manual/module-init-tools/release/man8/depmod.8

   1 .de  P!
   2 \\&.
   3 .fl                     \" force out current output buffer
   4 \\!%PB
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   7 \\!/tempdict 200 dict def tempdict begin
   8 .fl                     \" prolog
   9 .sy cat \\$1\" bring in postscript file
  10 ...\" the following line matches the tempdict above
  11 \\!end % tempdict %
  12 \\!PE
  13 \\!.
  14 .sp \\$2u       \" move below the image
  15 ..
  16 .\" This -*- nroff -*- file has been generated from
  17 .\" DocBook SGML with docbook-to-man on Debian GNU/Linux.
  18 .\"
  19 .\"     transcript compatibility for postscript use.
  20 .\"
  21 .\"     synopsis:  .P! <file.ps>
  22 .\"
  23 .de  pF
  24 .ie     \a\\*(f1\a\a .ds f1 \\n(.f
  25 .el .ie \a\\*(f2\a\a .ds f2 \\n(.f
  26 .el .ie \a\\*(f3\a\a .ds f3 \\n(.f
  27 .el .ie \a\\*(f4\a\a .ds f4 \\n(.f
  28 .el .tm ? font overflow
  29 .ft \\$1
  30 ..
  31 .de  fP
  32 .ie     !\a\\*(f4\a\a \{\
  33 .       ft \\*(f4
  34 .       ds f4\"
  35 '       br \}
  36 .el .ie !\a\\*(f3\a\a \{\
  37 .       ft \\*(f3
  38 .       ds f3\"
  39 '       br \}
  40 .el .ie !\a\\*(f2\a\a \{\
  41 .       ft \\*(f2
  42 .       ds f2\"
  43 '       br \}
  44 .el .ie !\a\\*(f1\a\a \{\
  45 .       ft \\*(f1
  46 .       ds f1\"
  47 '       br \}
  48 .el .tm ? font underflow
  49 ..
  50 .\"
  51 .ds f1
  52 .\"
  53 .ds f2
  54 .\"
  55 .ds f3
  56 .\"
  57 .ds f4
  58 '\" t
  59 .ta 8n 16n 24n 32n 40n 48n 56n 64n 72n
  60 .\"*******************************************************************
  61 .\"
  62 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
  63 .\"
  64 .\"*******************************************************************
  65 .\"
  66 .\" Japanese Version Copyright (C) 2005 Suzuki Takashi
  67 .\"         all rights reserved.
  68 .\" Translated Fri Jul  8 23:11:03 JST 2005
  69 .\"         by Suzuki Takashi <JM@linux.or.jp>.
  70 .\"
  71 .TH depmod 8
  72 .SH 名前
  73 depmod \(em \fBmodules.dep\fP とマップファイルを生成するプログラム
  74 .SH 書式
  75 .PP
  76 \fBdepmod\fP [\fB\-b \fP\fIbasedir\fP\fI] [\fP\fB\-e\fP\fI] [\fP\fB\-F \fP\fISystem.map\fP\fI]
  77 [\fP\fB\-n\fP\fI] [\fP\fB\-v\fP\fI] [\fP\fIversion\fP\fI] [\fP\fB\-A\fP\fI ]\fP
  78 .PP
  79 \fBdepmod\fP [\fB\-e\fP] [\fB\-F\fP\fISystem.map\fP\fI] [\fP\fB\-n\fP\fI] [\fP\fB\-v\fP\fI]
  80 [\fP\fIversion\fP\fI] [\fP\fIfilename\fP\fI \&...]\fP
  81 .SH このマニュアルについて
  82 .PP
  83 これは、module-init-tools
  84 パッケージに所属するユーティリティのマニュアルです。module-init-tools
  85 は、現在では kmod パッケージに引き継がれているので、kmod
  86 パッケージの同名のユーティリティのマニュアルをご覧になることをお勧めします。
  87 (2022/12/02, Linux JM Project)
  88 .SH 説明
  89 .PP
  90 Linux カーネルモジュールは、 (「シンボル」と呼ばれる) サービスを (コード中で EXPORT_SYMBOL を使って)
  91 他のモジュールが使えるように提供することができる。 後者のモジュールがこのシンボルを使う場合、
  92 後者のモジュールは前者のモジュールに依存しているのは明らかである。 このような依存関係はかなり複雑になることがある。
  93
  94 .PP
  95 \fBdepmod\fP は、 \fB/lib/modules/\fP\fIversion\fP 以下のモジュールをひとつひとつ読み込み、
  96 各モジュールがどんなシンボルをエクスポートしているかや どんなシンボルを必要としているかを調べて、 モジュールの依存関係のリストを作る。
  97 デフォルトでは、このリストは同じディレクトリの \fBmodules.dep\fP に書かれる。 ファイル名がコマンドラインで与えられると、
  98 それらのモジュールに限って調べられる (全てのモジュールが列挙されていない限り、これが役に立つことは滅多にない) 。
  99
 100 .PP
 101 \fIversion\fP が与えられると、 現在のカーネルバージョン ("uname \-r" で返るもの) ではなく、
 102 そのカーネルバージョンのモジュールディレクトリが使われる。
 103
 104 .PP
 105 \fBdepmod\fP は このディレクトリにさまざまなマップファイルも出力する。 ホットプラグ機構で使うためである。
 106
 107 .SH オプション
 108 .IP "\fB\-b \fP\fIbasedir\fP\fI \fP\fB\-\-basedir \fP\fIbasedir\fP\fI     \fP" 10
 109 対象となるモジュールが現在は (通常の) ディレクトリ \fB/lib/modules/\fP\fIversion\fP ではなく、
 110 準備用のディレクトリに置かれている場合、 ディレクトリ名の前に付く \fIbasedir\fP を指定することができる。 この \fIbasedir\fP
 111 は生成される \fBmodules.dep\fP ファイルでは 取り除かれており、そのため、いつでも通常の場所に移動させることができる。
 112
 113 .IP "\fB\-e\fP \fB\-\-errsyms\fP         " 10
 114 このオプションが \fB\-F\fP オプションと組み合わされると、 モジュールが必要としているが 他のモジュールやカーネルが提供していないシンボルを通知する。
 115 通常、モジュールが提供していないシンボルは カーネルが提供するものと見なせる (完璧な世界では当然だ) 。
 116
 117 .IP "\fB\-F\fP \fB\-\-filesyms \fP\fISystem.map\fP\fI         \fP" 10
 118 カーネルがビルドされたときに生成された \fBSystem.map\fP を指定する。 このオプションを使うと、 \fB\-e\fP
 119 オプションで未解決のシンボルを通知することができる。
 120
 121 .IP "\fB\-n\fP \fB\-\-dry\-run\fP         " 10
 122 このオプションは生成される modules.dep とさまざまなマップファイルを、 モジュールディレクトリに書き出すのではなく、標準出力に送る。
 123
 124 .IP "\fB\-A\fP \fB\-\-quick\fP         " 10
 125 このオプションを使うと、 処理を行なう前に各モジュールが \fBmodules.dep\fP ファイルよりも 新しいかどうかを見て、
 126 \fBmodules.dep\fP のほうが新しければファイルを再生成せずに静かに終了する。
 127
 128 .SH 下位互換性
 129 .PP
 130 このバージョンの \fBdepmod\fP は、 カーネル \fB2.5.48\fP およびそれ以降のためのものである。
 131 古い形式のモジュールに対応したカーネルを検出するか、 指定されたバージョンが \fB2.5.48\fP よりも前の場合、 その場で \fBdepmod.old\fP
 132 を実行しようとする。 そのため、ユーザは全く意識しなくてよい。
 133
 134 .SH 著作権
 135 .PP
 136 このマニュアルページの著作権表示は Copyright 2002, Rusty Russell, IBM Corporation.
 137
 138 .SH 関連項目
 139 .PP
 140 \fBmodprobe\fP\fB(8)\fP, \fBmodules.dep\fP\fB(5)\fP, \fBdepmod.old\fP\fB(8)\fP
 141 .\" created by instant / docbook-to-man, Fri 15 Aug 2003, 23:44