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14 .\" Translated Mon Mar 8 2003 by Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
15 .\" Updated 2012-05-29, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
16 .\" Updated 2013-03-27, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
18 .TH IO_SUBMIT 2 2012\-07\-13 Linux "Linux Programmer's Manual"
20 io_submit \- 非同期 I/O ブロックを処理待ちキューに登録する
23 \fB#include <linux/aio_abi.h>\fP /* 必要な型の定義 */
25 \fBint io_submit(aio_context_t \fP\fIctx_id\fP\fB, long \fP\fInr\fP\fB, struct iocb **\fP\fIiocbpp\fP\fB);\fP
28 \fI注\fP: このシステムコールには glibc のラッパー関数は存在しない。「注意」の節を参照。
31 \fBio_submit\fP() システムコールは、AIO コンテキスト \fIctx_id\fP に \fInr\fP 個
32 の I/O リクエストを処理待ちとしてキューに追加する。 \fIiocbpp\fP 引き数は、
33 AIO コンテキスト \fIctx_id\fP に登録される \fInr\fP 個の AIO 制御ブロックの
36 成功すると、 \fBio_submit\fP() は登録した \fIiocb\fP の個数を返す (\fInr\fP が 0 の場合は 0 を返す)。
37 失敗時の返り値については、「注意」の節を参照すること。
41 何個かの \fIiocb\fP をキューに入れるのに必要なリソースが得られない。
44 先頭の \fIiocb\fP に指定されたファイル・ディスクリプタが無効である。
47 データ構造の中に無効なデータを指しているものがある。
50 \fIctx_id\fP で指定された AIO コンテキストが無効である。 \fInr\fP が 0 未満で
51 ある。 \fI*iocbpp[0]\fP の \fIiocb\fP が適切に初期化されていないか、
52 指定された操作がその \fIiocb\fP 中のファイル・ディスクリプタに対して 無効
56 \fBio_submit\fP() はこのアーキテクチャでは実装されていない。
59 非同期 I/O システム・コールは Linux 2.5 で初めて登場した。
62 \fBio_submit\fP() は Linux 固有であり、移植を想定したプログラムで 使用すべきではない。
64 .\" http://git.fedorahosted.org/git/?p=libaio.git
65 glibc はこのシステムコールのラッパー関数を提供していない。
66 \fBsyscall\fP(2) を使ってこのシステムコールを起動することができる。
67 しかし、たいていは、このシステムコールを呼び出したいのではなく、
68 \fIlibaio\fP が提供している \fBio_submit\fP ラッパー関数を呼び出したい
71 .\" But glibc is confused, since <libaio.h> uses 'io_context_t' to declare
73 \fIlibaio\fP のラッパー関数では \fIctx_id\fP 引き数に別の型
74 (\fIio_context_t\fP) が使われることに注意すること。
75 また、\fIlibaio\fP のラッパー関数は、エラーの通知が通常の C ライブラリの
76 慣習にしたがっておらず、エラーの場合には負のエラー番号 (エラーの節に列
77 挙されている値の一つを負にしたもの) が返り値となる点にも注意すること。
78 \fBsyscall\fP(2) 経由でシステムコールを起動すると、返り値は通常のエラー通
79 知の慣習に したがってものとなり、エラーの場合には \-1 が返り、 \fIerrno\fP
84 \fBio_cancel\fP(2), \fBio_destroy\fP(2), \fBio_getevents\fP(2), \fBio_setup\fP(2),
87 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
88 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
89 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。