1 .\" Copyright (c) Bruno Haible <haible@clisp.cons.org>
3 .\" %%%LICENSE_START(GPLv2+_DOC_ONEPARA)
4 .\" This is free documentation; you can redistribute it and/or
5 .\" modify it under the terms of the GNU General Public License as
6 .\" published by the Free Software Foundation; either version 2 of
7 .\" the License, or (at your option) any later version.
10 .\" References consulted:
11 .\" GNU glibc-2 source code and manual
12 .\" Dinkumware C library reference http://www.dinkumware.com/
13 .\" OpenGroup's Single UNIX specification http://www.UNIX-systems.org/online.html
16 .\"*******************************************************************
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20 .\"*******************************************************************
22 .\" Japanese Version Copyright (c) 1999 HANATAKA Shinya
23 .\" all rights reserved.
24 .\" Translated Tue Jan 11 00:56:22 JST 2000
25 .\" by HANATAKA Shinya <hanataka@abyss.rim.or.jp>
27 .TH MBLEN 3 2013\-06\-21 GNU "Linux Programmer's Manual"
29 mblen \- 次のマルチバイト文字のバイト数を返す
32 \fB#include <stdlib.h>\fP
34 \fBint mblen(const char *\fP\fIs\fP\fB, size_t \fP\fIn\fP\fB);\fP
37 \fIs\fP が NULL ポインターでなければ、 \fBmblen\fP() 関数は \fIs\fP から始まる最大 \fIn\fP
38 バイトのマルチバイト文字列を検査して、 次の完全なマルチバイト文字を取り出す。これには \fBmblen\fP()
39 関数のみが使用する静的で名前のないシフト状態が使用される。 マルチバイト文字がナルワイド文字でなければ \fIs\fP から消費される
40 バイト数を返す。マルチバイト文字がナルワイド文字ならば 0 を返す。
42 \fIs\fP から始まる \fIn\fP バイトが完全なマルチバイト文字を含んで いなければ、 \fBmblen\fP() は \-1 を返す。マルチバイト文字列
43 に冗長なシフトシーケンスが含まれていると、 \fIn\fP が \fIMB_CUR_MAX\fP 以上の場合にも このようなことが起こりえる。
45 \fIs\fP から始まるマルチバイト文字列が次の完全な文字の前に 不正なマルチバイト列を含んでいる場合にも、 \fBmblen\fP() は \-1 を返す。
47 .\" The Dinkumware doc and the Single UNIX specification say this, but
48 .\" glibc doesn't implement this.
49 \fIs\fP が NULL ポインターならば、 \fBmblen\fP() 関数はこの関数のみが
50 使用するシフト状態を初期化状態に戻し、シフト状態を使用した文字符号の場合に はゼロ以外を、文字符号がシフト状態を持たない場合にはゼロを返す。
52 \fBmblen\fP() 関数は \fIs\fP から始まるマルチバイト列を検査して ナルワイド文字以外を確認した場合にはそのバイト数を返す。
53 ナルワイド文字を確認した場合にはゼロを返す。不正なマルチバイト列に 遭遇した場合や完全なマルチバイト文字を解析できなかった場合には \-1 を返す。
55 .SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
56 \fBmblen\fP() 関数はスレッドセーフではない。
60 \fBmblen\fP() の動作は現在のロケールの \fBLC_CTYPE\fP カテゴリに依存している。
62 \fBmbrlen\fP(3) 関数は同じ機能のより良いインタフェースを提供する。
66 この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
67 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
68 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。