.\" account for changes since 1995. Route-addrs are now even less
.\" common, etc. Some minor wording improvements. Same copyright.
.\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 HANATAKA Shinya
-.\" all rights reserved.
-.\" Translated 1997-06-03, HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
-.\" Modified 2005-02-21, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\"*******************************************************************
.\"
-.TH MAILADDR 7 2004-09-15 "Linux" "Linux User's Manual"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.TH MAILADDR 7 2004\-09\-15 Linux "Linux User's Manual"
.UC 5
.SH 名前
mailaddr \- メール・アドレスの説明
.SH 説明
.nh
-このマニュアル・ページでは、インターネットで使用される SMTP メール・
-アドレスの簡単な紹介を行う。メール・アドレスは一般的には
+このマニュアル・ページでは、インターネットで使用される SMTP メール・ アドレスの簡単な紹介を行う。メール・アドレスは一般的には
.PP
- user@domain
+ user@domain
.PP
-の形である。
-domain はサブ・ドメインの階層を ドット (.) で
-区切ってつないだものである。
-以下の例は全て同じアドレスの正しい表記法である:
+の形である。 domain はサブ・ドメインの階層を ドット (.) で 区切ってつないだものである。 以下の例は全て同じアドレスの正しい表記法である:
.PP
- eric@monet.berkeley.edu
+ eric@monet.berkeley.edu
.br
- Eric Allman <eric@monet.berkeley.edu>
+ Eric Allman <eric@monet.berkeley.edu>
.br
- eric@monet.berkeley.edu (Eric Allman)
+ eric@monet.berkeley.edu (Eric Allman)
.PP
ドメイン部分 ("monet.berkeley.edu") はメールを受信するドメインである。
-ドメインはホスト名であってもよく、以前はホスト名が普通であったが、
-そうである必要はない。ドメイン部分は大文字、小文字の区別はされない。
+ドメインはホスト名であってもよく、以前はホスト名が普通であったが、 そうである必要はない。ドメイン部分は大文字、小文字の区別はされない。
.PP
-ローカル部分 ("eric") は普通はユーザーの名前であるが、
-その意味はローカルなソフトウェアによって定義される。
-大文字、小文字を区別してもよいが、普通は区別されない。
-ローカル部分がゴミのように見える場合は、それはたいて内部的な電子メール
-システムとインターネットの間にあるゲートウェイのせいである。
-例えば、以下のようなものがある。
+ローカル部分 ("eric") は普通はユーザーの名前であるが、 その意味はローカルなソフトウェアによって定義される。
+大文字、小文字を区別してもよいが、普通は区別されない。 ローカル部分がゴミのように見える場合は、それはたいて内部的な電子メール
+システムとインターネットの間にあるゲートウェイのせいである。 例えば、以下のようなものがある。
.PP
- "surname/admd=telemail/c=us/o=hp/prmd=hp"@some.where
+ "surname/admd=telemail/c=us/o=hp/prmd=hp"@some.where
.br
- USER%SOMETHING@some.where
+ USER%SOMETHING@some.where
.br
- machine!machine!name@some.where
+ machine!machine!name@some.where
.br
- I2461572@some.where
+ I2461572@some.where
.PP
-(それぞれ、X.400 ゲートウェイ、
-正しいインターネットサポートを欠いた勝手な内部メールシステム、
-UUCP ゲートウェイでの例である。
+(それぞれ、X.400 ゲートウェイ、 正しいインターネットサポートを欠いた勝手な内部メールシステム、 UUCP ゲートウェイでの例である。
最後のは単に間抜けなユーザー名である。)
.PP
実名部分 ("Eric Allman") は <> の前に置くこともできるし、
-()に入れて最後に置くこともできる。(厳密に言うと、二つは全く同じ
-わけではないが、その違いはこのページの目的から外れるので言及しない。)
-例えば "." などの文字を含む場合には名前を "" で括る必要がある:
+()に入れて最後に置くこともできる。(厳密に言うと、二つは全く同じ わけではないが、その違いはこのページの目的から外れるので言及しない。) 例えば
+"." などの文字を含む場合には名前を "" で括る必要がある:
.PP
- "Eric P. Allman" <eric@monet.berkeley.edu>
+ "Eric P. Allman" <eric@monet.berkeley.edu>
.SS 省略形
.PP
-多くのメール・システムがドメイン名の省略形を許している。
-例えば berkeley.edu のユーザーは Eric Allman にメールを送るために
-"eric@monet" が使用できるかもしれない。
-『この動作は推奨されるものではない』
-正しく動作する場合もあるが、それをあてにすべきではない。
+多くのメール・システムがドメイン名の省略形を許している。 例えば berkeley.edu のユーザーは Eric Allman にメールを送るために
+"eric@monet" が使用できるかもしれない。 『この動作は推奨されるものではない』 正しく動作する場合もあるが、それをあてにすべきではない。
.SS 経路アドレス
.PP
-以前は、メッセージが最終目的地へ到達するために通過するホストを
-指定しなければならないことが時々あった。
-中継点を指定したアドレスを "経路アドレス (route-addrs)" という。
-以下の書式を使用する:
+以前は、メッセージが最終目的地へ到達するために通過するホストを 指定しなければならないことが時々あった。 中継点を指定したアドレスを "経路アドレス
+(route\-addrs)" という。 以下の書式を使用する:
.PP
- <@hosta,@hostb:user@hostc>
+ <@hosta,@hostb:user@hostc>
.PP
これは通信文を hosta に送り、そこから hostb に送り、最終的に hostc に
-送ることを指定している。多くのホストは経路アドレスを無視して直接 hostc
-に送る。
+送ることを指定している。多くのホストは経路アドレスを無視して直接 hostc に送る。
.PP
-今では経路アドレスが使われることはほとんどない。
-古いメール・アーカイブで時々に目にすることがある。
-一般には実際のアドレスを求めるために "user@hostc" 以外の全て部分を無視
-することもできる。
+今では経路アドレスが使われることはほとんどない。 古いメール・アーカイブで時々に目にすることがある。 一般には実際のアドレスを求めるために
+"user@hostc" 以外の全て部分を無視 することもできる。
.SS "ポストマスター (postmaster)"
.PP
-全てのサイトは、メール・システムの問題を知らせる宛て先として、
-"postmaster" というユーザか別名定義 (alias) を用意しなければ
+全てのサイトは、メール・システムの問題を知らせる宛て先として、 "postmaster" というユーザか別名定義 (alias) を用意しなければ
ならない。 "postmaster" のアドレスは大文字、小文字の区別はされない。
.SH ファイル
-.I /etc/aliases
+\fI/etc/aliases\fP
.br
-.I ~/.forward
+\fI~/.forward\fP
.SH 関連項目
-.BR binmail (1),
-.BR mail (1),
-.BR mconnect (1),
-.BR aliases (5),
-.BR forward (5),
-.BR sendmail (8),
-.BR vrfy (8)
+\fBbinmail\fP(1), \fBmail\fP(1), \fBmconnect\fP(1), \fBaliases\fP(5), \fBforward\fP(5),
+\fBsendmail\fP(8), \fBvrfy\fP(8)
RFC\ 2822 (Internet Message Format)