release/man1/join.1

   1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.44.1.
   2 .TH JOIN "1" "2016年2月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
   3 .SH 名前
   4 join \- 2 つのファイルのフィールドが共通な行を結合する
   5 .SH 書式
   6 .B join
   7 [\fIOPTION\fR]... \fIFILE1 FILE2\fR
   8 .SH 説明
   9 .\" Add any additional description here
  10 .PP
  11 入力行のあるフィールドを比較し、同一だった場合、結合して標準出力に出力します。
  12 スペースで区切られた最初のフィールドがデフォルトで比較されます。
  13 .PP
  14 FILE1 と FILE2 の一方が \- の場合 (両方は不可)、標準入力から読み込みます。
  15 .TP
  16 \fB\-a\fR FILENUM
  17 ファイル FILENUM の組み合わせの対応づけができない行も
  18 出力する。FILENUM は 1 または 2 であり、
  19 それぞれ FILE1 や FILE2 に対応する
  20 .TP
  21 \fB\-e\fR EMPTY
  22 入力フィールドが存在しない場合 EMPTY で置き換える
  23 .TP
  24 \fB\-i\fR, \fB\-\-ignore\-case\fR
  25 フィールドを比較する時に大文字と小文字の違いを無視する
  26 .TP
  27 \fB\-j\fR FIELD
  28 \&'\-1 FIELD \fB\-2\fR FIELD' と同等
  29 .TP
  30 \fB\-o\fR FORMAT
  31 出力行の生成を FORMAT に基づいて行う
  32 .TP
  33 \fB\-t\fR CHAR
  34 入出力のフィールドの区切り文字として CHAR を使用する
  35 .HP
  36 \fB\-v\fR FILENUM        \fB\-a\fR FILENUM と同様だが、結合した行を出力しない
  37 .TP
  38 \fB\-1\fR FIELD
  39 FILE1 の FIELD 番目のフィールドを使用して結合する
  40 .TP
  41 \fB\-2\fR FIELD
  42 FILE2 の FIELD 番目のフィールドを使用して結合する
  43 .TP
  44 \fB\-\-check\-order\fR
  45 入力行の組み合わせが全て存在していたとしても、入力
  46 が正しく並べ替えられているかを確認する
  47 .TP
  48 \fB\-\-nocheck\-order\fR
  49 入力が正しく並べられているかを確認しない
  50 .TP
  51 \fB\-\-header\fR
  52 各ファイルの 1 行目をヘッダとして扱い、結合せずに
  53 表示を行う
  54 .TP
  55 \fB\-z\fR, \fB\-\-zero\-terminated\fR
  56 行の区切りとして改行文字ではなく NUL を使用する
  57 .TP
  58 \fB\-\-help\fR
  59 この使い方を表示して終了する
  60 .TP
  61 \fB\-\-version\fR
  62 バージョン情報を表示して終了する
  63 .PP
  64 \fB\-t\fR CHAR が指定されない限り、空白がフィールドを分離し、先頭の空白は無視されます。
  65 指定された場合はフィールドは CHAR によって分離されます。
  66 全ての FIELD は 1 から始まるフィールド番号で識別されます。
  67 FORMAT は一つ以上のコンマ (,) または空白で区切られたフィールド指定で、
  68 それぞれの指定は 'FILENUM.FIELD' または '0' です。
  69 デフォルトの FORMAT では、結合されたフィールド、 FILE1 の残ったフィールド、
  70 FILE2 の残ったフィールドを CHAR で区切って出力します。
  71 FORMAT が 'auto' というキーワードの場合、各ファイルの最初の行により、
  72 各行で出力されるフィールドの数が決定されます。
  73 .PP
  74 重要: FILE1 と FILE2 は結合するフィールドに関してソートされていなければいけません。
  75 例えば、'join' にオプションを指定しないときは "sort \fB\-k\fR 1b,1" を使用し、
  76 \&'sort' にオプションを指定しないときは "join \fB\-t\fR ''" を使用します。
  77 備考として、比較の優先順位は 'LC_COLLATE' で指定された規則に基づきます。
  78 入力がソートされておらず、いくつかの行が結合できない場合は、
  79 警告メッセージが表示されます。
  80 .PP
  81 GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
  82 join の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
  83 完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/join> にあります。
  84 ローカルでは info '(coreutils) join invocation' で参照できます。
  85 .SH 作者
  86 作者 Mike Haertel。
  87 .SH 著作権
  88 Copyright \(co 2016 Free Software Foundation, Inc.
  89 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
  90 .br
  91 This is free software: you are free to change and redistribute it.
  92 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
  93 .SH 関連項目
  94 comm(1), uniq(1)
  95 .PP
  96 .B join
  97 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
  98 .B info
  99 および
 100 .B join
 101 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
 102 .IP
 103 .B info join
 104 .PP
 105 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。