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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / sigpause.3
index fd78a53..ad31f6b 100644 (file)
 .\" Formatted or processed versions of this manual, if unaccompanied by
 .\" the source, must acknowledge the copyright and authors of this work.
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HANATAKA Shinya
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated 1997-03-03, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
-.\" Updated 2005-12-05, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
-.\"   Catch up to LDP man-pages 2.16
-.\"   Rename sigpause.2 to sigpause.3, and modified a little.
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\"WORD:       signal                  シグナル
-.\"WORD:       interrupt               割り込み
-.\"WORD:       mask                    マスク
-.\"WORD:       block                   ブロックする
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.TH SIGPAUSE 3 2010-09-12 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH SIGPAUSE 3 2010\-09\-12 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 sigpause \- ブロックされたシグナルをアトミックに解放して割り込みを待つ
 .SH 書式
 .nf
-.B #include <signal.h>
+\fB#include <signal.h>\fP
 .sp
-.BI "int sigpause(int " sigmask ");  /* BSD */"
+\fBint sigpause(int \fP\fIsigmask\fP\fB);  /* BSD */\fP
 .sp
-.BI "int sigpause(int " sig ");      /* System V / UNIX 95 */"
+\fBint sigpause(int \fP\fIsig\fP\fB);      /* System V / UNIX 95 */\fP
 .fi
 .SH 説明
-この関数を使わないこと。
-代わりに
-.BR sigsuspend (2)
-を使うこと。
+この関数を使わないこと。 代わりに \fBsigsuspend\fP(2)  を使うこと。
 .LP
-関数
-.BR sigpause ()
-はシグナルを待つように設計されている。
-この関数はプロセスのシグナルマスク (ブロックされたシグナルのセット) を変更し、
-シグナルが到着するのを待つ。
-シグナルが到着すると、シグナルマスクは元に戻される。
+関数 \fBsigpause\fP()  はシグナルを待つように設計されている。 この関数はプロセスのシグナルマスク (ブロックされたシグナルのセット)
+を変更し、 シグナルが到着するのを待つ。 シグナルが到着すると、シグナルマスクは元に戻される。
 .SH 返り値
-.BR sigpause ()
-が返った場合、この関数はシグナルによって割り込まれている。
-返り値は \-1 で、
-.I errno
-は
-.B EINTR
+\fBsigpause\fP()  が返った場合、この関数はシグナルによって割り込まれている。 返り値は \-1 で、 \fIerrno\fP は \fBEINTR\fP
 に設定される。
 .SH 準拠
-System V 版の
-.BR sigpause ()
-は POSIX.1-2001 で標準化されている。
-.SH 備考
+System V 版の \fBsigpause\fP()  は POSIX.1\-2001 で標準化されている。
+.SH 注意
 .SS 歴史
-この関数の古典的な BSD 版は 4.2BSD で登場した。
-この関数はプロセスのシグナルマスクを
-.I sigmask
-に設定する。
-UNIX 95 では BSD 版と互換性のない System V 版のこの関数が標準化された。
-UNIX 95 版は、指定されたシグナル
-.I sig
-をプロセスのシグナルマスクから削除するだけである。
 .\" __xpg_sigpause: UNIX 95, spec 1170, SVID, SVr4, XPG
-同じ名前で互換性のない 2 つの関数があるという不幸な事態は、
-.BR \%sigsuspend (2)
-関数によって解消された。
-この関数は
-.RI ( int
-の代わりに)
-.B "sigset_t *"
-引き数をとる。
-.SS Linux での注意
-Linux では、このルーチンは Sparc (sparc64) アーキテクチャでのみ
-システムコールとなっている。
+この関数の古典的な BSD 版は 4.2BSD で登場した。 この関数はプロセスのシグナルマスクを \fIsigmask\fP に設定する。 UNIX 95
+では BSD 版と互換性のない System V 版のこの関数が標準化された。 UNIX 95 版は、指定されたシグナル \fIsig\fP
+をプロセスのシグナルマスクから削除するだけである。 同じ名前で互換性のない 2 つの関数があるという不幸な事態は、 \fB\%sigsuspend\fP(2)
+関数によって解消された。 この関数は (\fIint\fP の代わりに)  \fBsigset_t *\fP 引き数をとる。
+.SS "Linux での注意"
+Linux では、このルーチンは Sparc (sparc64) アーキテクチャでのみ システムコールとなっている。
 
 libc4 と libc5 には BSD 版しかない。
 
-機能検査マクロ
-.B _BSD_SOURCE
-が定義され、
-.BR _POSIX_SOURCE ,
-.BR _POSIX_C_SOURCE ,
-.BR _XOPEN_SOURCE ,
-.BR _GNU_SOURCE ,
-.B _SVID_SOURCE
-のいずれも定義されていない場合、
-glibc は BSD 版を使う。
-それ以外の場合には、System V 版を使用する。
 .\"
-.\" BSD 版では、
-.\" .RI 「 sigmask
-.\" を 0 にして、どのシグナルもブロックされないようにする」
-.\" というのがよく使われる。
+.\" For the BSD version, one usually uses a zero
+.\" .I sigmask
+.\" to indicate that no signals are to be blocked.
+機能検査マクロ \fB_BSD_SOURCE\fP が定義され、 \fB_POSIX_SOURCE\fP, \fB_POSIX_C_SOURCE\fP,
+\fB_XOPEN_SOURCE\fP, \fB_GNU_SOURCE\fP, \fB_SVID_SOURCE\fP のいずれも定義されていない場合、 glibc は
+BSD 版を使う。 それ以外の場合には、System V 版を使用する。
 .SH 関連項目
-.BR kill (2),
-.BR sigaction (2),
-.BR sigprocmask (2),
-.BR sigsuspend (2),
-.BR sigblock (3),
-.BR sigvec (3),
-.BR feature_test_macros (7)
+\fBkill\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsigprocmask\fP(2), \fBsigsuspend\fP(2),
+\fBsigblock\fP(3), \fBsigvec\fP(3), \fBfeature_test_macros\fP(7)