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[linuxjm/coreutils.git] / draft / man1 / tr.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.44.1.
2 .TH TR "1" "2016年2月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
3 .SH 名前
4 tr \- 文字の変換や削除を行う
5 .SH 書式
6 .B tr
7 [\fIOPTION\fR]... \fISET1 \fR[\fISET2\fR]
8 .SH 説明
9 .\" Add any additional description here
10 .PP
11 標準入力から読み込んだ文字を置換、切り詰め、削除し、標準出力に書き込みます。
12 .TP
13 \fB\-c\fR, \fB\-\-complement\fR
14 SET1 の補集合を使用する
15 .TP
16 \fB\-d\fR, \fB\-\-delete\fR
17 SET1 中の文字を削除する。置換は行わない
18 .TP
19 \fB\-s\fR, \fB\-\-squeeze\-repeats\fR
20 入力の中に SET1 に含まれる文字が連続して存在する
21 場合に 1 個に置換する
22 .TP
23 \fB\-t\fR, \fB\-\-truncate\-set1\fR
24 最初に SET1 を SET2 の長さまで切り詰める
25 .TP
26 \fB\-\-help\fR
27 この使い方を表示して終了する
28 .TP
29 \fB\-\-version\fR
30 バージョン情報を表示して終了する
31 .PP
32 SET は文字列によって指定します。多くの場合その文字自身を表現します。
33 解釈のされ方は以下の通りです:
34 .TP
35 \eNNN
36 文字の 8 進数表現(1 から 3 個の 8 進数)
37 .TP
38 \e\e
39 バックスラッシュ
40 .TP
41 \ea
42 ベル
43 .TP
44 \eb
45 バックスペース
46 .TP
47 \ef
48 フォームフィード
49 .TP
50 \en
51 改行
52 .TP
53 \er
54 復帰
55 .TP
56 \et
57 水平タブ
58 .TP
59 \ev
60 垂直タブ
61 .TP
62 CHAR1\-CHAR2
63 CHAR1 から CHAR2 までを昇順に展開した文字列
64 .TP
65 [CHAR1\-CHAR2]
66 SET1 と SET2 の両方で指定した場合には CHAR1\-CHAR2 と同じ
67 .TP
68 [CHAR*]
69 SET2 として, CHAR を SET1 の長さ分展開した文字列
70 .TP
71 [CHAR*REPEAT]
72 CHAR を REPEAT 個展開した文字列, REPEAT の値を 0 から
73 .IP
74 始めた場合には 8 進数として解釈する
75 .TP
76 [:alnum:]
77 全てのアルファベットと数字
78 .TP
79 [:alpha:]
80 全てのアルファベット
81 .TP
82 [:blank:]
83 全ての水平方向空白類文字
84 .TP
85 [:cntrl:]
86 全ての制御文字
87 .TP
88 [:digit:]
89 全ての数字
90 .TP
91 [:graph:]
92 全ての表示可能文字。空白は含まない
93 .TP
94 [:lower:]
95 全ての小文字アルファベット
96 .TP
97 [:print:]
98 全ての表示可能文字。空白も含む
99 .TP
100 [:punct:]
101 全ての句読点
102 .TP
103 [:space:]
104 全ての水平及び垂直タブ文字
105 .TP
106 [:upper:]
107 全ての大文字アルファベット
108 .TP
109 [:xdigit:]
110 全ての 16 進数数値
111 .TP
112 [=CHAR=]
113 全ての CHAR と等価な文字
114 .PP
115 置換が行われるのは、 \fB\-d\fR が指定されず、
116 SET1 および SET2 の両方が指定された場合です。
117 \fB\-t\fR は置換の時のみ使用されます。SET2 は必要に応じて SET1 の長さまで
118 拡張されます。その場合は SET1 の最後の文字が使用されます。
119 SET2 の SET1 より長い部分の文字は無視されます。
120 [:lower:] と [:upper:] の場合のみ、昇順で拡張されることが保証されます。
121 置換時に SET2 で [:lower:] と [:upper:] を使用できるのは、
122 大文字・小文字の変換を行うように対で使用する場合だけです。
123 指定する時のみに組み合わせとして使用されます。
124 \fB\-s\fR では最後に指定された SET が置換に使用され、
125 \fB\-s\fR は置換と削除が行われた後に行われます。
126 .PP
127 GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
128 tr の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
129 完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/tr> にあります。
130 ローカルでは info '(coreutils) tr invocation' で参照できます。
131 .SH 作者
132 作者 Jim Meyering。
133 .SH 著作権
134 Copyright \(co 2016 Free Software Foundation, Inc.
135 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
136 .br
137 This is free software: you are free to change and redistribute it.
138 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
139 .SH 関連項目
140 .B tr
141 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
142 .B info
143 および
144 .B tr
145 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
146 .IP
147 .B info tr
148 .PP
149 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。