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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / setnetgrent.3
index 4829f6c..1644e95 100644 (file)
 .\"  Distributed under GPL
 .\"  based on glibc infopages
 .\" polished - aeb
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2005  Akihiro MOTOKI
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated 2005-02-20, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.TH SETNETGRENT 3 2007-07-26 "GNU" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH SETNETGRENT 3 2007\-07\-26 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 setnetgrent, endnetgrent, getnetgrent, getnetgrent_r, innetgr \-
 ネットワーク・グループのエントリを操作する
 .SH 書式
 .nf
-.B #include <netdb.h>
+\fB#include <netdb.h>\fP
 
-.BI "int setnetgrent(const char *" netgroup );
+\fBint setnetgrent(const char *\fP\fInetgroup\fP\fB);\fP
 
-.B "void endnetgrent(void);"
+\fBvoid endnetgrent(void);\fP
 
-.BI "int getnetgrent(char **" host ", char **" user ", char **" domain );
+\fBint getnetgrent(char **\fP\fIhost\fP\fB, char **\fP\fIuser\fP\fB, char **\fP\fIdomain\fP\fB);\fP
 
-.BI "int getnetgrent_r(char **" host ", char **" user ","
-.BI "                  char **" domain ", char *" buf ", int " buflen );
+\fBint getnetgrent_r(char **\fP\fIhost\fP\fB, char **\fP\fIuser\fP\fB,\fP
+\fB                  char **\fP\fIdomain\fP\fB, char *\fP\fIbuf\fP\fB, int \fP\fIbuflen\fP\fB);\fP
 
-.BI "int innetgr(const char *" netgroup ", const char *" host ","
-.BI "            const char *" user ", const char *" domain );
+\fBint innetgr(const char *\fP\fInetgroup\fP\fB, const char *\fP\fIhost\fP\fB,\fP
+\fB            const char *\fP\fIuser\fP\fB, const char *\fP\fIdomain\fP\fB);\fP
 .fi
 .sp
 .in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参照):
 .in
 .sp
 .ad l
-.BR setnetgrent (),
-.BR endnetgrent (),
-.BR getnetgrent (),
-.BR getnetgrent_r (),
-.BR innetgr ():
-_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
+\fBsetnetgrent\fP(), \fBendnetgrent\fP(), \fBgetnetgrent\fP(), \fBgetnetgrent_r\fP(),
+\fBinnetgr\fP(): _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
 .ad b
 .SH 説明
-.I netgroup
-は SunOS で考案されたものである。ネットグループのデータベースの
-エントリは、 3 つの文字列のリスト
-.RI ( hostname ", " username ", " domainname )
-もしくはネットグループ名である。
-前記のリストの各要素は空であってもよい。
-空は何とでも一致することを意味する。
-本ページで説明する関数を使うことで、ネットグループのデータベースに
-アクセスすることができる。どのデータベースが検索されるかは
-.I /etc/nsswitch.conf
-ファイルで定義されている。
+\fInetgroup\fP は SunOS で考案されたものである。ネットグループのデータベースの エントリは、 3 つの文字列のリスト
+(\fIhostname\fP, \fIusername\fP, \fIdomainname\fP)  もしくはネットグループ名である。
+前記のリストの各要素は空であってもよい。 空は何とでも一致することを意味する。 本ページで説明する関数を使うことで、ネットグループのデータベースに
+アクセスすることができる。どのデータベースが検索されるかは \fI/etc/nsswitch.conf\fP ファイルで定義されている。
 .PP
-.BR setnetgrent ()
-コールは、この後で呼ばれる
-.BR getnetgrent ()
-コールが検索するネットグループを定める。
-.BR getnetgrent ()
-関数はネットグループの次のエントリを取得し、
-.IR host ,
-.IR user ,
-.I domain
-にポインタを入れて返る。
-NULL ポインタは、対応するエントリがどんな文字列とも一致することを意味する。
-得られたポインタは、ネットグループ関係の関数のいずれかが呼ばれるまでの
-間だけ有効である。この問題を避けるためには GNU 拡張の関数
-.BR getnetgrent_r ()
-を使うとよい。この関数は呼び出し側が用意したバッファに
-文字列を格納する。割り当て済のバッファを全て解放するには
-.BR endnetgrent ()
-を使用する。
+\fBsetnetgrent\fP()  コールは、この後で呼ばれる \fBgetnetgrent\fP()  コールが検索するネットグループを定める。
+\fBgetnetgrent\fP()  関数はネットグループの次のエントリを取得し、 \fIhost\fP, \fIuser\fP, \fIdomain\fP
+にポインタを入れて返る。 NULL ポインタは、対応するエントリがどんな文字列とも一致することを意味する。
+得られたポインタは、ネットグループ関係の関数のいずれかが呼ばれるまでの 間だけ有効である。この問題を避けるためには GNU 拡張の関数
+\fBgetnetgrent_r\fP()  を使うとよい。この関数は呼び出し側が用意したバッファに 文字列を格納する。割り当て済のバッファを全て解放するには
+\fBendnetgrent\fP()  を使用する。
 .PP
-ほとんどの場合、
-.RI ( hostname ", " username ", " domainname )
-の3要素の組がネットグループのメンバーかどうかを確認したいだけであろう。
-.BR innetgr ()
-関数を使うと、上記の3つの関数を呼び出さずにこの目的を達成できる。
-もう一度書いておくが、NULL ポインタはワイルドカードであり、
+ほとんどの場合、 (\fIhostname\fP, \fIusername\fP, \fIdomainname\fP)
+の3要素の組がネットグループのメンバーかどうかを確認したいだけであろう。 \fBinnetgr\fP()
+関数を使うと、上記の3つの関数を呼び出さずにこの目的を達成できる。 もう一度書いておくが、NULL ポインタはワイルドカードであり、
 あらゆる文字列と一致する。この関数はスレッドセーフである。
 .SH 返り値
 これらの関数は成功すると 1 を、失敗すると 0 を返す。
 .SH ファイル
-.I /etc/netgroup
+\fI/etc/netgroup\fP
 .br
-.I /etc/nsswitch.conf
+\fI/etc/nsswitch.conf\fP
 .SH 準拠
-これらの関数は POSIX.1-2001 にはないが、
-setnetgrent (),
-endnetgrent (),
-getnetgrent (),
-innetgr ()
-はほとんどの UNIX システムで利用可能である。
-.BR getnetgrent_r ()
-は広く他のシステムで利用できるわけではない。
 .\" getnetgrent_r() is on Solaris 8 and AIX 5.1, but not the BSDs.
+これらの関数は POSIX.1\-2001 にはないが、 setnetgrent (), endnetgrent (), getnetgrent (),
+innetgr ()  はほとんどの UNIX システムで利用可能である。 \fBgetnetgrent_r\fP()
+は広く他のシステムで利用できるわけではない。
 .SH 注意
-BSD の実装では
-.BR setnetgrent ()
-は void を返す。
+BSD の実装では \fBsetnetgrent\fP()  は void を返す。
 .SH 関連項目
-.BR sethostent (3),
-.BR setprotoent (3),
-.BR setservent (3)
+\fBsethostent\fP(3), \fBsetprotoent\fP(3), \fBsetservent\fP(3)