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Complete numfmt.1
[linuxjm/coreutils.git] / draft / man1 / numfmt.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.44.1.
2 .TH NUMFMT "1" "2016年2月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
3 .SH 名前
4 numfmt \- 数字から人が読みやすい文字列への変換と、その逆変換
5 .SH 書式
6 .B numfmt
7 [\fIOPTION\fR]... [\fINUMBER\fR]...
8 .SH 説明
9 .\" Add any additional description here
10 .PP
11 NUMBER (複数可) を変換する。何も指定されなかった場合は標準入力から
12 読み込んだ数字を変換する。
13 .PP
14 長いオプションで必須となっている引数は短いオプションでも必須です。
15 .TP
16 \fB\-\-debug\fR
17 無効な入力についての警告を表示する
18 .TP
19 \fB\-d\fR, \fB\-\-delimiter\fR=\fIX\fR
20 フィールド区切りとしてホワイトスペースではなく X を使用する
21 .TP
22 \fB\-\-field\fR=\fIFIELDS\fR
23 入力フィールド N の数字を変換する (デフォルトは 1)
24 下記の FIELDS の説明を参照
25 .TP
26 \fB\-\-format\fR=\fIFORMAT\fR
27 printf 形式の浮動小数点フォーマットとして FORMAT を使う。
28 詳細は下記の FORMAT の説明を参照
29 .TP
30 \fB\-\-from\fR=\fIUNIT\fR
31 入力された数字を UNIT に自動スケーリングする。
32 デフォルトは 'none' である。下記の UNIT の項を参照
33 .TP
34 \fB\-\-from\-unit\fR=\fIN\fR
35 入力単位のサイズの指定 (デフォルトは 1)
36 .TP
37 \fB\-\-grouping\fR
38 ロケールで定義された桁のグルーピングを使う (例: 1,000,000)。
39 (したがって C/POSIX ロケールではこのオプションは効果がない)
40 .TP
41 \fB\-\-header\fR[=\fIN\fR]
42 最初の N 行のヘッダーを (変換せずに) 出力する。
43 N が指定されなかった場合 N は 1 になる
44 .TP
45 \fB\-\-invalid\fR=\fIMODE\fR
46 無効な数字入力時の失敗モード; MODE に指定できるのは
47 abort (デフォルト), fail, warn, ignore
48 .TP
49 \fB\-\-padding\fR=\fIN\fR
50 パディングをして出力を N 文字幅にする。
51 正の N は右寄せ、負の N は左寄せ。
52 出力の幅が N より大きい場合パディングは無視される。
53 デフォルトの動作では、ホワイトスペースがあった場合に
54 自動的にパディングが行われる
55 .TP
56 \fB\-\-round\fR=\fIMETHOD\fR
57 スケーリング時の丸め方法として METHOD を使用する
58 METHOD に指定できるのは up, down,
59 from\-zero (デフォルト), towards\-zero, nearest
60 .TP
61 \fB\-\-suffix\fR=\fISUFFIX\fR
62 出力する数字に SUFFIX を追加する。
63 また、入力する数字で接尾辞 SUFFIX を受け付ける
64 .TP
65 \fB\-\-to\fR=\fIUNIT\fR
66 出力する数字を UNIT に自動スケーリングする。
67 下記の UNIT の項を参照
68 .TP
69 \fB\-\-to\-unit\fR=\fIN\fR
70 出力単位のサイズの指定 (デフォルトは 1)
71 .TP
72 \fB\-z\fR, \fB\-\-zero\-terminated\fR
73 行の区切りを改行でなく NUL にする
74 .TP
75 \fB\-\-help\fR
76 この使い方を表示して終了する
77 .TP
78 \fB\-\-version\fR
79 バージョン情報を表示して終了する
80 .SS "UNIT オプション:"
81 .TP
82 none
83 自動スケーリングを行わない。接尾辞があるとエラーが発生する。
84 .TP
85 auto
86 1〜2文字の接尾辞を付けることができる
87 .IP
88 1K = 1000,
89 1Ki = 1024,
90 1M = 1000000,
91 1Mi = 1048576,
92 .TP
93 si
94 1文字の接尾辞を付けることができる
95 .IP
96 1K = 1000,
97 1M = 1000000,
98 \&...
99 .TP
100 iec
101 1文字の接尾辞を付けることができる
102 .IP
103 1K = 1024,
104 1M = 1048576,
105 \&...
106 .TP
107 iec\-i
108 2文字の接尾辞を付けることができる
109 .IP
110 1Ki = 1024,
111 1Mi = 1048576,
112 \&...
113 .PP
114 FIELDS では cut(1) と同様の形式のフィールドの範囲指定が使用できます。
115 .TP
116 N
117 N 番目のフィールド。 1 から始まる
118 .TP
119 N\-
120 N 番目のフィールドから行末まで
121 .TP
122 N\-M
123 N 番目から M 番目 (これも含まれる) のフィールド
124 .TP
125 \fB\-M\fR
126 行頭から M 番目のフィールド (これも含まれる)
127 .TP
128 \-
129 すべてのフィールド
130 .PP
131 コンマで区切って複数のフィールドや範囲を指定できます。
132 .PP
133 FORMAT は浮動小数点引数 '%f' を出力できるものでなければいけません。
134 クォートを付けると (%'f) (現在のロケールでサポートされていれば) \fB\-\-grouping\fR
135 が有効になります。幅を示す数字を指定すると (%10f) パディングが付与されます。
136 0 を幅の指定に付けると (%010f) 数字は指定の幅まで 0 が付与されます。
137 負の幅を指定すると (%\-10f) 出力が左寄せされます。
138 精度を指定すると (%.1f) 入力から決定される精度を上書きされます。
139 .PP
140 入力されたすべての数字が正常に変換された場合、終了ステータスは 0 です。
141 デフォルトでは、 numfmt は変換エラーが最初に起こった時点で終了ステータス 2 で
142 終了します。 \fB\-\-invalid=\fR'fail' が指定された場合、変換エラーそれぞれについて
143 警告が表示され、終了ステータスは 2 になります。 \fB\-\-invalid=\fR'warn' の場合、
144 変換エラーそれぞれについてメッセージが表示されますが、終了ステータスは
145 0 になります。 \fB\-\-invalid=\fR'ignore' の場合、変換エラーは表示されず、終了
146 ステータスは 0 になります。
147 .SH 例
148 .IP
149 \f(CW$ numfmt --to=si 1000\fR
150 .IP
151 \-> "1.0K"
152 .IP
153 \f(CW$ numfmt --to=iec 2048\fR
154 .IP
155 \-> "2.0K"
156 .IP
157 \f(CW$ numfmt --to=iec-i 4096\fR
158 .IP
159 \-> "4.0Ki"
160 .IP
161 \f(CW$ echo 1K | numfmt --from=si\fR
162 .IP
163 \-> "1000"
164 .IP
165 \f(CW$ echo 1K | numfmt --from=iec\fR
166 .IP
167 \-> "1024"
168 .IP
169 \f(CW$ df -B1 | numfmt --header --field 2-4 --to=si\fR
170 .br
171 \f(CW$ ls -l  | numfmt --header --field 5 --to=iec\fR
172 .br
173 \f(CW$ ls -lh | numfmt --header --field 5 --from=iec --padding=10\fR
174 .br
175 \f(CW$ ls -lh | numfmt --header --field 5 --from=iec --format %10f\fR
176 .PP
177 GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
178 numfmt の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
179 完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/numfmt> にあります。
180 ローカルでは info '(coreutils) numfmt invocation' で参照できます。
181 .SH 作者
182 作者 Assaf Gordon。
183 .SH 著作権
184 Copyright \(co 2016 Free Software Foundation, Inc.
185 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
186 .br
187 This is free software: you are free to change and redistribute it.
188 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
189 .SH 関連項目
190 .B numfmt
191 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
192 .B info
193 および
194 .B numfmt
195 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
196 .IP
197 .B info numfmt
198 .PP
199 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。