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Update translations: chroot, csplit, dd, du, pwd
[linuxjm/coreutils.git] / draft / man1 / dd.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.44.1.
2 .TH DD "1" "2016年2月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
3 .SH 名前
4 dd \- ファイルの変換とコピーを行う
5 .SH 書式
6 .B dd
7 [\fIOPERAND\fR]...
8 .br
9 .B dd
10 \fIOPTION\fR
11 .SH 説明
12 .\" Add any additional description here
13 .PP
14 オペランド OPERAND に従って、変換や書式設定しながらファイルをコピーします。
15 .TP
16 bs=BYTES
17 一回に BYTES バイトずつ読み書きする
18 .TP
19 cbs=BYTES
20 一回に BYTES バイト変換する
21 .TP
22 conv=CONVS
23 コンマで区切られたシンボルリストとしてファイルを変換する
24 .TP
25 count=N
26 入力ブロック N 個分だけコピーする
27 .TP
28 ibs=BYTES
29 一回に BYTES バイトずつ読み込む (デフォルト: 512)
30 .TP
31 if=FILE
32 標準入力の代わりに FILE から読み込む
33 .TP
34 iflag=FLAGS
35 コンマで区切られたシンボルリストとして読み込む
36 .TP
37 obs=BYTES
38 一回に BYTES バイトずつ書き込む (デフォルト: 512)
39 .TP
40 of=FILE
41 標準出力の代わりに FILE に書き込む
42 .TP
43 oflag=FLAGS
44 コンマで区切られたシンボルリストとして書き込む
45 .TP
46 seek=BLOCKS
47 出力開始時に、サイズ obs のブロック BLOCKS 個分をスキップする
48 .TP
49 skip=BLOCKS
50 入力開始時に、サイズ ibs のブロック BLOCKS 個分をスキップする
51 .TP
52 status=LEVEL
53 標準エラーに出力する情報の LEVEL。
54 \&'none' はエラーメッセージ以外のすべてを出力しない。
55 \&'noxfer' は最後の転送統計情報を出力しない。
56 \&'progress' は定期的に転送統計情報を出力する。
57 .PP
58 N および BYTES には以下の倍数接尾子を続けることができます:
59 c =1、w =2、b =512、kB =1000、K =1024、MB =1000*1000、M =1024*1024、xM =M
60 GB =1000*1000*1000、G =1024*1024*1024、および T、P、E、Z、Y などです。
61 .PP
62 各 CONV シンボルは以下の通りです:
63 .TP
64 ascii
65 EBCDIC から ASCII へ
66 .TP
67 ebcdic
68 ASCII から EBCDIC へ
69 .TP
70 ibm
71 ASCII から alternate EBCDIC へ
72 .TP
73 block
74 改行区切りのレコードをサイズが cbs になるようにスペースで埋める
75 .TP
76 unblock
77 サイズが cbs のレコードの末尾スペース (複数化) を改行で置換する
78 .TP
79 lcase
80 大文字を小文字に変換する
81 .TP
82 ucase
83 小文字を大文字に変換する
84 .TP
85 sparse
86 NUL の入力ブロックを出力先に書き込まずにスキップするようにする
87 .TP
88 swab
89 入力バイトの各組を入れ替える
90 .TP
91 sync
92 各入力ブロックをサイズが ibs になるまで NUL で埋める。block
93 または unblock と一緒に利用された場合 NUL でなくスペースで埋める
94 .TP
95 excl
96 出力ファイルが既に存在する場合に失敗させる
97 .TP
98 nocreat
99 出力ファイルを作成しない
100 .TP
101 notrunc
102 出力ファイルを切り詰めない
103 .TP
104 noerror
105 読み込みエラー後も継続する
106 .TP
107 fdatasync
108 終了前に出力ファイルデータを物理的に書き込む
109 .TP
110 fsync
111 上と同様だがメタデータに対しても使用する
112 .PP
113 各 FLAG シンボルは以下の通りです:
114 .TP
115 append
116 追加モード (出力に対してのみ意味がある。 conv=notrunc を推奨)
117 .TP
118 direct
119 データに対して直接 I/O を使用する
120 .TP
121 directory
122 ディレクトリで無い場合に失敗させる
123 .TP
124 dsync
125 データに対して同期 I/O を使用する
126 .TP
127 sync
128 上と同様だがメタデータに対しても使用する
129 .TP
130 fullblock
131 入力のブロックがいっぱいになるまで蓄積する (iflag のみ)
132 .TP
133 nonblock
134 非ブロック I/O を使用する
135 .TP
136 noatime
137 アクセス時間を更新しない
138 .TP
139 nocache
140 キャッシュを使わないように要求する。 oflag=sync も参照のこと
141 .TP
142 noctty
143 ファイルからの制御端末を割り当てない
144 .TP
145 nofollow
146 シンボリックリンクをたどらない
147 .TP
148 count_bytes
149 \&'count=N' をバイト数として扱う (iflag のみ)
150 .TP
151 skip_bytes
152 \&'skip=N' をバイト数として扱う (iflag のみ)
153 .TP
154 seek_bytes
155 \&'seek=N' をバイト数として扱う (oflag のみ)
156 .PP
157 USR1 シグナルを実行中の 'dd' プロセスに送信すると、
158 I/O 統計情報が標準エラーに出力され、コピーが再開されます。
159 .PP
160 以下のオプションがあります。
161 .TP
162 \fB\-\-help\fR
163 この使い方を表示して終了する
164 .TP
165 \fB\-\-version\fR
166 バージョン情報を表示して終了する
167 .PP
168 GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
169 dd の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
170 完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/dd> にあります。
171 ローカルでは info '(coreutils) dd invocation' で参照できます。
172 .SH 作者
173 作者 Paul Rubin、 David MacKenzie、および Stuart Kemp。
174 .SH 著作権
175 Copyright \(co 2016 Free Software Foundation, Inc.
176 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
177 .br
178 This is free software: you are free to change and redistribute it.
179 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
180 .SH 関連項目
181 .B dd
182 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
183 .B info
184 および
185 .B dd
186 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
187 .IP
188 .B info dd
189 .PP
190 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。