-.\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.40.4.
-.TH SHRED "1" "2012年4月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
+.\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.44.1.
+.TH SHRED "1" "2016年2月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
.SH 名前
shred \- ファイルを上書きし、その内容が分からないようにする (追加でファイルの削除も可能)
.SH 書式
.\" Add any additional description here
.PP
指定されたファイルに対して上書きを繰り返し、非常に高価な機械でさえも
-データ復元の為の調査を行う事が非常に困難となるようにします。
+データ復元の為の調査を行うことが非常に困難となるようにします。
.PP
-長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。
+FILE に \- を指定した場合、標準出力に対して shred を行います。
+.PP
+長いオプションで必須となっている引数は短いオプションでも必須です。
.TP
\fB\-f\fR, \fB\-\-force\fR
書き込みができるように必要に応じてアクセス権限を変更する
.TP
\fB\-u\fR, \fB\-\-remove\fR
上書き後にファイルを切り詰めと削除を行う
+.HP
+\fB\-\-remove\fR[=\fIHOW\fR] \fB\-u\fR と同様だが、削除の方法を HOW で制御できる。下記参照
.TP
\fB\-v\fR, \fB\-\-verbose\fR
進行状況を表示する
\fB\-\-version\fR
バージョン情報を表示して終了する
.PP
-FILE が \- の場合、標準出力を shred します。
-.PP
-\fB\-\-remove\fR (\fB\-u\fR) が指定されたときには FILE を削除します。/dev/hda のような
-デバイスファイルを操作するのが一般的であり、それらのファイルは通常削除す
-るべきではないため、デフォルトではファイルを削除しません。通常ファイルを
-操作する時は、ほとんどの人が \fB\-\-remove\fR オプションを使用します。
+\fB\-\-remove\fR (\fB\-u\fR) が指定されたときには FILE を削除します。
+デフォルトではファイルを削除しません。
+それは、 \fI/dev/hda\fP のようなデバイスファイルを操作するのが一般的であり、
+それらのファイルは通常削除するべきではないためです。
+通常ファイルを操作する時は、ほとんどの人が \fB\-\-remove\fR オプションを使用します。
+オプションの HOW パラメーターは、
+ディレクトリエントリーをどのように削除するかを指定します。
+\&'unlink' => 標準の unlink コールを使用する。
+\&'wipe' => それに加えて、最初に名前のバイトの難読化を行う。
+\&'wipesync' => それに加えて、難読化した各バイトをディスクに sync する。
+デフォルトモードは 'wipesync' ですが、この操作は非常に時間がかかります。
.PP
警告: shred は非常に重要な仮定に基づいていることに注意してください。
ファイルシステムはデータが存在する場所に上書きするということです。これ
.PP
ext3 ファイルシステムの場合は、上記の制限事項 (および shred の効果が限定的
になってしまうこと) は data=journal モードの時のみ発生します。このときは
-メタデータに加えてファイルデータもジャーナルが行われます。 data=orderd
+メタデータに加えてファイルデータもジャーナルが行われます。 data=ordered
(デフォルト) および data=writeback モードの場合、shred は通常通り動作します。
ext3 のジャーナルモードは mount のオプションに data=... オプションを与える
-ことによって変更されます。ファイルシステムのオプションは /etc/fstab ファイル
+ことによって変更されます。ファイルシステムのオプションは \fI/etc/fstab\fP ファイル
に記述されます。詳細はマニュアル (man mount) に記述されています。
.PP
加えて、ファイルシステムのバックアップおよびリモートミラーに削除できない
ファイルのコピーが含まれている場合があります。これにより shred したファイル
が後で復元できるかもしれません。
+.PP
+GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
+shred の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
+完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/shred> にあります。
+ローカルでは info '(coreutils) shred invocation' で参照できます。
.SH 作者
作者 Colin Plumb。
-.SH バグの報告
-shred のバグを発見した場合は bug\-coreutils@gnu.org に報告してください。
-GNU coreutils のホームページ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
-GNU ソフトウェアを使用する際の一般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/>
-shred の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
-完全な文書を参照する場合は info coreutils 'shred invocation' を実行してください。
.SH 著作権
-Copyright \(co 2012 Free Software Foundation, Inc.
+Copyright \(co 2016 Free Software Foundation, Inc.
ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
+.br
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There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
.SH 関連項目