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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man3 / wcrtomb.3
index efba984..23360e0 100644 (file)
 .\"   OpenGroup's Single UNIX specification http://www.UNIX-systems.org/online.html
 .\"   ISO/IEC 9899:1999
 .\"
-.\" About this Japanese page, please contact to JM Project <JM@linux.or.jp>
-.\" Translated Mon Oct 25 22:55:40 JST 1999
-.\"           by FUJIWARA Teruyoshi <fujiwara@linux.or.jp>
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.TH WCRTOMB 3  2011-09-28 "GNU" "Linux Programmer's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH WCRTOMB 3 2011\-09\-28 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 wcrtomb \- ワイド文字 1 つをマルチバイト列に変換する
 .SH 書式
 .nf
-.B #include <wchar.h>
+\fB#include <wchar.h>\fP
 .sp
-.BI "size_t wcrtomb(char *" s ", wchar_t " wc ", mbstate_t *" ps );
+\fBsize_t wcrtomb(char *\fP\fIs\fP\fB, wchar_t \fP\fIwc\fP\fB, mbstate_t *\fP\fIps\fP\fB);\fP
 .fi
 .SH 説明
-この関数が主に使われるのは、\fIs\fP が NULL でなく、
-\fIwc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\\0\(aq) でない場合である。
-この場合には、
-.BR wcrtomb ()
-関数はワイド文字 \fIwc\fP をマルチバイト表
-現に変換し、\fIs\fP が指す char 型の配列にこれを格納する。この関数は
-シフト状態 \fI*ps\fP を更新し、出力されたマルチバイト表現の長さ、すな
-わち \fIs\fP に書き込まれたバイト数を返す。
+この関数が主に使われるのは、\fIs\fP が NULL でなく、 \fIwc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) でない場合である。
+この場合には、 \fBwcrtomb\fP()  関数はワイド文字 \fIwc\fP をマルチバイト表 現に変換し、\fIs\fP が指す char
+型の配列にこれを格納する。この関数は シフト状態 \fI*ps\fP を更新し、出力されたマルチバイト表現の長さ、すな わち \fIs\fP
+に書き込まれたバイト数を返す。
 .PP
-別のケースとしては、\fIs\fP は NULL でないが
-\fIwc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\\0\(aq) のことがある。
-この場合の
-.BR wcrtomb ()
-関数は、\fI*ps\fP を初期状態に戻すのに必
-要なシフトシーケンスを \fIs\fP が指す char 型配列に格納し、その後に \(aq\\0\(aq
-を格納する。この関数はシフト状態 \fI*ps\fP を更新し(つまり初期状態に戻
-し)、シフトシーケンスの長さに 1 を加えた値を返す。この値は \fIs\fP に
-書き込まれたバイト数である。
+別のケースとしては、\fIs\fP は NULL でないが \fIwc\fP が NULL ワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) のことがある。 この場合の
+\fBwcrtomb\fP()  関数は、\fI*ps\fP を初期状態に戻すのに必 要なシフトシーケンスを \fIs\fP が指す char 型配列に格納し、その後に
+\(aq\e0\(aq を格納する。この関数はシフト状態 \fI*ps\fP を更新し(つまり初期状態に戻 し)、シフトシーケンスの長さに 1
+を加えた値を返す。この値は \fIs\fP に 書き込まれたバイト数である。
 .PP
-三番目のケースは、\fIs\fP が NULL の時である。
-この場合には \fIwc\fP は無視され、関数の実際の動きとしては
-
-    wcrtomb(buf, L\(aq\\0\(aq, ps)
+三番目のケースは、\fIs\fP が NULL の時である。 この場合には \fIwc\fP は無視され、関数の実際の動きとしては
 
-が返される。ここで、
-.I buf
-は内部的な無名バッファである。
+    wcrtomb(buf, L\(aq\e0\(aq, ps)
 
+が返される。ここで、 \fIbuf\fP は内部的な無名バッファである。
 .PP
-以上のいずれの場合も、\fIps\fP が NULL ポインタならばシフト状態は用い
-られず、
-.BR wcrtomb ()
+以上のいずれの場合も、\fIps\fP が NULL ポインタならばシフト状態は用い られず、 \fBwcrtomb\fP()
 関数だけが知っている静的な匿名の状態が使われる。
 .SH 返り値
-.BR wcrtomb ()
-関数は、\fIs\fP が指すバイト列に書き込まれたバイト数、あ
-るいは書き込まれたであろうバイト数を返す。\fIwc\fP を(現在のロケールに
-従って)マルチバイト列で表現できなければ、
-.I (size_t)\ \-1
-が返され、 \fIerrno\fP に \fBEILSEQ\fP が設定される。
+\fBwcrtomb\fP()  関数は、\fIs\fP が指すバイト列に書き込まれたバイト数、あ るいは書き込まれたであろうバイト数を返す。\fIwc\fP
+を(現在のロケールに 従って)マルチバイト列で表現できなければ、 \fI(size_t)\ \-1\fP が返され、 \fIerrno\fP に \fBEILSEQ\fP
+が設定される。
 .SH 準拠
 C99.
 .SH 注意
-.BR wcrtomb ()
-の動作は、現在のロケールの
-.B LC_CTYPE
-カテゴリに依存する。
+\fBwcrtomb\fP()  の動作は、現在のロケールの \fBLC_CTYPE\fP カテゴリに依存する。
 .PP
 \fIps\fP に NULL を渡した際の動作はマルチスレッドセーフでない。
 .SH 関連項目
-.BR wcsrtombs (3)
+\fBwcsrtombs\fP(3)