6 【2019年版】Ubuntu系のLinuxディストリビューションを自作しよう ~準備編~
8 <meta name="description" content="
9 Ubuntu派生のLinux系OSの自作方法を解説したサイトです。
10 まずは準備編ということでベースとなるOSを決めたり、開発環境を構築したりしていきます
12 <link rel="stylesheet" href="../style/main-resp.css" media="screen and (max-width: 699px)">
13 <link rel="stylesheet" href="../style/main.css" media="screen and (min-width: 700px)">
14 <link rel="stylesheet" href="../code/vs2015.css">
15 <script src="../code/highlight.pack.js"></script>
16 <link rel="shortcut icon" href="../favicon.ico">
18 <!-- class="prettyprint linenums" でコードに色付け -->
19 <!-- <pre><code class="prettyprint linenums"></code></pre> -->
24 【2019年版】Ubuntu系のOSを自作しよう 準備編
27 BodhiBuilderを用いてオリジナルのOSを作成します。
30 自分の好きなデスクトップ環境やソフトウェアを入れてオリジナルのOSを作成しましょう。
33 実際に製作中のOS『SereneLinux』の実例を挙げながらわかりやすく解説していきます。
38 <li><a href="../index.html">トップページ</a></li>
39 <li><a class="active" href="preparation.html">準備編</a></li>
40 <li><a href="customize.html">カスタマイズ編</a></li>
41 <li><a href="makeiso.html">ISO作成編</a></li>
42 <li><a href="distribution.html">配布編</a></li>
43 <li class="right"><a href="about.html">About</a></li>
72 などの『ターゲットにするユーザ』と同時に考えるとすぐに思い浮かぶと思います。
78 SereneLinuxでは、『軽量で美しくわかりやすいUI』をコンセプトに開発を進めています。
82 <h2 class="msr_h203">開発環境を準備する。
86 実際に開発を行っていく際に必要な物を準備します。
107 定期的に更新していく時間(配布用のものを作成する場合のみ)
110 LinuxをGUIである程度カスタマイズできる能力(これから学ぶこともできます)
113 問題があったときに自分で検索したり、コミュニティに質問したりできる能力
123 開発用の高性能なパソコンとデータを保存する大容量のHDD
134 ですが、『高性能』と言うのには理由があります。
137 それは、主な開発を仮想環境上で行うからです。
140 仮想環境とはパソコンの中に仮想的に作られた環境のことを指します。
143 あくまで『仮想』なのでバックアップや性能の上げ下げを簡単に行うことができ、
150 また、過去のバージョンなどを保存するためにもたくさんの容量が必要です。
153 っと、HDDがたくさん必要な方法はわかったと思いますが、高性能なパソコンが必要な理由がまだでしたね。
156 仮想環境ではパソコンの中にパソコンを作るわけです。(細かい仕組みは違いますが)なのでその仮想的なパソコンの分までをカバーする性能が必要です。
162 SereneLinuxの開発に使われているPCの性能
165 余談ですが、参考としてSereneLinuxの開発に使われている筆者のメインPCを紹介します。
168 このPCは7~8年前の古いPCですが現役でバリバリ動作しています。
171 CPU:Xeon E3-1275 3.4GHz
173 RAM:DDR3-12800 4GB x 2
175 GPU:NVIDIA GeForce GTX 645
179 OS:Windows 10 19H1 Insider Preview Pro 64bit
194 まず、ベースとなるOSのISOイメージです
197 ベースになるISOイメージを準備するにはベースになるOSを決める必要があります。
203 ベースになるOSはUbuntu系が簡単でおすすめです(というかUbuntu系以外はこのサイトの方法ではできません)。
206 UbuntuのISOを直接改変してもいいですが、余分なソフトが多く含まれており自分のOSも重くなってしまいます。
209 逆に、MinimalISOという超最低限のUbuntuから作成してもいいですが、設定系のソフトウェアが一切入っていないので自分で調べて入れる必要があります。(入れなくてもいいですが、ユーザにとっては非常に面倒です。)
215 そこで、日本人の方が作成した「OS作成用のOS」があります。
223 <a href="http://simosnet.com/livecdroom/">
230 <a href="http://simosnet.com/livecd/basix/">
236 今回はbasix-4.0_x86_64.isoを利用して作成していきます。(SereneLinuxもこれで作成されています。)
238 <p>このDLしたISOは削除せずにとっておいてください。
252 今回は仮想化ソフトウェアとしてオープンソース(ソフトウェアの中身が公開されていること)で開発されているOracle製の
259 仮想化ソフトウェアには他にもVMware Workstation PlayerやHyper-V、QEMUなどがあります。
262 (自分のお気に入りの仮想化ソフトウェアがあるならそちらを使っていただいて結構です。)
268 <a href="https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads">
274 <img src="../images/virtualbox_download_1.PNG" alt="VirtualBoxのダウンロードする場所">
277 Windowsを使っている人はWindows hostsから、macOSの方はOS X hostsからダウンロードしてください。
280 Linuxを使っている方はそれぞれのディストリビューションのパッケージ管理システムからインストールしてください。
284 <pre><code>$ sudo apt-get -y install virtualbox</code></pre>
290 ダウンロード後はWindowsの場合はそのままウィザードに沿ってインストールしてください。
293 macOSのほうはわかりません。(環境がないので) すみませんm(_ _)m
299 カタカナが並んでいますが、すぐに終わります。
302 <a href="https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads">
308 <img src="../images/virtualbox_download_2.PNG" alt="エクステンションパックのダウンロードする場所">
314 こちらはWindowsとかMacとか関係ないです。
317 ダウンロード後はそこままダウンロードしたファイルをVirtualBoxで読み込んで完了です。
323 メニューからVirtualBoxを選んで、以下の画面が起動すればインストール完了です。
326 <img src="../images/virtualbox_done.PNG" alt="VirtualBox">
328 <p>これで仮想化ソフトウェアの準備も完了です。
336 作成したISOイメージを実際に書き込んで起動するかどうかのチェックに使用します。
339 仮想環境だけではチェックできないドライバ(マウスなどの周辺機器を使うためのソフトウェア)の問題などの確認に使用します。
342 DVD-Rだと繰り返し使用できないのでDVD-RWを選んでください。
355 Ubuntuは年に2回アップデート版がリリースされます。
358 そのたびに自分のOSも更新させる必要があります。
361 しかし、実際のところは2年に1回リリースされる長期サポート版(LTS版)でのみ更新するディストリビューションがほとんどです。
364 実際にベースにするBasixも2年に1回の更新になります。
367 なので、2年に1回だけ開発の時間が確保できればOKです。
371 LinuxをGUIである程度カスタマイズできる能力
374 Linuxをカスタマイズするので必須ですね。
377 自分で設定を変更したり、アイコンやテーマを変更します。
380 これに関してはそれぞれによって違いがあるので各自で調べてください。
384 <a href="https://twitter.com/Hayao0819?lang=ja">
391 問題があったときに自分で検索したり、コミュニティに質問したりできる能力
397 上と関連していますが、Linuxはフリーであるがゆえにサポートもありません。
400 TwitterやYahoo知恵袋などで誰かに質問するか、自力でググることが大切です 。
403 どうしてもわからなかったら日本のコミュニティに質問することもできますが、ISO作成などは情報が少ないため知っている人も殆どいません。
406 場合によっては英語のサイトを参考にすることもあります(Google翻訳は便利ですがプログラムのコードが変なふうに空白が空いたりしてしまうこともあるので注意してください。)
413 先程インストールしたVirtualBoxにBasixをインストールしていきます。
420 VirtualBOxを起動して「新規」をクリック。
423 下の画面で名前を自分の好きに打ち、タイプをLinux、バージョンをUbuntu(64bit)にする。
426 <img src="../images/virtualbox_newmachine1.PNG" alt="新規作成画面">
429 次へをクリックして、メモリサイズを自分のパソコンの半分を割り当てる。(自分のパソコンのメモリサイズはタスクマネージャで確認。)
432 <img src="../images/virtualbox_newmachine2.PNG" alt="メモリ割り当て">
438 <img src="../images/virtualbox_newmachine3.PNG" alt="ディスク作成">
444 <img src="../images/virtualbox_newmachine4.PNG" alt="ディスク形式">
450 <img src="../images/virtualbox_newmachine5.PNG" alt="ディスクタイプ(可変or固定)">
453 右のボックスに「32GB」と入力して、作成をクリック。
456 <img src="../images/virtualbox_newmachine6.PNG" alt="ディスクサイズ">
462 システム→プロセッサーと移動してプロセッサー数を警告が出るギリギリまで上げる
468 <img src="../images/virtualbox_setting1.PNG" alt="CPU設定">
471 ディスプレイに移動後、ビデオメモリーを128mbに設定し、3Dアクセラレーションを有効化にチェックを入れる。
474 <img src="../images/virtualbox_setting2.PNG" alt="グラフィック設定">
477 設定を閉じて、[光学ドライブ]をクリック。
480 <img src="../images/virtualbox_setting3.PNG" alt="DVD設定">
483 ディスクイメージを選択→ダウンロードしたBasixのISOを選択→開く。
499 <img src="../images/basix_grub.PNG" alt="BasixのGrub画面">
502 「Basix 4.0をインストールする」をダブルクリックしてインストーラを起動する。
505 <img src="../images/basix_installicon.PNG" alt="インストーラのアイコン">
511 キーボードが打てることを確認して「続ける」をクリック。
514 「グラフィックスとWi-Fiハードウェアと追加のメディアフォーマットのサードパーティ製ソフトウェアをインストールする」にチェックを入れて「次へ」をクリック。
517 <img src="../images/basix_install1.PNG" alt="アップデートと他のソフトウェア">
520 何も変更せずに「インストール」をクリック。
523 <img src="../images/basix_install2.PNG" alt="インストールの種類">
529 そのまま「続ける」をクリック。(北海道に住んでいようが沖縄に住んでいようが東京を選んでください。)
532 たまにここでフリーズっぽくなるのですが、放置して大丈夫。
535 あなたの名前の部分にディストリビューションの簡易名を(SereneLinuxではserene。)入力。
538 コンピュータの名前に簡易名+「-PC」と入力。(SereneLinuxではSerene-PC。)
548 「自動的にログインする」にチェックを入れる。
552 <img src="../images/basix_install3.PNG" alt="ユーザ情報">
561 <img src="../images/basix_install_done.PNG" alt="インストール完了">
569 <p>本当は1ページで終わらせたかったのですが、あまりにも長くなりそうなので次回へ続けたいと思います。
573 <a href="https://twitter.com/Hayao0819?lang=ja">
576 をフォローしてくれるととても喜びます。(宣伝は忘れない。)
579 <a href="customize.html">カスタマイズ編へ行く</a>
586 It is provided by SereneLinux.
589 © 2019 SereneTeam All Rights Reserved.
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