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Improve ja.po for coreutils 8.25
[linuxjm/coreutils.git] / draft / man1 / ln.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.44.1.
2 .TH LN "1" "2016年2月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
3 .SH 名前
4 ln \- ファイル間のリンクを作成する
5 .SH 書式
6 .B ln
7 [\fIOPTION\fR]... [\fI-T\fR] \fITARGET LINK_NAME   (1番目の形式)\fR
8 .br
9 .B ln
10 [\fIOPTION\fR]... \fITARGET                  (2番目の形式)\fR
11 .br
12 .B ln
13 [\fIOPTION\fR]... \fITARGET\fR... \fIDIRECTORY     (3番目の形式)\fR
14 .br
15 .B ln
16 [\fIOPTION\fR]... \fI-t DIRECTORY TARGET\fR...  \fI(4番目の形式)\fR
17 .SH 説明
18 .\" Add any additional description here
19 .PP
20 1 番目の書式では TARGET に対する LINK_NAME という名前のリンクを作成します。
21 2 番目の書式では TARGET に対するリンクを現在のディレクトリに作成します。
22 3 番目と 4 番目の書式では、各 TARGET に対するリンクを DIRECTORY に作成します。
23 デフォルトではハードリンクが作成されます。
24 \fB\-\-symbolic\fR を使用すると、シンボリックリンクが作成されます。
25 デフォルトでは、作成先 (新しいリンクの名前) がすでに存在していてはいけません。
26 ハードリンクを作成する場合は TARGET が存在しなければいけません。
27 シンボリックリンクは任意のテキストを保持することができます。
28 後でシンボリックリンクを辿る際には、相対的なリンクは親ディレクトリに対する
29 ものとして解釈されます。
30 .PP
31 長いオプションで必須となっている引数は短いオプションでも必須です。
32 .TP
33 \fB\-\-backup\fR[=\fICONTROL\fR]
34 対象ファイルが存在する時にバックアップを作成する
35 .HP
36 \fB\-b\fR                          \fB\-\-backup\fR と同様だが引数を取らない
37 .TP
38 \fB\-d\fR, \fB\-F\fR, \fB\-\-directory\fR
39 スーパーユーザがディレクトリに対するハードリンク
40 を作成することを許可する。(備考: スーパーユーザ
41 であってもシステムの制限で失敗することがある)
42 .TP
43 \fB\-f\fR, \fB\-\-force\fR
44 対象ファイルが存在する時に削除する
45 .TP
46 \fB\-i\fR, \fB\-\-interactive\fR
47 対象を削除するかどうか確認メッセージを表示する
48 .TP
49 \fB\-L\fR, \fB\-\-logical\fR
50 TARGET がシンボリックリンクの場合リンクを辿る
51 .TP
52 \fB\-n\fR, \fB\-\-no\-dereference\fR
53 対象がディレクトリに対するシンボリックリンクの場合
54 通常ファイルに対するリンクとして扱う
55 .TP
56 \fB\-P\fR, \fB\-\-physical\fR
57 シンボリックリンク自体へのハードリンクを作成する
58 .TP
59 \fB\-r\fR, \fB\-\-relative\fR
60 リンクの場所からの相対パスのシンボリックリンクを作成する
61 .TP
62 \fB\-s\fR, \fB\-\-symbolic\fR
63 ハードリンクではなくシンボリックリンクを作成する
64 .TP
65 \fB\-S\fR, \fB\-\-suffix\fR=\fISUFFIX\fR
66 バックアップ接尾辞を SUFFIX にする
67 .TP
68 \fB\-t\fR, \fB\-\-target\-directory\fR=\fIDIRECTORY\fR
69 リンクを作成する DIRECTORY を指定する
70 .TP
71 \fB\-T\fR, \fB\-\-no\-target\-directory\fR
72 常に LINK_NAME を通常ファイルとして扱う
73 .TP
74 \fB\-v\fR, \fB\-\-verbose\fR
75 リンクを作成した時にファイル名を表示する
76 .TP
77 \fB\-\-help\fR
78 この使い方を表示して終了する
79 .TP
80 \fB\-\-version\fR
81 バージョン情報を表示して終了する
82 .PP
83 \fB\-\-suffix\fR も環境変数 SIMPLE_BACKUP_SUFFIX も設定されていない場合、
84 バックアップ接尾辞は '~' になります。
85 バージョン管理方法は \fB\-\-backup\fR オプションや VERSION_CONTROL 環境変数で
86 選択できます。以下の値を指定できます:
87 .TP
88 none, off
89 バックアップを作成しない (\fB\-\-backup\fR を付けた時でも)
90 .TP
91 numbered, t
92 番号付きバックアップを作成する
93 .TP
94 existing, nil
95 番号付きバックアップがあれば番号付き、なければ simple で作成する
96 .TP
97 simple, never
98 常に簡易バックアップを作成
99 .PP
100 \fB\-s\fR を使用した時は \fB\-L\fR および \fB\-P\fR は無視されます。それ以外の場合、TAREGT が
101 シンボリックリンクの場合は最後に指定したオプションが効果を持ちます。
102 デフォルトは \fB\-P\fR です。
103 .PP
104 GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
105 ln の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
106 完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/ln> にあります。
107 ローカルでは info '(coreutils) ln invocation' で参照できます。
108 .SH 作者
109 作者 Mike Parker および David MacKenzie。
110 .SH 著作権
111 Copyright \(co 2016 Free Software Foundation, Inc.
112 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
113 .br
114 This is free software: you are free to change and redistribute it.
115 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
116 .SH 関連項目
117 link(2), symlink(2)
118 .PP
119 .B ln
120 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
121 .B info
122 および
123 .B ln
124 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
125 .IP
126 .B info ln
127 .PP
128 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。