これらの記述子は、親プロセスの対応する記述子と同じオープンメッセージキュー 記述を参照している。親プロセスと子プロセスの対応する記述子は、フラグ
(\fImq_flags\fP) を共有する。なぜなら、フラグはオープンメッセージキュー記述に 関連付けられているからである。
-各メッセージにはそれぞれ \fI優先度 (priority)\fP があり、メッセージの受信プロセスへの配送は常に 優先度の高いメッセージから順に行われる。
-メッセージの優先度は 0 (低優先) から \fIsysconf(_SC_MQ_PRIO_MAX)\ \-\ 1\fP (高優先) の値を持つ。 Linux
-では、 \fIsysconf(_SC_MQ_PRIO_MAX)\fP は 32768 を返すが、 POSIX.1\-2001 で要求されているのは 0 から
-31 までの優先度を 実装することだけであり、実装によってはこの範囲の優先度しか 対応していない。
+Each message has an associated \fIpriority\fP, and messages are always
+delivered to the receiving process highest priority first. Message
+priorities range from 0 (low) to \fIsysconf(_SC_MQ_PRIO_MAX)\ \-\ 1\fP (high).
+On Linux, \fIsysconf(_SC_MQ_PRIO_MAX)\fP returns 32768, but POSIX.1\-2001
+requires only that an implementation support at least priorities in the
+range 0 to 31; some implementations provide only this range.
.PP
この節の残りでは、POSIX メッセージキューの Linux の実装の詳細 について説明する。
.SS ライブラリインタフェースとシステムコール
\fBmq_close\fP(3), \fBmq_getattr\fP(3), \fBmq_notify\fP(3), \fBmq_open\fP(3),
\fBmq_receive\fP(3), \fBmq_send\fP(3), \fBmq_unlink\fP(3), \fBepoll\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.51 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。