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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man5 / dir_colors.5
index a7afbf0..5636d7d 100644 (file)
 .\"
 .\" Modified Sat Dec 22 22:25:33 2001 by Martin Schulze <joey@infodrom.org>
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2000-2002 Yuichi SATO
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated Tue Jul  4 18:44:50 JST 2000
-.\"         by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
-.\" Updated & Modified Tue Apr 24 21:49:43 JST 2001
-.\"         by Yuichi SATO <ysato@h4.dion.ne.jp>
-.\" Updated & Modified Sat Jan  5 22:25:30 JST 2002 by Yuichi SATO
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\"WORD:       configuration   設定
-.\"WORD:       terminal        端末
-.\"WORD:       orphan          孤立
-.\"WORD:       caret           キャレット
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.TH DIR_COLORS 5 2001-12-26 "GNU" "Linux User Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH DIR_COLORS 5 2001\-12\-26 GNU "Linux User Manual"
 .SH 名前
 dir_colors \- dircolors(1) の設定ファイル
 .SH 説明
-プログラム
-.BR ls (1)
-は、環境変数
-.B LS_COLORS
-を使い、ファイル名を何色で表示するかを決定する。
-この環境変数は、通常
+プログラム \fBls\fP(1)  は、環境変数 \fBLS_COLORS\fP を使い、ファイル名を何色で表示するかを決定する。 この環境変数は、通常
 
 .RS
 eval \`dircolors some_path/dir_colors\`
 .RE
 
-のようなコマンドで設定される。
-このコマンドは
-.I /etc/profile
-や
-.I /etc/csh.cshrc
-といったシステムのシェル初期化ファイルにある。
-.RB ( dircolors (1)
-を参照すること。)
-通常、ここで使われるファイルは
-.I /etc/DIR_COLORS
-であるが、ホームディレクトリの
-.I .dir_colors
-ファイルで上書きすることができる。
+のようなコマンドで設定される。 このコマンドは \fI/etc/profile\fP や \fI/etc/csh.cshrc\fP
+といったシステムのシェル初期化ファイルにある。 (\fBdircolors\fP(1)  を参照すること。)  通常、ここで使われるファイルは
+\fI/etc/DIR_COLORS\fP であるが、ホームディレクトリの \fI.dir_colors\fP ファイルで上書きすることができる。
 .PP
-設定ファイルは 1 行毎に書かれたステートメントで構成される。
-ハッシュマーク (#) が行の始めにある場合や、
-ハッシュマークの前に少なくとも 1 つの空白がある場合、
-ハッシュマークの後ろはコメントとして扱われる。
-空行は無視される。
+設定ファイルは 1 行毎に書かれたステートメントで構成される。 ハッシュマーク (#) が行の始めにある場合や、 ハッシュマークの前に少なくとも 1
+つの空白がある場合、 ハッシュマークの後ろはコメントとして扱われる。 空行は無視される。
 .PP
-このファイルの
-.I グローバル
-セクションは、
-最初の
-.B TERM
-ステートメントより前にある任意のステートメントからなる。
-グローバルセクションにあるステートメントは、
-すべての端末タイプについて有効であるとみなされる。
-グローバルセクションの次には、
-.I 端末固有
-セクションが続く。
-各端末固有セクションの先頭には、1 つ以上の
-.B TERM
-ステートメントが置かれる。
-.B TERM
-ステートメントは、その後に続く宣言が適用される (環境変数
-.B TERM
-で与えられる) 端末タイプを指定する。
+このファイルの \fIグローバル\fP セクションは、 最初の \fBTERM\fP ステートメントより前にある任意のステートメントからなる。
+グローバルセクションにあるステートメントは、 すべての端末タイプについて有効であるとみなされる。 グローバルセクションの次には、 \fI端末固有\fP
+セクションが続く。 各端末固有セクションの先頭には、1 つ以上の \fBTERM\fP ステートメントが置かれる。 \fBTERM\fP
+ステートメントは、その後に続く宣言が適用される (環境変数 \fBTERM\fP で与えられる) 端末タイプを指定する。
 グローバル宣言をその後に続く端末固有の宣言で上書きすることが常に可能である。
 .PP
 次のステートメントが認識される。大文字と小文字は区別されない。
-.TP
-.B TERM \fIterminal-type\fR
-端末固有セクションを開始し、どの端末に適用するかを指定する。
-複数の端末タイプに適用するため、複数の
-.B TERM
-ステートメントを使うことができる。
-.TP
-.B COLOR yes|all|no|none|tty
-(Slackware のみ; GNU
-.BR dircolors (1)
-では無視される。)
-カラー表示を常に有効にするのか (\fIyes\fR または \fIall\fR)、
-常に無効にするのか (\fIno\fR または \fInone\fR)、
-出力先が端末の場合にのみ有効にするのか (\fItty\fR) を指定する。
-デフォルトは \fIno\fR である。
-.TP
-.B EIGHTBIT yes|no
-(Slackware のみ; GNU
-.BR dircolors (1)
-では無視される。)
-デフォルトで 8 ビットの ISO 8859 文字を有効にするかを指定する。
-互換性のため、1 で \fIyes\fR を、0 で \fIno\fR を指定することができる。
-デフォルトは \fIno\fR である。
-.TP
-.B OPTIONS \fIoptions\fR
-(Slackware のみ; GNU
-.BR dircolors (1)
-では無視される。)
-コマンドラインオプションをデフォルトの
-.B ls
-コマンドラインに追加する。
-このオプションには、すべての有効な
-.B ls
-のコマンドラインオプションを指定できる。
-オプションの前にはマイナス記号を置かなければならない。
-.B dircolors
-がオプションの有効性を検証しない点に注意すること。
-.TP
-.B NORMAL \fIcolor-sequence\fR
+.TP 
+\fBTERM \fP\fIterminal\-type\fP
+端末固有セクションを開始し、どの端末に適用するかを指定する。 複数の端末タイプに適用するため、複数の \fBTERM\fP ステートメントを使うことができる。
+.TP 
+\fBCOLOR yes|all|no|none|tty\fP
+(Slackware のみ; GNU \fBdircolors\fP(1)  では無視される。)  カラー表示を常に有効にするのか (\fIyes\fP または
+\fIall\fP)、 常に無効にするのか (\fIno\fP または \fInone\fP)、 出力先が端末の場合にのみ有効にするのか (\fItty\fP) を指定する。
+デフォルトは \fIno\fP である。
+.TP 
+\fBEIGHTBIT yes|no\fP
+(Slackware のみ; GNU \fBdircolors\fP(1)  では無視される。)  デフォルトで 8 ビットの ISO 8859
+文字を有効にするかを指定する。 互換性のため、1 で \fIyes\fP を、0 で \fIno\fP を指定することができる。 デフォルトは \fIno\fP である。
+.TP 
+\fBOPTIONS \fP\fIoptions\fP
+(Slackware のみ; GNU \fBdircolors\fP(1)  では無視される。)  コマンドラインオプションをデフォルトの \fBls\fP
+コマンドラインに追加する。 このオプションには、すべての有効な \fBls\fP のコマンドラインオプションを指定できる。
+オプションの前にはマイナス記号を置かなければならない。 \fBdircolors\fP がオプションの有効性を検証しない点に注意すること。
+.TP 
+\fBNORMAL \fP\fIcolor\-sequence\fP
 (ファイル名でない) 通常のテキストに使われる色を指定する。
-.TP
-.B FILE \fIcolor-sequence\fR
+.TP 
+\fBFILE \fP\fIcolor\-sequence\fP
 通常のファイルに使われる色を指定する。
-.TP
-.B DIR \fIcolor-sequence\fR
+.TP 
+\fBDIR \fP\fIcolor\-sequence\fP
 ディレクトリに使われる色を指定する。
-.TP
-.B LINK \fIcolor-sequence\fR
+.TP 
+\fBLINK \fP\fIcolor\-sequence\fP
 シンボリックリンクに使われる色を指定する。
-.TP
-.B ORPHAN \fIcolor-sequence\fR
-孤立した (存在しないファイルを指している)
-シンボリックリンクに使われる色を指定する。
-指定されない場合、
-.B ls
-は
-.B LINK
-の色を代わりに使う。
-.TP
-.B MISSING \fIcolor-sequence\fR
-行方不明のファイル (存在しないにもかかわらず
-シンボリックリンクが指しているファイル) に使われる色を指定する。
-指定されない場合、
-.B ls
-は
-.B FILE
+.TP 
+\fBORPHAN \fP\fIcolor\-sequence\fP
+孤立した (存在しないファイルを指している)  シンボリックリンクに使われる色を指定する。 指定されない場合、 \fBls\fP は \fBLINK\fP
 の色を代わりに使う。
-.TP
-.B FIFO \fIcolor-sequence\fR
+.TP 
+\fBMISSING \fP\fIcolor\-sequence\fP
+行方不明のファイル (存在しないにもかかわらず シンボリックリンクが指しているファイル) に使われる色を指定する。 指定されない場合、 \fBls\fP は
+\fBFILE\fP の色を代わりに使う。
+.TP 
+\fBFIFO \fP\fIcolor\-sequence\fP
 FIFO (名前付きパイプ) に使われる色を指定する。
-.TP
-.B SOCK \fIcolor-sequence\fR
+.TP 
+\fBSOCK \fP\fIcolor\-sequence\fP
 ソケットに使われる色を指定する。
-.TP
-.B DOOR \fIcolor-sequence\fR
-(fileutils 4.1 以降でサポートされる)
-door (Solaris 2.5 以降) で使われる色を指定する。
-.TP
-.B BLK \fIcolor-sequence\fR
+.TP 
+\fBDOOR \fP\fIcolor\-sequence\fP
+(fileutils 4.1 以降でサポートされる)  door (Solaris 2.5 以降) で使われる色を指定する。
+.TP 
+\fBBLK \fP\fIcolor\-sequence\fP
 ブロックデバイススペシャルファイルに使われる色を指定する。
-.TP
-.B CHR \fIcolor-sequence\fR
+.TP 
+\fBCHR \fP\fIcolor\-sequence\fP
 キャラクターデバイススペシャルファイルに使われる色を指定する。
-.TP
-.B EXEC \fIcolor-sequence\fR
+.TP 
+\fBEXEC \fP\fIcolor\-sequence\fP
 実行属性が設定されているファイルに使われる色を設定する。
-.TP
-.B LEFTCODE \fIcolor-sequence\fR
-ISO\ 6429 端末 (下記参照) 以外で
-.I "left code"
-に使われる色を指定する。
-.TP
-.B RIGHTCODE \fIcolor-sequence\fR
-ISO\ 6429 端末 (下記参照) 以外で
-.I "right code"
-に使われる色を指定する。
-.TP
-.B ENDCODE \fIcolor-sequence\fR
-ISO\ 6429 端末 (下記参照) 以外で
-.I "end code"
-に使われる色を指定する。
-.TP
-\fB*\fIextension\fR \fIcolor-sequence\fR
-\fIextension\fR で終るすべてのファイルに使われる色を指定する。
-.TP
-\fB .\fIextension\fR \fIcolor-sequence\fR
-\fB*\fR.\fIextension\fR と同じ。
-\fIextension\fR で終るすべてのファイルに使われる色を指定する。
-ピリオドは拡張子に含まれ、
-.B emacs
-のバックアップファイル
-.B ~
-のようなピリオドで始まらない拡張子を指定することができない点に注意すること。
+.TP 
+\fBLEFTCODE \fP\fIcolor\-sequence\fP
+ISO\ 6429 端末 (下記参照) 以外で \fIleft code\fP に使われる色を指定する。
+.TP 
+\fBRIGHTCODE \fP\fIcolor\-sequence\fP
+ISO\ 6429 端末 (下記参照) 以外で \fIright code\fP に使われる色を指定する。
+.TP 
+\fBENDCODE \fP\fIcolor\-sequence\fP
+ISO\ 6429 端末 (下記参照) 以外で \fIend code\fP に使われる色を指定する。
+.TP 
+\fB*\fP\fIextension\fP \fIcolor\-sequence\fP
+\fIextension\fP で終るすべてのファイルに使われる色を指定する。
+.TP 
+ \fB.\fP\fIextension\fP \fIcolor\-sequence\fP
+\fB*\fP.\fIextension\fP と同じ。 \fIextension\fP で終るすべてのファイルに使われる色を指定する。 ピリオドは拡張子に含まれ、
+\fBemacs\fP のバックアップファイル \fB~\fP のようなピリオドで始まらない拡張子を指定することができない点に注意すること。
 この形式は古いものと考えられている。
 .SS "ISO 6429 (ANSI) カラーシーケンス"
-最近のカラー表示可能な ASCII 端末の大部分は、
-ISO 6429 (ANSI) カラーシーケンスを用いる。
-.B xterm
-や広く使われている DEC VT100 クローンを含む
-カラー表示できない一般的な端末の多くは、
-ISO 6429 カラーコードを認識し、出力から実害なく削除するか、エミュレートする。
-.B ls
-は、カラー表示が有効であることを仮定し、ISO 6429 コードをデフォルトで使う。
+最近のカラー表示可能な ASCII 端末の大部分は、 ISO 6429 (ANSI) カラーシーケンスを用いる。 \fBxterm\fP や広く使われている
+DEC VT100 クローンを含む カラー表示できない一般的な端末の多くは、 ISO 6429
+カラーコードを認識し、出力から実害なく削除するか、エミュレートする。 \fBls\fP は、カラー表示が有効であることを仮定し、ISO 6429
+コードをデフォルトで使う。
 
-ISO 6429 カラーシーケンスは、セミコロンで区切られた数字のシーケンスで作られる。
-最も一般的なコードを示す。
+ISO 6429 カラーシーケンスは、セミコロンで区切られた数字のシーケンスで作られる。 最も一般的なコードを示す。
 .sp
 .RS +.2i
 .ta 1.0i
@@ -232,136 +145,88 @@ ISO 6429 カラーシーケンスは、セミコロンで区切られた数字
 .sp
 システムと表示デバイスによっては、動作しないコマンドもある。
 .PP
-.B ls
-は以下をデフォルトとして使う。
+\fBls\fP は以下をデフォルトとして使う。
 .sp
 .RS +.2i
 .ta 1.0i 2.5i
 .nf
-\fBNORMAL\fR   0       (ファイル名でない) 通常のテキスト
-\fBFILE\fR     0       通常のファイル
-\fBDIR\fR      32      ディレクトリ
-\fBLINK\fR     36      シンボリックリンク
-\fBORPHAN\fR   未定義  孤立したシンボリックリンク
-\fBMISSING\fR  未定義  行方不明のファイル
-\fBFIFO\fR     31      名前付きパイプ (FIFO)
-\fBSOCK\fR     33      ソケット
-\fBBLK\fR      44;37   ブロックデバイス
-\fBCHR\fR      44;37   キャラクターデバイス
-\fBEXEC\fR     35      実行ファイル
+\fBNORMAL\fP   0       (ファイル名でない) 通常のテキスト
+\fBFILE\fP     0       通常のファイル
+\fBDIR\fP      32      ディレクトリ
+\fBLINK\fP     36      シンボリックリンク
+\fBORPHAN\fP   未定義  孤立したシンボリックリンク
+\fBMISSING\fP  未定義  行方不明のファイル
+\fBFIFO\fP     31      名前付きパイプ (FIFO)
+\fBSOCK\fP     33      ソケット
+\fBBLK\fP      44;37   ブロックデバイス
+\fBCHR\fP      44;37   キャラクターデバイス
+\fBEXEC\fP     35      実行ファイル
 .fi
 .RE
 .sp
-デフォルトの設定を完全に認識できない端末プログラムも少数存在する。
-ディレクトリをリストした後にすべてのテキストがカラー表示されたなら、
-.B NORMAL
-と
-.B FILE
-のコードを通常の前景色と背景色のための数値コードに変更すること。
+デフォルトの設定を完全に認識できない端末プログラムも少数存在する。 ディレクトリをリストした後にすべてのテキストがカラー表示されたなら、
+\fBNORMAL\fP と \fBFILE\fP のコードを通常の前景色と背景色のための数値コードに変更すること。
 .SS "その他の端末タイプ (高度な設定)"
-カラー表示可能 (またはハイライト表示可能) だが、
-異なるコードセットを使う端末 (あるいはプリンター!) を持っている場合でも、
-それに適した設定を作ることができる。
-そのためには、
-.BR LEFTCODE ,
-.BR RIGHTCODE ,
-.B ENDCODE
-定義を使う必要がある。
+カラー表示可能 (またはハイライト表示可能) だが、 異なるコードセットを使う端末 (あるいはプリンター!) を持っている場合でも、
+それに適した設定を作ることができる。 そのためには、 \fBLEFTCODE\fP, \fBRIGHTCODE\fP, \fBENDCODE\fP 定義を使う必要がある。
 .PP
-ファイル名を出力する場合、
-.B ls
-は "
-.B LEFTCODE
-.I typecode
-.B RIGHTCODE
-.I filename
-.B ENDCODE
-" という出力シーケンスを生成する。
-ここで、
-.I typecode
-はファイルのタイプや名前に依存したカラーシーケンスである。
-.B ENDCODE
-が未定義の場合、シーケンス
-.B "LEFTCODE NORMAL RIGHTCODE"
-が代わりに使われる。
-leftcode と rightcode の目的は、単に必要な打ち込む回数を減らす
-(さらに、見苦しいエスケープコードをユーザーに隠す) ことにある。
-シーケンスがその端末にとって適切でない場合、
-行内のそれぞれのキーワード自身を指定して削除することができる。
+ファイル名を出力する場合、 \fBls\fP は " \fBLEFTCODE\fP \fItypecode\fP \fBRIGHTCODE\fP \fIfilename\fP
+\fBENDCODE\fP " という出力シーケンスを生成する。 ここで、 \fItypecode\fP はファイルのタイプや名前に依存したカラーシーケンスである。
+\fBENDCODE\fP が未定義の場合、シーケンス \fBLEFTCODE NORMAL RIGHTCODE\fP が代わりに使われる。 leftcode と
+rightcode の目的は、単に必要な打ち込む回数を減らす (さらに、見苦しいエスケープコードをユーザーに隠す) ことにある。
+シーケンスがその端末にとって適切でない場合、 行内のそれぞれのキーワード自身を指定して削除することができる。
 .PP
-.B 注意:
-.B ENDCODE
-が設定ファイルのグローバルセクションで定義されている場合、
-ファイルの端末固有セクションで未定義にすることは
-.IR できない 。
-これは、
-.B NORMAL
-の定義が何も影響を及ぼさないことを意味する。
-しかし、異なった
-.B ENDCODE
+\fB注意:\fP \fBENDCODE\fP が設定ファイルのグローバルセクションで定義されている場合、 ファイルの端末固有セクションで未定義にすることは
+\fIできない\fP。 これは、 \fBNORMAL\fP の定義が何も影響を及ぼさないことを意味する。 しかし、異なった \fBENDCODE\fP
 を指定することで同じ効果を得ることができる。
 .SS エスケープシーケンス
-カラーシーケンスやファイル名の拡張子で制御文字やブランク文字を指定するために、
-C 言語スタイルの \e エスケープ表記と
-.B stty
-スタイルの ^ 表記の両方を使うことができる。
-C 言語スタイルの表記には以下の文字が含まれる。
+カラーシーケンスやファイル名の拡張子で制御文字やブランク文字を指定するために、 C 言語スタイルの \e エスケープ表記と \fBstty\fP スタイルの
+^ 表記の両方を使うことができる。 C 言語スタイルの表記には以下の文字が含まれる。
 .sp
 .RS +.2i
 .ta 1.0i
 .nf
-\fB\ea\fR      ベル (ASCII 7)
-\fB\eb\fR      バックスペース (ASCII 8)
-\fB\ee\fR      エスケープ (ASCII 27)
-\fB\ef\fR      フォームフィード (ASCII 12)
-\fB\en\fR      改行 (ASCII 10)
-\fB\er\fR      キャリッジリターン (ASCII 13)
-\fB\et\fR      タブ (ASCII 9)
-\fB\ev\fR      垂直タブ (ASCII 11)
-\fB\e?\fR      デリート (ASCII 127)
-\fB\e\fInnn\fR    (8 進数表記の) 任意の文字
-\fB\ex\fInnn\fR   (16 進数表記の) 任意の文字
-\fB\e_\fR      スペース
-\fB\e\e\fR      バックスラッシュ (\e)
-\fB\e^\fR      キャレット (^)
-\fB\e#\fR      ハッシュマーク (#)
+\fB\ea\fP      ベル (ASCII 7)
+\fB\eb\fP      バックスペース (ASCII 8)
+\fB\ee\fP      エスケープ (ASCII 27)
+\fB\ef\fP      フォームフィード (ASCII 12)
+\fB\en\fP      改行 (ASCII 10)
+\fB\er\fP      キャリッジリターン (ASCII 13)
+\fB\et\fP      タブ (ASCII 9)
+\fB\ev\fP      垂直タブ (ASCII 11)
+\fB\e?\fP      デリート (ASCII 127)
+\fB\e\fP\fInnn\fP    (8 進数表記の) 任意の文字
+\fB\ex\fP\fInnn\fP   (16 進数表記の) 任意の文字
+\fB\e_\fP      スペース
+\fB\e\e\fP      バックスラッシュ (\e)
+\fB\e^\fP      キャレット (^)
+\fB\e#\fP      ハッシュマーク (#)
 .fi
 .RE
 .sp
-ハッシュマークを始めの文字として入力するときと同様に、
-スペース・バックスラッシュ・キャレット・制御文字を文字列の任意の部分に
+ハッシュマークを始めの文字として入力するときと同様に、 スペース・バックスラッシュ・キャレット・制御文字を文字列の任意の部分に
 入力するためには、エスケープが必要であることに注意すること。
 .SH ファイル
-.TP
-.I /etc/DIR_COLORS
+.TP 
+\fI/etc/DIR_COLORS\fP
 システム全体の設定ファイル。
-.TP
-.I ~/.dir_colors
+.TP 
+\fI~/.dir_colors\fP
 ユーザー毎の設定ファイル。
-.SH 注意
-このページは fileutils-4.1 パッケージで使われている
-.B dir_colors
-のファイル形式について説明している。
-その他のバージョンでは少し違いがあるかも知れない。
 .PP
-ISO 6429 端末で使われる
-.B LEFTCODE
-と
-.B RIGHTCODE
-のデフォルトの定義は、次のようになっている。
+このページは fileutils\-4.1 パッケージで使われている \fBdir_colors\fP のファイル形式について説明している。
+その他のバージョンでは少し違いがあるかも知れない。
+.SH 注意
+ISO 6429 端末で使われる \fBLEFTCODE\fP と \fBRIGHTCODE\fP のデフォルトの定義は、次のようになっている。
 .sp
 .RS +.2i
 .ta 1.0i
 .nf
-\fBLEFTCODE\fR  \ee[
-\fBRIGHTCODE\fR m
+\fBLEFTCODE\fP  \ee[
+\fBRIGHTCODE\fP m
 .fi
 .RE
 .sp
-.B ENDCODE
-のデフォルトは定義されていない。
+\fBENDCODE\fP のデフォルトは定義されていない。
 .SH 関連項目
-.BR dircolors (1),
-.BR ls (1),
-.BR stty (1),
-.BR xterm (1)
+\fBdircolors\fP(1), \fBls\fP(1), \fBstty\fP(1), \fBxterm\fP(1)