draft/man2/io_destroy.2

   1 .\" Copyright (C) 2003 Free Software Foundation, Inc.
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   3 .\" %%%LICENSE_START(GPL_NOVERSION_ONELINE)
   4 .\" This file is distributed according to the GNU General Public License.
   5 .\" %%%LICENSE_END
   6 .\"
   7 .\"*******************************************************************
   8 .\"
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  10 .\"
  11 .\"*******************************************************************
  12 .\"
  13 .\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Akihiro MOTOKI, all rights reserved.
  14 .\" Translated Mon Mar  8 2003 by Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
  15 .\" Updated 2012-05-29, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
  16 .\" Updated 2013-03-25, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
  17 .\" Updated 2013-05-01, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
  18 .\"
  19 .TH IO_DESTROY 2 2013\-04\-08 Linux "Linux Programmer's Manual"
  20 .SH 名前
  21 io_destroy \- 非同期 I/O コンテキストの消去
  22 .SH 書式
  23 .nf
  24 \fB#include <linux/aio_abi.h>\fP          /* 必要な型の定義 */
  25
  26 \fBint io_destroy(aio_context_t \fP\fIctx_id\fP\fB);\fP
  27 .fi
  28
  29 \fI注\fP: このシステムコールには glibc のラッパー関数は存在しない。「注意」の節を参照。
  30 .SH 説明
  31 .PP
  32 \fBio_destroy\fP() システムコールは、実行中の \fIctx_id\fP で指定された非同期 I/O
  33 操作をすべて取り消そうとし、取り消せなかったすべての操作が完了するまで停止 (block) し、その後 \fIctx_id\fP の削除を行う。
  34 .SH 返り値
  35 成功した場合、 \fBio_destroy\fP()  は 0 を返す。 失敗時の返り値については、「注意」の節を参照すること。
  36 .SH エラー
  37 .TP
  38 \fBEFAULT\fP
  39 データ構造の中に無効なデータを指しているものがある。
  40 .TP
  41 \fBEINVAL\fP
  42 \fIctx_id\fP で指定された AIO コンテキストが無効である。
  43 .TP
  44 \fBENOSYS\fP
  45 \fBio_destroy\fP()  はこのアーキテクチャでは実装されていない。
  46 .SH バージョン
  47 .PP
  48 非同期 I/O システム・コールは Linux 2.5 で初めて登場した。
  49 .SH 準拠
  50 .PP
  51 \fBio_destroy\fP()  は Linux 固有であり、移植を想定したプログラムで使用すべきではない。
  52 .SH 注意
  53 .\" http://git.fedorahosted.org/git/?p=libaio.git
  54 glibc はこのシステムコールのラッパー関数を提供していない。
  55 \fBsyscall\fP(2) を使ってこのシステムコールを起動することができる。
  56 しかし、たいていは、このシステムコールを呼び出したいのではなく、
  57  \fIlibaio\fP が提供している \fBio_destroy\fP ラッパー関数を呼び出したい
  58 場合がほとんどであろう。
  59
  60 .\" But glibc is confused, since <libaio.h> uses 'io_context_t' to declare
  61 .\" the system call.
  62 \fIlibaio\fP のラッパー関数では \fIctx_id\fP 引き数に別の型
  63 (\fIio_context_t\fP) が使われることに注意すること。
  64 また、\fIlibaio\fP のラッパー関数は、エラーの通知が通常の C ライブラリの
  65 慣習にしたがっておらず、エラーの場合には負のエラー番号 (エラーの節に列
  66 挙されている値の一つを負にしたもの) が返り値となる点にも注意すること。
  67 \fBsyscall\fP(2) 経由でシステムコールを起動すると、返り値は通常のエラー通
  68 知の慣習に したがってものとなり、エラーの場合には \-1 が返り、 \fIerrno\fP
  69 にエラーを示す (正の) 値が設定される。
  70 .SH 関連項目
  71 .\" .SH AUTHOR
  72 .\" Kent Yoder.
  73 \fBio_cancel\fP(2), \fBio_getevents\fP(2), \fBio_setup\fP(2), \fBio_submit\fP(2),
  74 \fBaio\fP(7)
  75 .SH この文書について
  76 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
  77 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
  78 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。