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Update cp, dd, df, od
[linuxjm/coreutils.git] / draft / man1 / cp.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.44.1.
2 .TH CP "1" "2016年2月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
3 .SH 名前
4 cp \- ファイルやディレクトリのコピーを行う
5 .SH 書式
6 .B cp
7 [\fIOPTION\fR]... [\fI-T\fR] \fISOURCE DEST\fR
8 .br
9 .B cp
10 [\fIOPTION\fR]... \fISOURCE\fR... \fIDIRECTORY\fR
11 .br
12 .B cp
13 [\fIOPTION\fR]... \fI-t DIRECTORY SOURCE\fR...
14 .SH 説明
15 .\" Add any additional description here
16 .PP
17 SOURCE から DEST へのコピー、または複数の SOURCE の DIRECTORY へのコピーを行います。
18 .PP
19 長いオプションで必須となっている引数は短いオプションでも必須です。
20 .HP
21 \fB\-a\fR, \fB\-\-archive\fR                \fB\-dR\fR \fB\-\-preserve\fR=\fIall\fR と同様
22 .TP
23 \fB\-\-attributes\-only\fR
24 ファイルのデータをコピーせず、ファイルの属性のみコピーする
25 .TP
26 \fB\-\-backup\fR[=\fICONTROL\fR]
27 コピー先ファイルが存在する時にバックアップを作成する
28 .HP
29 \fB\-b\fR                           \fB\-\-backup\fR と同様だが引数を受け付けない
30 .TP
31 \fB\-\-copy\-contents\fR
32 再帰時に特殊ファイルの内容をコピーする
33 .HP
34 \fB\-d\fR                           \fB\-\-no\-dereference\fR \fB\-\-preserve\fR=\fIlinks\fR と同様
35 .TP
36 \fB\-f\fR, \fB\-\-force\fR
37 コピー先にファイルが存在し、開くことができない場合、
38 削除してから再度試みる (\fB\-n\fR オプションを使用した
39 場合は冗長となる)
40 .TP
41 \fB\-i\fR, \fB\-\-interactive\fR
42 上書きする前に確認する (前に指定した \fB\-n\fR オプション
43 を上書きする)
44 .TP
45 \fB\-H\fR
46 SOURCE にあるコマンド行のシンボリックリンクをたどる
47 .TP
48 \fB\-l\fR, \fB\-\-link\fR
49 コピーの代わりにファイルのハードリンクを作成する
50 .TP
51 \fB\-L\fR, \fB\-\-dereference\fR
52 SOURCE にあるシンボリックリンクを常にたどる
53 .TP
54 \fB\-n\fR, \fB\-\-no\-clobber\fR
55 存在するファイルを上書きしない (前に指定した
56 \fB\-i\fR オプションを上書きする)
57 .TP
58 \fB\-P\fR, \fB\-\-no\-dereference\fR
59 SOURCE にあるシンボリックリンクを決してたどらない
60 .HP
61 \fB\-p\fR                           \fB\-\-preserve\fR=\fImode\fR,ownership,timestamps と同様
62 .TP
63 \fB\-\-preserve\fR[=\fIATTR_LIST\fR]
64 指定した属性を保持する (デフォルト: mode, ownership,
65 timestamps)。可能な場合に追加できる属性: context, links,
66 xattr, all
67 .TP
68 \fB\-\-no\-preserve\fR=\fIATTR_LIST\fR
69 指定した属性を保持しない
70 .TP
71 \fB\-\-parents\fR
72 DIRECTORY 配下で SOURCE ファイルのフルパス名を使用する
73 .TP
74 \fB\-R\fR, \fB\-r\fR, \fB\-\-recursive\fR
75 再帰的にディレクトリをコピーする
76 .TP
77 \fB\-\-reflink\fR[=\fIWHEN\fR]
78 clone/CoW コピーを制御する。下記を参照
79 .TP
80 \fB\-\-remove\-destination\fR
81 コピー先にファイルが存在する場合、開く前に削除する
82 (\fB\-\-force\fR と反対の動作になる)
83 .TP
84 \fB\-\-sparse\fR=\fIWHEN\fR
85 スパースファイル作成を制御する。下記を参照
86 .TP
87 \fB\-\-strip\-trailing\-slashes\fR
88 各 SOURCE 引数から末尾のスラッシュを全て削除
89 する
90 .TP
91 \fB\-s\fR, \fB\-\-symbolic\-link\fR
92 コピーの代わりにシンボリックリンクを作成する
93 .TP
94 \fB\-S\fR, \fB\-\-suffix\fR=\fISUFFIX\fR
95 通常のバックアップ接尾辞を上書きする
96 .TP
97 \fB\-t\fR, \fB\-\-target\-directory\fR=\fIDIRECTORY\fR
98 全ての SOURCE 引数を DIRECTORY にコピーする
99 .TP
100 \fB\-T\fR, \fB\-\-no\-target\-directory\fR
101 DEST を通常ファイルとして扱う
102 .TP
103 \fB\-u\fR, \fB\-\-update\fR
104 SOURCE ファイルがコピー先ファイルより新しいか
105 存在しない時だけコピーする
106 .TP
107 \fB\-v\fR, \fB\-\-verbose\fR
108 実行していることを説明する
109 .TP
110 \fB\-x\fR, \fB\-\-one\-file\-system\fR
111 このファイルシステムだけで実行する
112 .TP
113 \fB\-Z\fR
114 コピー先ファイルの SELinux セキュリティコンテキストを
115 デフォルトタイプに設定する
116 .TP
117 \fB\-\-context\fR[=\fICTX\fR]          \fB\-Z\fR と同様だが、 CTX が指定された場合は、
118 SELinux や SMACK のセキュリティコンテキストを CTX に設定する
119 .TP
120 \fB\-\-help\fR
121 この使い方を表示して終了する
122 .TP
123 \fB\-\-version\fR
124 バージョン情報を表示して終了する
125 .PP
126 デフォルトでは、SOURCE スパースファイルは発見的手法で検出され、対応する
127 DEST ファイルはスパースファイルとして作成されます。これは \fB\-\-sparse\fR=\fIauto\fR
128 が選択されたときの動作です。\-\-sparse=always を指定した場合、SOURCE ファ
129 イルに値が 0 のバイトが十分な長さ含まれている場合には DEST がスパース
130 ファイルとして作成されます。スパースファイルの作成を禁止する場合は
131 \fB\-\-sparse\fR=\fInever\fR を使用してください。
132 .PP
133 \fB\-\-reflink\fR[=\fIalways\fR] が指定された場合、軽量コピーが実行されデータブロック
134 が変更された場合にのみコピーされます。そうでない場合、コピーが失敗した
135 場合、または \fB\-\-reflink\fR=\fIauto\fR が指定された場合、通常のコピーにフェイル
136 バックされます。
137 .PP
138 \fB\-\-suffix\fR も環境変数 SIMPLE_BACKUP_SUFFIX も設定されていない場合、
139 バックアップ接尾辞は '~' になります。
140 バージョン管理方法は \fB\-\-backup\fR オプションや VERSION_CONTROL 環境変数で
141 選択できます。以下の値を指定できます:
142 .TP
143 none, off
144 バックアップを作成しない (\fB\-\-backup\fR を付けた時でも)
145 .TP
146 numbered, t
147 番号付きバックアップを作成する
148 .TP
149 existing, nil
150 番号付きバックアップがあれば番号付き、なければ simple で作成する
151 .TP
152 simple, never
153 常に簡易バックアップを作成
154 .PP
155 特別な場合として、cp は \fB\-f\fR と \fB\-b\fR オプションが与えられ、SOURCE と DEST が
156 同一ファイルである時は、SOURCE のバックアップを作成します。
157 .PP
158 GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
159 cp の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
160 完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/cp> にあります。
161 ローカルでは info '(coreutils) cp invocation' で参照できます。
162 .SH 作者
163 作者 Torbjörn Granlund、 David MacKenzie、および Jim Meyering。
164 .SH 著作権
165 Copyright \(co 2016 Free Software Foundation, Inc.
166 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
167 .br
168 This is free software: you are free to change and redistribute it.
169 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
170 .SH 関連項目
171 .B cp
172 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
173 .B info
174 および
175 .B cp
176 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
177 .IP
178 .B info cp
179 .PP
180 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。