1 .\" Copyright 2002 Walter Harms (walter.harms@informatik.uni-oldenburg.de)
2 .\" and Copyright 2008, Linux Foundation, written by Michael Kerrisk
3 .\" <mtk.manpages@gmail.com>
5 .\" %%%LICENSE_START(GPL_NOVERSION_ONELINE)
6 .\" Distributed under GPL
9 .\" based on glibc infopages
11 .\"*******************************************************************
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15 .\"*******************************************************************
17 .\" Japanese Version Copyright (c) 2002 Akihiro MOTOKI
18 .\" all rights reserved.
19 .\" Translated Sun Sep 22 08:44:32 2002
20 .\" by Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
21 .\" Updated & Modified Sat Feb 12 12:40:00 2005
22 .\" by SAITOH Akira <s-akira@users.sourceforge.net>
23 .\" Updated 2008-09-18, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
25 .TH LGAMMA 3 2010\-09\-11 "" "Linux Programmer's Manual"
27 lgamma, lgammaf, lgammal, lgamma_r, lgammaf_r, lgammal_r, signgam \-
31 \fB#include <math.h>\fP
33 \fBdouble lgamma(double \fP\fIx\fP\fB);\fP
35 \fBfloat lgammaf(float \fP\fIx\fP\fB);\fP
37 \fBlong double lgammal(long double \fP\fIx\fP\fB);\fP
39 \fBdouble lgamma_r(double \fP\fIx\fP\fB, int *\fP\fIsignp\fP\fB);\fP
41 \fBfloat lgammaf_r(float \fP\fIx\fP\fB, int *\fP\fIsignp\fP\fB);\fP
43 \fBlong double lgammal_r(long double \fP\fIx\fP\fB, int *\fP\fIsignp\fP\fB);\fP
45 \fBextern int \fP\fIsigngam\fP\fB;\fP
51 glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7) 参照):
57 _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE || _ISOC99_SOURCE ||
58 _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200112L;
60 or \fIcc\ \-std=c99\fP
63 \fBlgammaf\fP(), \fBlgammal\fP():
65 _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE\ >=\ 600 || _ISOC99_SOURCE
66 || _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 200112L;
68 or \fIcc\ \-std=c99\fP
70 \fBlgamma_r\fP(), \fBlgammaf_r\fP(), \fBlgammal_r\fP():
72 _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
76 _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE
80 ガンマ関数の定義については、 \fBtgamma\fP(3) を参照のこと。
82 関数 \fBlgamma\fP() は、ガンマ関数の絶対値の自然対数を返す。 ガンマ関数の符号は、 \fI<math.h>\fP で宣言されている
83 extern int \fIsigngam\fP に格納される。 格納される値は、ガンマ関数が正または 0 の場合 1、 負の場合 \-1 である。
85 \fIsigngam\fP という固定された場所を使うことはスレッドセーフではないので、 関数 \fBlgamma_r\fP() などが導入されている。
86 これらの関数では、符号は引き数 \fIsignp\fP 経由で返される。
88 成功すると、これらの関数は Gamma(x) の自然対数を返す。
90 \fIx\fP が NaN の場合、NaN が返される。
92 \fIx\fP が 1 か 2 の場合、+0 が返される。
94 \fIx\fP が正の無限大か負の無限大の場合、正の無限大が返される。
96 \fIx\fP が正でない整数の場合、極エラー (pole error) が発生し、 各関数はそれぞれ +\fBHUGE_VAL\fP,
97 +\fBHUGE_VALF\fP, +\fBHUGE_VALL\fP を返す。
99 .\" e.g., lgamma(DBL_MAX)
100 結果がオーバーフローする場合、範囲エラー (range error) が発生し、 各関数はそれぞれ \fBHUGE_VAL\fP, \fBHUGE_VALF\fP,
101 \fBHUGE_VALL\fP, を返す。この際、数学的に正しい符号が付与される。
103 これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は \fBmath_error\fP(7) を参照のこと。
107 極エラー: \fIx\fP が正でない整数
108 \fIerrno\fP に \fBERANGE\fP が設定される (「バグ」の節も参照)。 0 による除算 (divide\-by\-zero) 浮動小数点例外
109 (\fBFE_DIVBYZERO\fP) が上がる。
111 範囲エラー (range error): 結果のオーバーフロー
112 .\" glibc (as at 2.8) also supports an inexact
113 .\" exception for various cases.
114 \fIerrno\fP に \fBERANGE\fP が設定される。 オーバーフロー浮動小数点例外 (\fBFE_OVERFLOW\fP) が上がる。
116 関数 \fBlgamma\fP() は C99 と POSIX.1\-2001 で規定されている。 \fIsigngam\fP は POSIX.1\-2001
117 で規定されているが、C99 にはない。 関数 \fBlgamma_r\fP() は非標準だが、いくつかの他のシステムにも存在する。
119 .\" http://sources.redhat.com/bugzilla/show_bug.cgi?id=6777
120 glibc 2.9 とそれ以前のバージョンでは、 極エラーが発生した場合、POSIX で要求されている \fBERANGE\fP ではなく \fBEDOM\fP が
121 \fIerrno\fP に設定される。 POSIX.1 では、 \fBERANGE\fP が設定されるべきとされている。 バージョン 2.10 以降の glibc
126 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
127 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
128 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。