\fI\-pthread\fP でコンパイルしてリンクする。
.fi
.SH 説明
-\fBpthread_exit\fP() 関数は、呼び出したスレッドを終了し、
-\fIretval\fP 経由で値を返す。
-この値は (そのスレッドが join 可能な場合に) \fBpthread_join\fP(3) を
-呼び出した同じプロセス内の別のスレッドが参照できる値と同じである。
+\fBpthread_exit\fP() 関数は、呼び出したスレッドを終了し、 \fIretval\fP 経由で値を返す。この値は (そのスレッドが join
+可能な場合に) \fBpthread_join\fP(3) を呼び出した同じプロセス内の別のスレッドが参照できる値と同じである。
.PP
-\fBpthread_cleanup_push\fP(3) で設定されたクリーンアップハンドラーのうち、
-まだ pop (取り出されていない) ハンドラーを (push されたのと逆の順序で)
-取り出して実行する。そのスレッドがスレッド固有のデータを持っている
-場合は、クリーンアップハンドラーが実行された後に、スレッド固有のデータ
-に対応するデストラクタ (destructor) 関数が呼び出される (呼び出し順序
-は規定されていない)。
+\fBpthread_cleanup_push\fP(3) で設定されたクリーンアップハンドラーのうち、まだ pop (取り出されていない) ハンドラーを
+(push されたのと逆の順序で)
+取り出して実行する。そのスレッドがスレッド固有のデータを持っている場合は、クリーンアップハンドラーが実行された後に、スレッド固有のデータに対応するデストラクタ
+(destructor) 関数が呼び出される (呼び出し順序は規定されていない)。
.PP
-スレッドが終了する際に、プロセスの共有リソース (例えば、mutex、状態変数
-(condition variables)、セマフォ、ファイルディスクリプター)が解放される。
-\fBatexit\fP(3) を使って登録された関数は呼び出されない。
+スレッドが終了する際に、プロセスの共有リソース (例えば、mutex、状態変数 (condition
+variables)、セマフォ、ファイルディスクリプター) は解放されない。 \fBatexit\fP(3) を使って登録された関数は呼び出されない。
.PP
-プロセスの最後のスレッドが終了すると、そのプロセスは、終了ステータス 0
-で \fBexit\fP(3) を呼び出した場合と全く同じように終了する。したがって、
-プロセスの共有リソースは解放され、\fBatexit\fP(3) を使って登録された関数
-が呼び出される。
+プロセスの最後のスレッドが終了すると、そのプロセスは、終了ステータス 0 で \fBexit\fP(3)
+を呼び出した場合と全く同じように終了する。したがって、プロセスの共有リソースは解放され、\fBatexit\fP(3) を使って登録された関数が呼び出される。
.SH 返り値
この関数は呼び出し側には返らない。
.SH エラー
msgstr ""
"Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n"
"POT-Creation-Date: 2021-03-12 14:01+0900\n"
-"PO-Revision-Date: 2021-05-21 16:14+0900\n"
+"PO-Revision-Date: 2021-05-21 17:56+0900\n"
"Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n"
"Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n"
"Language: \n"
"The B<pthread_exit>() function terminates the calling thread and returns a "
"value via I<retval> that (if the thread is joinable) is available to "
"another thread in the same process that calls B<pthread_join>(3)."
-msgstr ""
-"B<pthread_exit>() 関数は、呼び出したスレッドを終了し、\n"
-"I<retval> 経由で値を返す。\n"
-"この値は (そのスレッドが join 可能な場合に) B<pthread_join>(3) を\n"
-"呼び出した同じプロセス内の別のスレッドが参照できる値と同じである。"
+msgstr "B<pthread_exit>() 関数は、呼び出したスレッドを終了し、 I<retval> 経由で値を返す。この値は (そのスレッドが join 可能な場合に) B<pthread_join>(3) を呼び出した同じプロセス内の別のスレッドが参照できる値と同じである。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/pthread_exit.3:55
"were pushed) and executed. If the thread has any thread-specific data, "
"then, after the clean-up handlers have been executed, the corresponding "
"destructor functions are called, in an unspecified order."
-msgstr ""
-"B<pthread_cleanup_push>(3) で設定されたクリーンアップハンドラーのうち、\n"
-"まだ pop (取り出されていない) ハンドラーを (push されたのと逆の順序で)\n"
-"取り出して実行する。そのスレッドがスレッド固有のデータを持っている\n"
-"場合は、クリーンアップハンドラーが実行された後に、スレッド固有のデータ\n"
-"に対応するデストラクタ (destructor) 関数が呼び出される (呼び出し順序\n"
-"は規定されていない)。"
+msgstr "B<pthread_cleanup_push>(3) で設定されたクリーンアップハンドラーのうち、まだ pop (取り出されていない) ハンドラーを (push されたのと逆の順序で) 取り出して実行する。そのスレッドがスレッド固有のデータを持っている場合は、クリーンアップハンドラーが実行された後に、スレッド固有のデータに対応するデストラクタ (destructor) 関数が呼び出される (呼び出し順序は規定されていない)。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/pthread_exit.3:62
"When a thread terminates, process-shared resources (e.g., mutexes, condition "
"variables, semaphores, and file descriptors) are not released, and functions "
"registered using B<atexit>(3) are not called."
-msgstr ""
-"スレッドが終了する際に、プロセスの共有リソース (例えば、mutex、状態変数\n"
-"(condition variables)、セマフォ、ファイルディスクリプター)が解放される。\n"
-"B<atexit>(3) を使って登録された関数は呼び出されない。"
+msgstr "スレッドが終了する際に、プロセスの共有リソース (例えば、mutex、状態変数 (condition variables)、セマフォ、ファイルディスクリプター) は解放されない。 B<atexit>(3) を使って登録された関数は呼び出されない。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/pthread_exit.3:71
"calling B<exit>(3) with an exit status of zero; thus, process-shared "
"resources are released and functions registered using B<atexit>(3) are "
"called."
-msgstr ""
-"プロセスの最後のスレッドが終了すると、そのプロセスは、終了ステータス 0\n"
-"で B<exit>(3) を呼び出した場合と全く同じように終了する。したがって、\n"
-"プロセスの共有リソースは解放され、B<atexit>(3) を使って登録された関数\n"
-"が呼び出される。"
+msgstr "プロセスの最後のスレッドが終了すると、そのプロセスは、終了ステータス 0 で B<exit>(3) を呼び出した場合と全く同じように終了する。したがって、プロセスの共有リソースは解放され、B<atexit>(3) を使って登録された関数が呼び出される。"
#. type: Plain text
#: build/C/man3/pthread_exit.3:73
\fI\-pthread\fP でコンパイルしてリンクする。
.fi
.SH 説明
-\fBpthread_exit\fP() 関数は、呼び出したスレッドを終了し、
-\fIretval\fP 経由で値を返す。
-この値は (そのスレッドが join 可能な場合に) \fBpthread_join\fP(3) を
-呼び出した同じプロセス内の別のスレッドが参照できる値と同じである。
+\fBpthread_exit\fP() 関数は、呼び出したスレッドを終了し、 \fIretval\fP 経由で値を返す。この値は (そのスレッドが join
+可能な場合に) \fBpthread_join\fP(3) を呼び出した同じプロセス内の別のスレッドが参照できる値と同じである。
.PP
-\fBpthread_cleanup_push\fP(3) で設定されたクリーンアップハンドラーのうち、
-まだ pop (取り出されていない) ハンドラーを (push されたのと逆の順序で)
-取り出して実行する。そのスレッドがスレッド固有のデータを持っている
-場合は、クリーンアップハンドラーが実行された後に、スレッド固有のデータ
-に対応するデストラクタ (destructor) 関数が呼び出される (呼び出し順序
-は規定されていない)。
+\fBpthread_cleanup_push\fP(3) で設定されたクリーンアップハンドラーのうち、まだ pop (取り出されていない) ハンドラーを
+(push されたのと逆の順序で)
+取り出して実行する。そのスレッドがスレッド固有のデータを持っている場合は、クリーンアップハンドラーが実行された後に、スレッド固有のデータに対応するデストラクタ
+(destructor) 関数が呼び出される (呼び出し順序は規定されていない)。
.PP
-スレッドが終了する際に、プロセスの共有リソース (例えば、mutex、状態変数
-(condition variables)、セマフォ、ファイルディスクリプター)が解放される。
-\fBatexit\fP(3) を使って登録された関数は呼び出されない。
+スレッドが終了する際に、プロセスの共有リソース (例えば、mutex、状態変数 (condition
+variables)、セマフォ、ファイルディスクリプター) は解放されない。 \fBatexit\fP(3) を使って登録された関数は呼び出されない。
.PP
-プロセスの最後のスレッドが終了すると、そのプロセスは、終了ステータス 0
-で \fBexit\fP(3) を呼び出した場合と全く同じように終了する。したがって、
-プロセスの共有リソースは解放され、\fBatexit\fP(3) を使って登録された関数
-が呼び出される。
+プロセスの最後のスレッドが終了すると、そのプロセスは、終了ステータス 0 で \fBexit\fP(3)
+を呼び出した場合と全く同じように終了する。したがって、プロセスの共有リソースは解放され、\fBatexit\fP(3) を使って登録された関数が呼び出される。
.SH 返り値
この関数は呼び出し側には返らない。
.SH エラー