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(split) LDP: Release pages for LDP v3.39.
[linuxjm/LDP_man-pages.git] / release / man8 / sync.8
index 5f67c82..286353a 100644 (file)
@@ -3,91 +3,50 @@
 .\" information is attributed to Linus Torvalds
 .\" Copyright 1992, 1993 Rickard E. Faith (faith@cs.unc.edu)
 .\" May be distributed under the GNU General Public License
+.\"*******************************************************************
 .\"
-.\" Japanese Version Copyright (c) 2000 Yuichi SATO
-.\"         all rights reserved.
-.\" Translated Tue Jun 13 14:04:28 JST 2000
-.\"         by by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
-.\"WORD:       synchronize     同期
-.\"WORD:       superblock      スーパーブロック
-.\"WORD:       halt            停止
-.\"WORD:       processer       プロセッサー
-.\"
-.TH SYNC 8 1998-11-01 "GNU" "Linux Programmer's Manual"
+.\"*******************************************************************
+.TH SYNC 8 1998\-11\-01 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 sync \- ディスク上のデータをメモリと同期させる
 .SH 書式
-.B "sync [\-\-help] [\-\-version]"
+\fBsync [\-\-help] [\-\-version]\fP
 .SH 説明
-.B sync
-はメモリにバッファされたすべてのデータをディスクに書き込む。
-これには、変更されたスーパーブロック・変更された inode・
-遅延した読み書きが含まれる (他にもあるかもしれない)。
-これはカーネルに実装されているべきである。
-なぜなら
-.B sync
-プログラムは
-.BR sync (2)
-システムコールを行使するだけだからである。
+\fBsync\fP はメモリにバッファされたすべてのデータをディスクに書き込む。 これには、変更されたスーパーブロック・変更された inode・
+遅延した読み書きが含まれる (他にもあるかもしれない)。 これはカーネルに実装されているべきである。 なぜなら \fBsync\fP プログラムは
+\fBsync\fP(2)  システムコールを行使するだけだからである。
 .PP
-カーネルは (比較的遅い) ディスクの読み書きを避けるため、
-データをメモリに保持する。
-これにより性能は向上するが、コンピュータがクラッシュした場合、
-結果としてデータが損失したりファイルシステムが壊れたりするかもしれない。
-.B sync
+カーネルは (比較的遅い) ディスクの読み書きを避けるため、 データをメモリに保持する。 これにより性能は向上するが、コンピュータがクラッシュした場合、
+結果としてデータが損失したりファイルシステムが壊れたりするかもしれない。 \fBsync\fP
 はメモリにある内容すべてがディスクに書き込まれることを保証する。
 .PP
-(新しいカーネルコードをデバックしていてカーネルパニックを引き起こす前などの)
-通常と異なる方法でプロセッサーを停止させる前には、
-.B sync
-を呼び出すべきである。
-一般的には
-.BR sync (2)
-を呼び出す前に、
-システムを静止状態にさせる
-.BR shutdown (8),
-.BR reboot (8),
-.BR halt (8)
-といったコマンドを使ってプロセッサーを停止させるべきである。
-(これらのコマンドにはいろいろな実装があるので、
-ドキュメントを当ること。
-.BR reboot (8),
-.BR halt (8)
+(新しいカーネルコードをデバックしていてカーネルパニックを引き起こす前などの)  通常と異なる方法でプロセッサーを停止させる前には、 \fBsync\fP
+を呼び出すべきである。 一般的には \fBsync\fP(2)  を呼び出す前に、 システムを静止状態にさせる \fBshutdown\fP(8),
+\fBreboot\fP(8), \fBhalt\fP(8)  といったコマンドを使ってプロセッサーを停止させるべきである。
+(これらのコマンドにはいろいろな実装があるので、 ドキュメントを当ること。 \fBreboot\fP(8), \fBhalt\fP(8)
 を直接呼び出すべきではないシステムもある。)
 .SH オプション
-.TP
-.B "\-\-help"
+.TP 
+\fB\-\-help\fP
 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
-.TP
-.B "\-\-version"
+.TP 
+\fB\-\-version\fP
 標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
-.TP
-.B "\-\-"
+.TP 
+\fB\-\-\fP
 オプションリストを終了する。
 .SH 環境変数
-変数 \fBLANG\fP, \fBLC_ALL\fP, \fBLC_CTYPE\fP, \fBLC_MESSAGES\fP
-は通常の意味を持つ。
+変数 \fBLANG\fP, \fBLC_ALL\fP, \fBLC_CTYPE\fP, \fBLC_MESSAGES\fP は通常の意味を持つ。
 .SH 準拠
 POSIX.2.
 .SH 注意
-Linux では、
-.B sync
-は (まだ書き込まれていない) ダーティなブロックの書き込みを
-スケジューリングすることのみを保証する。
-つまり、すべてのブロックの書き込みが終るまでに、実際には少し時間がかかる。
-.BR reboot (8),
-.BR halt (8)
-コマンドは
-.BR sync (2)
-を呼んだ後に数秒間スリープすることで、これを考慮に入れている。
+Linux では、 \fBsync\fP は (まだ書き込まれていない) ダーティなブロックの書き込みを スケジューリングすることのみを保証する。
+つまり、すべてのブロックの書き込みが終るまでに、実際には少し時間がかかる。 \fBreboot\fP(8), \fBhalt\fP(8)  コマンドは
+\fBsync\fP(2)  を呼んだ後に数秒間スリープすることで、これを考慮に入れている。
 .PP
-このページでは file\%utils-4.0 パッケージでの
-.B sync
-コマンドについて説明しているので、
+このページでは file\%utils\-4.0 パッケージでの \fBsync\fP コマンドについて説明しているので、
 その他のバージョンでは少し違いがあるかもしれない。
 .SH 関連項目
-.BR sync (2),
-.BR halt (8),
-.BR reboot (8),
-.BR update (8)
+\fBsync\fP(2), \fBhalt\fP(8), \fBreboot\fP(8), \fBupdate\fP(8)