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GNU_coreutils: Release pages for coreutils-8.16.
[linuxjm/coreutils.git] / release / man1 / dd.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.40.4.
2 .TH DD "1" "2012年4月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
3 .SH 名前
4 dd \- ファイルの変換とコピーを行う
5 .SH 書式
6 .B dd
7 [\fIOPERAND\fR]...
8 .br
9 .B dd
10 \fIOPTION\fR
11 .SH 説明
12 .\" Add any additional description here
13 .PP
14 オペランド OPERAND に従って、変換や書式設定しながらファイルをコピーします。
15 .TP
16 bs=BYTES
17 一回に BYTES バイトずつ読み書きする
18 .TP
19 cbs=BYTES
20 一回に BYTES バイト変換する
21 .TP
22 conv=CONVS
23 コンマで区切られたシンボルリストとしてファイルを変換する
24 .TP
25 count=N
26 入力ブロック N 個分だけコピーする
27 .TP
28 ibs=BYTES
29 一回に BYTES バイトずつ読み込む (デフォルト: 512)
30 .TP
31 if=FILE
32 標準入力の代わりに FILE から読み込む
33 .TP
34 iflag=FLAGS
35 コンマで区切られたシンボルリストとして読み込む
36 .TP
37 obs=BYTES
38 一回に BYTES バイトずつ書き込む (デフォルト: 512)
39 .TP
40 of=FILE
41 標準出力の代わりに FILE に書き込む
42 .TP
43 oflag=FLAGS
44 コンマで区切られたシンボルリストとして書き込む
45 .TP
46 seek=BLOCKS
47 出力開始時に、サイズ obs のブロック BLOCKS 個分をスキップする
48 .TP
49 skip=BLOCKS
50 入力開始時に、サイズ ibs のブロック BLOCKS 個分をスキップする
51 .TP
52 status=noxfer
53 転送ステータス表示を抑止する
54 .PP
55 BLOCKS および BYTES は以下の倍数接尾子を続けることができます:
56 c =1、w =2、b =512、kB =1000、K =1024、MB =1000*1000、M =1024*1024、xM =M
57 GB =1000*1000*1000、G =1024*1024*1024、および T、P、E、Z、Y などです。
58 .PP
59 各 CONV シンボルは以下の通りです:
60 .TP
61 ascii
62 EBCDIC から ASCII へ
63 .TP
64 ebcdic
65 ASCII から EBCDIC へ
66 .TP
67 ibm
68 ASCII から alternate EBCDIC へ
69 .TP
70 block
71 改行区切りのレコードをサイズが cbs になるようにスペースで埋める
72 .TP
73 unblock
74 サイズが cbs のレコードの末尾スペース (複数化) を改行で置換する
75 .TP
76 lcase
77 大文字を小文字に変換する
78 .TP
79 ucase
80 小文字を大文字に変換する
81 .TP
82 sparse
83 NUL の入力ブロックを出力先に書き込まずにスキップするようにする
84 .TP
85 swab
86 入力バイトの各組を入れ替える
87 .TP
88 sync
89 各入力ブロックをサイズが ibs になるまで NUL で埋める。block
90 または unblock と一緒に利用された場合 NUL でなくスペースで埋める
91 .TP
92 excl
93 出力ファイルが既に存在する場合に失敗させる
94 .TP
95 nocreat
96 出力ファイルを作成しない
97 .TP
98 notrunc
99 出力ファイルを切り詰めない
100 .TP
101 noerror
102 読み込みエラー後も継続する
103 .TP
104 fdatasync
105 終了前に出力ファイルデータを物理的に書き込む
106 .TP
107 fsync
108 上と同様だがメタデータに対しても使用する
109 .PP
110 各 FLAG シンボルは以下の通りです:
111 .TP
112 append
113 追加モード (出力に対してのみ意味がある。 conv=notrunc を推奨)
114 .TP
115 direct
116 データに対して直接 I/O を使用する
117 .TP
118 directory
119 ディレクトリで無い場合に失敗させる
120 .TP
121 dsync
122 データに対して同期 I/O を使用する
123 .TP
124 sync
125 上と同様だがメタデータに対しても使用する
126 .TP
127 fullblock
128 入力のブロックがいっぱいになるまで蓄積する (iflag のみ)
129 .TP
130 nonblock
131 非ブロック I/O を使用する
132 .TP
133 noatime
134 アクセス時間を更新しない
135 .TP
136 nocache
137 キャッシュデータを破棄する
138 .TP
139 noctty
140 ファイルからの制御端末を割り当てない
141 .TP
142 nofollow
143 シンボリックリンクをたどらない
144 .TP
145 count_bytes
146 \&'count=N' をバイト数として扱う (iflag のみ)
147 .TP
148 skip_bytes
149 \&'skip=N' をバイト数として扱う (iflag のみ)
150 .TP
151 seek_bytes
152 \&'seek=N' をバイト数として扱う (oflag のみ)
153 .PP
154 USR1 シグナルを実行中の 'dd' に送ると、 I/O 統計情報を標準出力に
155 表示してからコピーを続けます。
156 .IP
157 \f(CW$ dd if=/dev/zero of=/dev/null& pid=$!\fR
158 .br
159 \f(CW$ kill -USR1 $pid; sleep 1; kill $pid\fR
160 .IP
161 18335302+0 レコード入力
162 18335302+0 レコード出力
163 9387674624 バイト (9.4 GB) コピーされました、 34.6279 秒、 271 MB/秒
164 .PP
165 オプションは次の通りです:
166 .TP
167 \fB\-\-help\fR
168 この使い方を表示して終了する
169 .TP
170 \fB\-\-version\fR
171 バージョン情報を表示して終了する
172 .SH 作者
173 作者 Paul Rubin、 David MacKenzie、および Stuart Kemp。
174 .SH バグの報告
175 dd のバグを発見した場合は bug\-coreutils@gnu.org に報告してください。
176 GNU coreutils のホームページ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
177 GNU ソフトウェアを使用する際の一般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/>
178 dd の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
179 完全な文書を参照する場合は info coreutils 'dd invocation' を実行してください。
180 .SH 著作権
181 Copyright \(co 2012 Free Software Foundation, Inc.
182 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
183 This is free software: you are free to change and redistribute it.
184 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
185 .SH 関連項目
186 .B dd
187 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
188 .B info
189 および
190 .B dd
191 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
192 .IP
193 .B info dd
194 .PP
195 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。