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9 .TH GRANTPT 3 2008\-06\-14 GNU "Linux Programmer's Manual"
11 grantpt \- スレーブ擬似端末へのアクセスを許可する
14 \fB#define _XOPEN_SOURCE\fP /* feature_test_macros(7) 参照 */
16 \fB#include <stdlib.h>\fP
18 \fBint grantpt(int \fP\fIfd\fP\fB);\fP
21 \fBgrantpt\fP() 関数は、 \fIfd\fP で参照されたマスタ擬似端末に対応するスレーブ擬似端末デバイス のモードと所有者を変更する。
22 スレーブのユーザID は呼び出したプロセスの実 UID に設定される。 グループID として設定される値は規定されていない (例えば \fItty\fP
23 になる)。 スレーブのモードは 0620 (crw\-\-w\-\-\-\-) に設定される。
25 \fBSIGCHLD\fP シグナルを捕捉するためにシグナル・ハンドラが設定されている場合の \fBgrantpt\fP() の動作は規定されていない。
27 成功した場合、 \fBgrantpt\fP() は 0 を返す。そうでない場合、\-1 を返し、 \fIerrno\fP に適切な値がセットされる。
31 対応するスレーブ擬似端末にアクセスできなかった。
34 引き数 \fIfd\fP が有効なオープンされたファイル・ディスクリプタでない。
37 引き数 \fIfd\fP は有効だが、マスタ擬似端末に対応するものではない。
39 \fBgrantpt\fP() は、バージョン 2.1 以降の glibc で提供されている。
43 これは UNIX 98 擬似端末 (pseudoterminal) 仕様の一部である。 \fBpts\fP(4) を参照のこと。
44 多くのシステムでは、この関数は "pt_chown" と呼ばれる set\-user\-ID された 補助バイナリを用いて実装されている。 Linux の
45 devpts では、このような補助バイナリを必要としない。
47 \fBopen\fP(2), \fBposix_openpt\fP(3), \fBptsname\fP(3), \fBunlockpt\fP(3), \fBpts\fP(4),