数に
-.I signum
-を指定してアクション関数を呼び出して、アクション関数の返り値を返す。
-.I signum
-がとり得る値の範囲は実装により異なる (多くの場合 1〜15 か 1〜17 である)。
+一方、System V 風のシステムでは、これらの関数で、 従来の \fBsignal\fP(2)  や \fBkill\fP(2)  の関数群とは完全に独立な、
+ソフトウェア・シグナリングを実現している。 \fBssignal\fP()  関数は、番号 \fIsignum\fP のソフトウェア・シグナルが
+\fBgsignal\fP()  関数を使って発生された時にとるべきアクションを定義する。 \fBgsignal\fP()
+の返り値は、一つ前に指定されていたアクション、もしくは \fBSIG_DFL\fP である。 \fBgsignal\fP()  は以下のような動作を行う:
+\fIsignum\fP に対してアクションが指定されていないか、アクション \fBSIG_DFL\fP が指定されていた場合、何もせずに 0 を返す。
+\fIsignum\fP に対して アクション \fBSIG_IGN\fP が指定されていた場合、何もせずに 1 を返す。 それ以外の場合、アクションを
+\fBSIG_DFL\fP にリセットし、引き数に \fIsignum\fP を指定してアクション関数を呼び出して、アクション関数の返り値を返す。
+\fIsignum\fP がとり得る値の範囲は実装により異なる (多くの場合 1〜15 か 1〜17 である)。
 .SH 準拠
-これらの関数は、AIX, DG/UX, HP-UX, SCO, Solaris, Tru64 で使用可能である。
-これらのシステムのほとんどで廃止されたことになっており、
-Linux の libc および glibc では正しく実装されていない。
-.BR gsignal_r ()
-と
-.BR ssignal_r ()
-が実装されているシステムもある。
+これらの関数は、AIX, DG/UX, HP\-UX, SCO, Solaris, Tru64 で使用可能である。
+これらのシステムのほとんどで廃止されたことになっており、 Linux の libc および glibc では正しく実装されていない。
+\fBgsignal_r\fP()  と \fBssignal_r\fP()  が実装されているシステムもある。
 .SH 関連項目
-.BR kill (2),
-.BR signal (2),
-.BR raise (3)
+\fBkill\fP(2), \fBsignal\fP(2), \fBraise\fP(3)