2 .\" Copyright (c) 1999, 2000 SuSE GmbH Nuernberg, Germany
3 .\" Author: Thorsten Kukuk <kukuk@suse.de>
5 .\" This program is free software; you can redistribute it and/or
6 .\" modify it under the terms of the GNU General Public License as
7 .\" published by the Free Software Foundation; either version 2 of the
8 .\" License, or (at your option) any later version.
10 .\" This program is distributed in the hope that it will be useful,
11 .\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
12 .\" MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the GNU
13 .\" General Public License for more details.
15 .\" You should have received a copy of the GNU General Public
16 .\" License along with this program; see the file COPYING. If not,
17 .\" write to the Free Software Foundation, Inc., 59 Temple Place - Suite 330,
18 .\" Boston, MA 02111-1307, USA.
20 .\"*******************************************************************
22 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
24 .\"*******************************************************************
25 .TH NSCD.CONF 5 1999\-10\-01 GNU "Linux Programmer's Manual"
27 /etc/nscd.conf \- ネームサービスキャッシュデーモンの設定ファイル
29 \fBnscd\fP(8) は起動時にファイル \fI/etc/nscd.conf\fP を読み込む。
30 各行には「属性・値」または「属性・サービス・値」を指定する。 フィールドはスペース文字またはタブ文字で区切られる。 \(aq#\(aq (ナンバー記号)
31 はコメントの始まりを表す。 この記号から行末までは nscd によって解釈されない。
33 指定可能なサービスは \fIpasswd\fP, \fIgroup\fP, \fIhosts\fP である。
35 \fBlogfile\fP \fIdebug\-file\-name\fP
37 デバッグ情報が書き込まれるファイルの名前を指定する。
40 \fBdebug\-level\fP \fIvalue\fP
45 \fBthreads\fP \fInumber\fP
47 スレッドをいくつ起動してリクエストを待つのかを指定する。 少なくとも 5 つのスレッドが常に作成される。
50 \fBserver\-user\fP \fIuser\fP
52 このオプションが設定されると、 nscd は root ではなく、この user として実行される。 (\-S パラメータにより)
53 各ユーザー毎に別々のキャッシュが使われる場合、 このオプションは無視される。
56 \fBenable\-cache\fP \fIservice\fP \fI<yes|no>\fP
58 指定した \fIservice\fP のキャッシュを有効または無効にする。
61 \fBpositive\-time\-to\-live\fP \fIservice\fP \fIvalue\fP
63 指定した \fIservice\fP のキャッシュにあるポジティブエントリ (成功した問い合わせ) の TTL (time\-to\-live) を設定する。
64 \fIvalue\fP の単位は秒である。 値を大きくすると、ヒット率が高くなり平均応答時間を短くできるが、 キャッシュのコヒーレンス (coherence,
65 キャッシュが実際のデータと一致していること) に問題が生じる。
68 \fBnegative\-time\-to\-live\fP \fIservice\fP \fIvalue\fP
70 指定した \fIservice\fP のキャッシュにあるネガティブエントリ (失敗した問い合わせ) の TTL (time\-to\-live) を設定する。
71 \fIvalue\fP の単位は秒である。 システムデータベースにない UID (ユーザーID) で所有されるファイル (たとえば root で tar
72 を展開した linux カーネルのソース) が少ないと、 顕著な性能の向上が見られる。
73 キャッシュのコヒーレンス問題を少なくするために小さな値にすべきである。
76 \fBsuggested\-size\fP \fIservice\fP \fIvalue\fP
78 内部ハッシュテーブルの大きさを指定する。 効率を最適にするために \fIvalue\fP は素数にしておくべきである。
81 \fBcheck\-files\fP \fIservice\fP \fI<yes|no>\fP
83 指定した \fIservice\fP に関連するファイルの変更のチェックを有効または無効にする。 ファイルは \fI/etc/passwd\fP,
84 \fI/etc/group\fP, \fI/etc/hosts\fP である。
87 \fBmax\-threads\fP \fIthreads\fP
92 \fBstat\-user\fP \fIusername\fP
97 \fBreload\-count\fP unlimited | \fInumber\fP
99 キャッシュされたエントリが使用されなかったときに、 削除される前に何回リロードされるかを設定する。
102 \fBparanoia\fP \fI<yes|no>\fP
104 パラノイアモードを有効にする。 パラノイアモードでは nscd を定期的に再起動する。
107 \fBrestart\-interval\fP \fItime\fP
109 パラノイアモードが有効で定期的に再起動する場合の、 再起動間隔を \fItime\fP 秒に設定する。
112 \fBpersistent\fP \fIservice\fP \fI<yes|no>\fP
114 サーバの再起動の前後で \fIservice\fP のキャッシュ内容を保持する。 \fBparanoia\fP モードが有効の場合に便利である。
117 \fBshared\fP \fIservice\fP \fI<yes|no>\fP
119 \fIservice\fP の nscd データベースのメモリ・マッピングをクライアント間で共有する。
120 これにより、検索を実行する度にソケット経由でデーモンに問い合わせを 行わずに、直接データベースを検索できるようになる。
126 .\" was written by Thorsten Kukuk and Ulrich Drepper.