3 .\" Author: Jon Masters <jcm@jonmasters.org>
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16 .\" translated for 29, 2022-05-31 ribbon <ribbon@users.osdn.me>
18 .TH DEPMOD\&.D 5 2021/01/29 kmod depmod.d
21 .\" -----------------------------------------------------------------
22 .\" * Define some portability stuff
23 .\" -----------------------------------------------------------------
24 .\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
25 .\" http://bugs.debian.org/507673
26 .\" http://lists.gnu.org/archive/html/groff/2009-02/msg00013.html
27 .\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
28 .\" -----------------------------------------------------------------
29 .\" * set default formatting
30 .\" -----------------------------------------------------------------
31 .\" disable hyphenation
33 .\" disable justification (adjust text to left margin only)
35 .\" -----------------------------------------------------------------
36 .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
37 .\" -----------------------------------------------------------------
39 depmod.d \- depmod 向けの設定ディレクトリ
42 /usr/lib/depmod\&.d/*\&.conf
44 /usr/local/lib/depmod\&.d/*\&.conf
46 /run/depmod\&.d/*\&.conf
48 /etc/depmod\&.d/*\&.conf
51 \fBdepmod\fP コマンドによって処理されるモジュールの順番は、 グローバルにもモジュールごとにでも変更できます。 このことが役立つ場面としては、
52 ビルトインのカーネルモジュールが、 カスタムビルドされている場合です。 そしてユーザーが望む動作として、
53 カーネルにより提供されるモジュールバージョンを上書きして、 処理優先度を制御したい場合です。
55 depmod\&.d 配下にあるファイルのフォーマットは単純です。 1 行に 1 つのコマンドを記述します。 空行や \*(Aq#\*(Aq
56 で始まる行は無視されます (コメント行として利用できます)。 行末に \*(Aq\e\*(Aq を記述すれば、 次の行への継続を表します。
57 これを使えば、ファイルが多少すっきりします。
60 search \fIsubdirectory\&.\&.\&.\fP
62 これは、 \fBdepmod\fP によって処理される /lib/modules (あるいは設定されたモジュールディレクトリ)
63 配下のサブディレクトリの処理順の指定を行います。 ディレクトリを順に列記して、 最も優先度の高いディレクトリを先頭に記述します。
64 同じく最も優先度の低いディレクトリを最後に記述します。 特別なキーワード \fBbuilt\-in\fP は、
65 カーネルによってインストールされた標準的なモジュールディレクトリを参照します。 別のキーワード \fBexternal\fP は、
66 外部ディレクトリの一覧を参照するものであり、 \fBexternal\fP コマンドによって定義します。
68 デフォルトで depmod は、 ビルトインに対する検索文字列 "updates built\-in" を用いることで、 \fBupdates\fP
69 という名前のディレクトリを、 より優先度を上げて検索することができます。 ただしこれよりも、 さらに複雑な設定も可能であり、
70 代表的なディストリビューションでは、 そのような指定も利用されています。
73 override \fImodulename\fP \fIkernelversion\fP \fImodulesubdirectory\fP
75 このコマンドは、 \fBdepmod\fP コマンドにおいて同一の名前を共有する複数のモジュールが処理される場合に、
76 特定のどのバージョンのモジュールを用いるかを、 上書き指定できるものです。 1 つのカーネルを指定することや、 ワイルドカード指定 * を用いれば、
77 複数のカーネルの指定が可能です。 \fImodulesubdirectory\fP は /lib/modules
78 (あるいは別に指定されたモジュールディレクトリ) 配下のサブディレクトリ名であり、 対象とするモジュールがインストールされているディレクトリです。
80 たとえば、 \fBkmod\fP という名のテストモジュールが更新されたので、 その優先順位を上書きするには、 以下のコマンド "override kmod
81 * extra" を指定します。 これを行うことで、 /lib/modules (または別に指定されたモジュールディレクトリ) 配下のサブディレクトリ
82 \fBextra\fP に、 その名称に一致するモジュールがあれば、 カーネルが同様な名前のモジュールを提供していたとしても、 それが優先的に用いられます。
85 external \fIkernelversion\fP \fIabsolutemodulesdirectory\&.\&.\&.\fP
87 これはディレクトリの一覧を指定するものであり、 \fBsearch\fP コマンドにおける優先順位に際してチェックされるものです。 一覧の並び順に意味があり、
88 最初に示されたディレクトリが、 最も優先度の高いものです。
90 \fIkernelversion\fP は POSIX 正規表現、 またはワイルドカード * を指定します。 これは \fBoverride\fP と同様です。
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100 \fBJon Masters\fP <\&jcm@jonmasters\&.org\&>
105 \fBRobby Workman\fP <\&rworkman@slackware\&.com\&>
110 \fBLucas De Marchi\fP <\&lucas\&.de\&.marchi@gmail\&.com\&>