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.\" 2006-05-19, mtk, various edits and example program
.\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2006 Akihiro MOTOKI all rights reserved.
-.\" Translated 2006-07-31, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\"*******************************************************************
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-.TH RPMATCH 3 2007-07-26 "GNU" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH RPMATCH 3 2007\-07\-26 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
rpmatch \- 質問への応答が肯定か否定かを判定する
.SH 書式
.nf
-.B #include <stdlib.h>
+\fB#include <stdlib.h>\fP
-.BI "int rpmatch(const char *" response );
+\fBint rpmatch(const char *\fP\fIresponse\fP\fB);\fP
.fi
.sp
.in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照):
.in
.sp
-.BR rpmatch ():
-_SVID_SOURCE
+\fBrpmatch\fP(): _SVID_SOURCE
.SH 説明
-.BR rpmatch ()
-は yes/no の質問に対するユーザからの応答を処理する。
-国際化 (I18N) に対応している。
+\fBrpmatch\fP() は yes/no の質問に対するユーザからの応答を処理する。 国際化 (I18N) に対応している。
-.I response
-にはユーザからの応答を格納した NULL 終端文字列が入っている必要がある。
-たいていは、
-.BR fgets (3)
-や
-.BR getline (3)
-で取り込んだものであろう。
+\fIresponse\fP にはユーザからの応答を格納した NULL 終端文字列が入っている必要がある。 たいていは、 \fBfgets\fP(3) や
+\fBgetline\fP(3) で取り込んだものであろう。
-プログラムが
-.BR setlocale (3)
-を呼び出して環境変数の変更を有効にした場合、
-環境変数 \fBLANG\fP, \fBLC_MESSAGES\fP, \fBLC_ALL\fP が
-ユーザの言語設定として考慮される。
+プログラムが \fBsetlocale\fP(3) を呼び出して環境変数の変更を有効にした場合、 環境変数 \fBLANG\fP, \fBLC_MESSAGES\fP,
+\fBLC_ALL\fP が ユーザの言語設定として考慮される。
-ロケールに関わらず、\fB^[Yy]\fP にマッチする応答は常に肯定だと解釈され、
-\fB^[Nn]\fP にマッチする応答は常に否定だと解釈される。
+ロケールに関わらず、\fB^[Yy]\fP にマッチする応答は常に肯定だと解釈され、 \fB^[Nn]\fP にマッチする応答は常に否定だと解釈される。
.SH 返り値
-.I response
-を検査した後、
-.BR rpmatch ()
-は否定的な応答 ("no") と認識した場合は 0 を返し、
-肯定的な応答 ("yes") と認識した場合は 1 を返す。
-.I response
-の値を解釈できなかった場合は \-1 を返す。
+\fIresponse\fP を検査した後、 \fBrpmatch\fP() は否定的な応答 ("no") と認識した場合は 0 を返し、 肯定的な応答
+("yes") と認識した場合は 1 を返す。 \fIresponse\fP の値を解釈できなかった場合は \-1 を返す。
.SH エラー
-返り値 \-1 が返った場合、入力が不正であったか、他の何らかのエラーが
-あったことを意味する。返り値が 0 以外かどうかを確認するだけでは
+返り値 \-1 が返った場合、入力が不正であったか、他の何らかのエラーが あったことを意味する。返り値が 0 以外かどうかを確認するだけでは
十分ではない。
-.BR rpmatch ()
-は、
-.BR regcomp (3)
-や
-.BR regexec (3)
-が失敗する理由のどれかで失敗することがある。
-エラーの原因を
-.I errno
-や他の何かで知ることはできないが、
-.I errno
-は正規表現エンジンの失敗の原因を示している
-(但し、このケースと
-.I response
-の値を認識できずに失敗した場合を区別することはできない)。
+\fBrpmatch\fP() は、 \fBregcomp\fP(3) や \fBregexec\fP(3) が失敗する理由のどれかで失敗することがある。
+エラーの原因を \fIerrno\fP や他の何かで知ることはできないが、 \fIerrno\fP は正規表現エンジンの失敗の原因を示している (但し、このケースと
+\fIresponse\fP の値を認識できずに失敗した場合を区別することはできない)。
.SH 準拠
-.BR rpmatch ()
-はどの標準でも必須となっていないが、
-Linux 以外にも利用できるシステムもいくつかは存在する。
-.\" 少なくとも AIX 5.1 と FreeBSD 6.0 では利用できる。
+.\" It is available on at least AIX 5.1 and FreeBSD 6.0.
+\fBrpmatch\fP() はどの標準でも必須となっていないが、 Linux 以外にも利用できるシステムもいくつかは存在する。
.SH バグ
-.BR rpmatch ()
-の実装は
-.I response
-の最初の 1 文字だけを見ているようである。その結果、
-"nyes" は 0 を返し、
-"ynever; not in a million years" は 1 を返すことになる。
-入力文字列をもっと厳密に解釈した方がよいだろう。
-例えば、
-.RB ( regex (7)
-で説明されている拡張正規表現を使って)
-.BR ^([yY]|yes|YES)$ " や " ^([nN]|no|NO)$
+\fBrpmatch\fP() の実装は \fIresponse\fP の最初の 1 文字だけを見ているようである。その結果、 "nyes" は 0 を返し、
+"ynever; not in a million years" は 1 を返すことになる。 入力文字列をもっと厳密に解釈した方がよいだろう。 例えば、
+(\fBregex\fP(7) で説明されている拡張正規表現を使って) \fB^([yY]|yes|YES)$\fP や \fB^([nN]|no|NO)$\fP
で解釈するなど。
.SH 例
-以下のプログラムは、コマンドライン引き数で
-指定された文字列を
-.BR rpmatch ()
-に渡した場合の結果を表示する。
+以下のプログラムは、コマンドライン引き数で 指定された文字列を \fBrpmatch\fP() に渡した場合の結果を表示する。
.nf
#define _SVID_SOURCE
main(int argc, char *argv[])
{
if (argc != 2 || strcmp(argv[1], "\-\-help") == 0) {
- fprintf(stderr, "%s response\\n", argv[0]);
+ fprintf(stderr, "%s response\en", argv[0]);
exit(EXIT_FAILURE);
}
setlocale(LC_ALL, "");
- printf("rpmatch() returns: %d\\n", rpmatch(argv[1]));
+ printf("rpmatch() returns: %d\en", rpmatch(argv[1]));
exit(EXIT_SUCCESS);
}
.fi
.SH 関連項目
-.BR fgets (3),
-.BR getline (3),
-.BR nl_langinfo (3),
-.BR regcomp (3),
-.BR setlocale (3)
+\fBfgets\fP(3), \fBgetline\fP(3), \fBnl_langinfo\fP(3), \fBregcomp\fP(3),
+\fBsetlocale\fP(3)