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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / statvfs.3
index 03b1c36..6f6a29d 100644 (file)
 .\"
 .\" Modified 2004-06-23 by Michael Kerrisk <mtk.manpages@gmail.com>
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2004-2005 Yuichi SATO
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated Tue Jun 29 23:36:41 JST 2004
-.\"         by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
-.\" Updated & Modified Sun Jan  9 22:50:29 JST 2005 by Yuichi SATO
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.TH STATVFS 3 2003-08-22 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH STATVFS 3 2003\-08\-22 Linux "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 statvfs, fstatvfs \- ファイルシステムの統計を取得する
 .SH 書式
-.B #include <sys/statvfs.h>
+\fB#include <sys/statvfs.h>\fP
 .sp
-.BI "int statvfs(const char *" path ", struct statvfs *" buf );
+\fBint statvfs(const char *\fP\fIpath\fP\fB, struct statvfs *\fP\fIbuf\fP\fB);\fP
 .br
-.BI "int fstatvfs(int " fd ", struct statvfs *" buf );
+\fBint fstatvfs(int \fP\fIfd\fP\fB, struct statvfs *\fP\fIbuf\fP\fB);\fP
 .SH 説明
-関数
-.BR statvfs ()
-はマウントされたファイルシステムについての情報を返す。
-.I path
-はマウントされたファイルシステム中の任意のファイルのパス名である。
-.I buf
-は、だいたい以下のように定義されている
-.I statvfs
+関数 \fBstatvfs\fP()  はマウントされたファイルシステムについての情報を返す。 \fIpath\fP
+はマウントされたファイルシステム中の任意のファイルのパス名である。 \fIbuf\fP は、だいたい以下のように定義されている \fIstatvfs\fP
 構造体へのポインタである:
 
 .in +4n
@@ -69,111 +62,65 @@ struct statvfs {
 .fi
 .in
 
-ここで、型
-.I fsblkcnt_t
-と
-.I fsfilcnt_t
-は
-.I <sys/types.h>
-で定義されている。
-かつて、これらは共に
-.I "unsigned long"
-であった。
+ここで、型 \fIfsblkcnt_t\fP と \fIfsfilcnt_t\fP は \fI<sys/types.h>\fP で定義されている。
+かつて、これらは共に \fIunsigned long\fP であった。
 
-フィールド
-.I f_flag
-は (マウントフラグの) ビットマスクである
-(マウントフラグについては、
-.BR mount (8)
-を参照すること)。
+フィールド \fIf_flag\fP は (マウントフラグの) ビットマスクである (マウントフラグについては、 \fBmount\fP(8)  を参照すること)。
 POSIX で定義されているビットは以下の通り:
-.TP
-.B ST_RDONLY
+.TP 
+\fBST_RDONLY\fP
 読み込み専用のファイルシステム。
-.TP
-.B ST_NOSUID
-.BR exec (3)
-に無視される set-user-id/set-group-ID ビット。
+.TP 
+\fBST_NOSUID\fP
+\fBexec\fP(3)  に無視される set\-user\-id/set\-group\-ID ビット。
 .LP
-返された構造体の全てのメンバが全てのファイルシステムで
-意味のある値であるか否かは、指定されていない。
+返された構造体の全てのメンバが全てのファイルシステムで 意味のある値であるか否かは、指定されていない。
 
-.BR fstatvfs ()
-は、ディスクリプタ
-.I fd
-で参照されるオープンされたファイルについて、同じ情報を返す。
+\fBfstatvfs\fP()  は、ディスクリプタ \fIfd\fP で参照されるオープンされたファイルについて、同じ情報を返す。
 .SH 返り値
-成功した場合、0 が返される。
-エラーの場合、\-1 が返されて、
-.I errno
-が適切に設定される。
+成功した場合、0 が返される。 失敗した場合、 \-1 が返され、 \fIerrno\fP に適切な値がセットされる。
 .SH エラー
-.TP
-.B EACCES
-.RB ( statvfs ()
-の場合)
-.I path
-のディレクトリ部分に検索許可が与えられていない
-.RB ( path_resolution (7)
+.TP 
+\fBEACCES\fP
+(\fBstatvfs\fP()  の場合)  \fIpath\fP のディレクトリ部分に検索許可が与えられていない (\fBpath_resolution\fP(7)
 も参照すること)。
-.TP
-.B EBADF
-.RB ( fstatvfs ()
-の場合)
-.I fd
-が有効なオープンファイルディスクリプタではない。
-.TP
-.B EFAULT
-.I buf
-または
-.I path
-が無効なアドレスを指している。
-.TP
-.B EINTR
-この呼び出しがシグナルによって中断された。
-.TP
-.B EIO
-ファイルシステムから読み出している間に I/O エラーが発生した。
-.TP
-.B ELOOP
-.RB ( statvfs ()
-の場合)
-.I path
-にシンボリックリンクが多すぎる。
-.TP
-.B ENAMETOOLONG
-.RB ( statvfs ()
-の場合)
-.I path
-が長すぎる。
-.TP
-.B ENOENT
-.RB ( statvfs ()
-の場合)
-.I path
-で参照されるファイルが存在しない。
-.TP
-.B ENOMEM
-十分なカーネルメモリが使用できない。
-.TP
-.B ENOSYS
+.TP 
+\fBEBADF\fP
+(\fBfstatvfs\fP()  の場合)  \fIfd\fP が有効なオープンファイルディスクリプタではない。
+.TP 
+\fBEFAULT\fP
+\fIbuf\fP または \fIpath\fP が無効なアドレスを指している。
+.TP 
+\fBEINTR\fP
+この呼び出しがシグナルで中断された。
+.TP 
+\fBEIO\fP
+ファイルシステムからの読み込みの間に I/O エラーが発生した。
+.TP 
+\fBELOOP\fP
+(\fBstatvfs\fP()  の場合)  \fIpath\fP にシンボリックリンクが多すぎる。
+.TP 
+\fBENAMETOOLONG\fP
+(\fBstatvfs\fP()  の場合)  \fIpath\fP が長すぎる。
+.TP 
+\fBENOENT\fP
+(\fBstatvfs\fP()  の場合)  \fIpath\fP で参照されるファイルが存在しない。
+.TP 
+\fBENOMEM\fP
+十分なカーネルメモリがない。
+.TP 
+\fBENOSYS\fP
 ファイルシステムがこの呼び出しをサポートしていない。
-.TP
-.B ENOTDIR
-.RB ( statvfs ()
-の場合)
-.I path
-のディレクトリ部分がディレクトリでない。
-.TP
-.B EOVERFLOW
-いくつかの値は、返される構造体で表現するには大きすぎる。
+.TP 
+\fBENOTDIR\fP
+(\fBstatvfs\fP()  の場合)  \fIpath\fP のディレクトリ部分がディレクトリでない。
+.TP 
+\fBEOVERFLOW\fP
+いくつかの値が大き過ぎて、返り値の構造体で表現できない。
 .SH 準拠
-POSIX.1-2001.
+POSIX.1\-2001.
 .SH 注意
-Linux カーネルには、このライブラリコールをサポートするために、
-.BR statfs (2),
-.BR fstatfs (2)
-システムコールがある。
+Linux カーネルには、このライブラリコールをサポートするために、 \fBstatfs\fP(2), \fBfstatfs\fP(2)  システムコールがある。
 
 現在の glibc の実装において、
 .sp
@@ -183,12 +130,7 @@ Linux カーネルには、このライブラリコールをサポートする
    pathconf(path, _PC_REC_MIN_XFER_SIZE);
 .fi
 .sp
-は、それぞれ
-.I "statvfs(path,buf)"
-の返り値の
-.IR f_frsize ,
-.IR f_frsize ,
-.I f_bsize
+は、それぞれ \fIstatvfs(path,buf)\fP の返り値の \fIf_frsize\fP, \fIf_frsize\fP, \fIf_bsize\fP
 フィールドを使う。
 .SH 関連項目
-.BR statfs (2)
+\fBstatfs\fP(2)