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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / ualarm.3
index 722aa76..d6226a1 100644 (file)
 .\" Software Foundation, Inc., 59 Temple Place, Suite 330, Boston, MA 02111,
 .\" USA.
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2004 Yuichi SATO
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated Sat Sep 11 07:32:05 JST 2004
-.\"         by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
-.\" Updated 2007-05-04, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.TH UALARM 3  2010-09-20 "" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH UALARM 3 2010\-09\-20 "" "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 ualarm \- 指定したマイクロ秒後にシグナルを送る予定をする
 .SH 書式
 .nf
-.B "#include <unistd.h>"
+\fB#include <unistd.h>\fP
 .sp
-.BI "useconds_t ualarm(useconds_t " usecs ", useconds_t " interval );
+\fBuseconds_t ualarm(useconds_t \fP\fIusecs\fP\fB, useconds_t \fP\fIinterval\fP\fB);\fP
 .fi
 .sp
 .in -4n
-glibc 向けの機能検査マクロの要件
-.RB ( feature_test_macros (7)
-参照):
+glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参照):
 .in
 .sp
-.BR ualarm ():
+\fBualarm\fP():
 .ad l
 .RS 4
 .PD 0
-.TP 4
+.TP  4
 glibc 2.12 以降:
 .nf
 _BSD_SOURCE ||
     (_XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 ||
         _XOPEN_SOURCE\ &&\ _XOPEN_SOURCE_EXTENDED) &&
     !(_POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200809L || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 700)
-.TP 4
+.TP  4
 .fi
-glibc 2.12 より前:
-_BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 ||
-_XOPEN_SOURCE\ &&\ _XOPEN_SOURCE_EXTENDED
+glibc 2.12 より前: _BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 500 || _XOPEN_SOURCE\ &&\ _XOPEN_SOURCE_EXTENDED
 .PD
 .RE
 .ad b
 .SH 説明
-.BR ualarm ()
-関数は、呼び出し元のプロセスに対して
-.I usecs
-マイクロ秒 (以上) 後に
-.B SIGALRM
-シグナルを送る。
-遅れはシステムの活性度・呼び出しの処理時間・
-システムタイマーの粒度によって長くなるかもしれない。
+\fBualarm\fP()  関数は、呼び出し元のプロセスに対して \fIusecs\fP マイクロ秒 (以上) 後に \fBSIGALRM\fP シグナルを送る。
+遅れはシステムの活性度・呼び出しの処理時間・ システムタイマーの粒度によって長くなるかもしれない。
 .LP
-捕捉または無視されない限り、
-.B SIGALRM
-シグナルはプロセスを終了させる。
+捕捉または無視されない限り、 \fBSIGALRM\fP シグナルはプロセスを終了させる。
 .LP
-.I interval
-引き数が 0 でない場合、最初の
-.B SIGALRM
-シグナルの後、
-さらに
-.I interval
-マイクロ秒毎に SIGALRM シグナルが送られる。
+\fIinterval\fP 引き数が 0 でない場合、最初の \fBSIGALRM\fP シグナルの後、 さらに \fIinterval\fP マイクロ秒毎に
+SIGALRM シグナルが送られる。
 .SH 返り値
-この関数は、過去に設定された alarm の残りマイクロ秒数を返す。
-実行中の alarm がない場合は 0 を返す。
+この関数は、過去に設定された alarm の残りマイクロ秒数を返す。 実行中の alarm がない場合は 0 を返す。
 .SH エラー
-.TP
-.B EINTR
+.TP 
+\fBEINTR\fP
 シグナルによって割り込まれた。
-.TP
-.B EINVAL
-\fIusecs\fP または \fIinterval\fP が 1000000 未満でない
-(これがエラーとして扱われるシステムの場合)。
+.TP 
+\fBEINVAL\fP
+\fIusecs\fP または \fIinterval\fP が 1000000 未満でない (これがエラーとして扱われるシステムの場合)。
 .SH 準拠
-4.3BSD, POSIX.1-2001.
-POSIX.1-2001 では
-.BR ualarm ()
-は過去のものとされている。
-POSIX.1-2008 では、
-.BR ualarm ()
-の仕様が削除されている。
-4.3BSD, SUSv2, POSIX はエラーを定義していない。
+4.3BSD, POSIX.1\-2001.  POSIX.1\-2001 では \fBualarm\fP()  は過去のものとされている。
+POSIX.1\-2008 では、 \fBualarm\fP()  の仕様が削除されている。 4.3BSD, SUSv2, POSIX
+はエラーを定義していない。
 .SH 注意
-.I useconds_t
-型は [0,1000000] の範囲の整数を保持できる符号なし整数型である。
-もともとの BSD での実装や、バージョン 2.1 より前の glibc では、
-.BR ualarm ()
-の引き数の型は
-.I "unsigned int"
-であった。
-プログラム中に明示的に
-.I useconds_t
-と書かない方が、移植性が高くなる。
+\fIuseconds_t\fP 型は [0,1000000] の範囲の整数を保持できる符号なし整数型である。 もともとの BSD での実装や、バージョン
+2.1 より前の glibc では、 \fBualarm\fP()  の引き数の型は \fIunsigned int\fP であった。 プログラム中に明示的に
+\fIuseconds_t\fP と書かない方が、移植性が高くなる。
 .LP
-この関数と
-.BR alarm (2),
-.BR sleep (3),
-.BR nanosleep (2),
-.BR setitimer (2),
-.BR timer_create (2),
-.BR timer_delete (2),
-.BR timer_getoverrun (2),
-.BR timer_gettime (2),
-.BR timer_settime (2),
-.BR usleep (3)
+この関数と \fBalarm\fP(2), \fBsleep\fP(3), \fBnanosleep\fP(2), \fBsetitimer\fP(2),
+\fBtimer_create\fP(2), \fBtimer_delete\fP(2), \fBtimer_getoverrun\fP(2),
+\fBtimer_gettime\fP(2), \fBtimer_settime\fP(2), \fBusleep\fP(3)
 のような他のタイマー関数との相互作用は規定されていない。
 .LP
-この関数は廃止予定である。
-代わりに
-.BR setitimer (2)
-もしくは POSIX インターバルタイマ
-.RB ( timer_create (2)
+この関数は廃止予定である。 代わりに \fBsetitimer\fP(2)  もしくは POSIX インターバルタイマ (\fBtimer_create\fP(2)
 など) を使うこと。
 .SH 関連項目
-.BR alarm (2),
-.BR getitimer (2),
-.BR nanosleep (2),
-.BR select (2),
-.BR setitimer (2),
-.BR usleep (3),
-.BR time (7)
+\fBalarm\fP(2), \fBgetitimer\fP(2), \fBnanosleep\fP(2), \fBselect\fP(2),
+\fBsetitimer\fP(2), \fBusleep\fP(3), \fBtime\fP(7)