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GNU_coreutils: Update drafts by ja.po.patch.
[linuxjm/coreutils.git] / draft / man1 / vdir.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.40.4.
2 .TH VDIR "1" "2012年4月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
3 .SH 名前
4 vdir \- ディレクトリの内容をリスト表示する
5 .SH 書式
6 .B vdir
7 [\fIオプション\fR]... [\fIファイル\fR]...
8 .SH 説明
9 .\" Add any additional description here
10 .PP
11 FILE に関する情報を一覧表示します (デフォルトは現在のディレクトリ)。
12 \fB\-cftuvSUX\fR または \fB\-\-sort\fR が指定されない限り、要素はアルファベット順で並べ替えられます。
13 .PP
14 長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。
15 .TP
16 \fB\-a\fR, \fB\-\-all\fR
17 \&. で始まる要素を無視しない
18 .TP
19 \fB\-A\fR, \fB\-\-almost\-all\fR
20 \&. および .. を一覧表示しない
21 .HP
22 \fB\-\-author\fR               \fB\-l\fR と合わせて使用した時、各ファイルの作成者を表示する
23 .TP
24 \fB\-b\fR, \fB\-\-escape\fR
25 表示不可能な文字の場合に C 形式のエスケープ文字を表示する
26 .TP
27 \fB\-\-block\-size\fR=\fISIZE\fR
28 SIZE の倍数として表示する。例: '\-\-block\-size=M' は
29 表示する時に 1,048,576 バイトを単位としてサイズを
30 表示する。SIZE の形式は以下を参照
31 .TP
32 \fB\-B\fR, \fB\-\-ignore\-backups\fR
33 ~ で終了する要素を一覧表示しない
34 .TP
35 \fB\-c\fR                         \fB\-lt\fR と使用した場合: ctime (ファイル状態情報を変更した時間)
36 で並べ替えて表示する
37 \fB\-l\fR と使用した場合: 名前で並べ替えて ctime を表示する
38 それ以外の場合: ctime で新しい順に並べ替える
39 .TP
40 \fB\-C\fR
41 要素を列ごとに並べる
42 .TP
43 \fB\-\-color\fR[=\fIWHEN\fR]
44 カラー出力をする。 WHEN のデフォルト値は 'always'、
45 \&'never' または 'auto'。詳細は下記を参照
46 .TP
47 \fB\-d\fR, \fB\-\-directory\fR
48 ディレクトリの内容ではなくディレクトリ自身を一覧表示する。
49 また、シンボリックリンクも辿らない
50 .TP
51 \fB\-D\fR, \fB\-\-dired\fR
52 Emacs の dired モード用の出力を生成する
53 .TP
54 \fB\-f\fR
55 ソートしない。 \fB\-aU\fR が有効になり、 \fB\-ls\fR \fB\-\-color\fR が無効になる
56 .TP
57 \fB\-F\fR, \fB\-\-classify\fR
58 タイプ識別子 (*/=>@| のうちの一つ) を付けて出力する
59 .TP
60 \fB\-\-file\-type\fR
61 上と同様だが '*' を付与しない
62 .TP
63 \fB\-\-format\fR=\fIWORD\fR
64 WORD が across は \fB\-x\fR, commas は \fB\-m\fR, horizontal は \fB\-x\fR, long は \fB\-l\fR,
65 single\-column は \fB\-1\fR, verbose は \fB\-l\fR, vertical は \fB\-C\fR と同じ
66 .HP
67 \fB\-\-full\-time\fR            \fB\-l\fR \fB\-\-time\-style\fR=\fIfull\-iso\fR と同様
68 .HP
69 \fB\-g\fR                         \fB\-l\fR と同様だがファイル所有者を表示しない
70 .TP
71 \fB\-\-group\-directories\-first\fR
72 ファイルの前にディレクトリをグループ化して表示する。
73 .IP
74 \fB\-\-sort\fR オプションの一つと併せて使用するが、
75 \fB\-\-sort\fR=\fInone\fR (\fB\-U\fR) と併せたときはグループ化しない
76 .TP
77 \fB\-G\fR, \fB\-\-no\-group\fR
78 詳細リスト形式の時にグループ名を表示しない
79 .TP
80 \fB\-h\fR, \fB\-\-human\-readable\fR       \fB\-l\fR と併せて使用したときに人間が読みやすい形式で表示する
81 (例: 1K 234M 2G)
82 .TP
83 \fB\-\-si\fR
84 上と同様だが乗数の単位に 1024 の代わりに 1000 を使用する
85 .TP
86 \fB\-H\fR, \fB\-\-dereference\-command\-line\fR
87 コマンド行でリストされたシンボリックリンクを辿る
88 .TP
89 \fB\-\-dereference\-command\-line\-symlink\-to\-dir\fR
90 コマンド行のシンボリックリンクがディレクトリを指している
91 時にはシンボリックリンクを辿る
92 .TP
93 \fB\-\-hide\fR=\fIPATTERN\fR
94 シェル形式の PATTERN に一致する要素は表示しない
95 (\fB\-a\fR または \fB\-A\fR で上書きされる)
96 .TP
97 \fB\-\-indicator\-style\fR=\fIWORD\fR
98 要素の名前に WORD で指定した形式の識別子を加える:
99 none (デフォルト)、 slash (\fB\-p\fR)、
100 file\-type (\fB\-\-file\-type\fR)、 classify (\fB\-F\fR)
101 .TP
102 \fB\-i\fR, \fB\-\-inode\fR
103 各ファイルの i ノード番号を表示する
104 .TP
105 \fB\-I\fR, \fB\-\-ignore\fR=\fIPATTERN\fR
106 シェル形式の PATTERN に一致する要素は表示しない
107 .TP
108 \fB\-k\fR
109 ブロックサイズとして 1024 バイトを使用する
110 .TP
111 \fB\-l\fR
112 詳細リスト形式を表示する
113 .TP
114 \fB\-L\fR, \fB\-\-dereference\fR
115 シンボリックリンクのファイル情報を表示するときは
116 リンクそのものではなくリンク参照先のファイル
117 情報を表示する
118 .TP
119 \fB\-m\fR
120 要素のリストをカンマで区切り、一行に詰め込む
121 .HP
122 \fB\-n\fR, \fB\-\-numeric\-uid\-gid\fR      \fB\-l\fR と同様だが UID と GID を数値で表示する
123 .TP
124 \fB\-N\fR, \fB\-\-literal\fR
125 生の要素名を表示する (制御文字などを特別扱いしない)
126 .HP
127 \fB\-o\fR                         \fB\-l\fR と同様だがグループ情報を表示しない
128 .TP
129 \fB\-p\fR, \fB\-\-indicator\-style\fR=\fIslash\fR
130 ディレクトリに対して識別子 / を加えて表示する
131 .TP
132 \fB\-q\fR, \fB\-\-hide\-control\-chars\fR
133 表示不可能な文字を ? に置き換える
134 .TP
135 \fB\-\-show\-control\-chars\fR
136 表示不可能な文字をそのまま表示 (プログラムが 'ls' で
137 なかったり出力が端末でない場合はこれがデフォルト)
138 .TP
139 \fB\-Q\fR, \fB\-\-quote\-name\fR
140 ファイル名をダブルクォート (") で囲む
141 .TP
142 \fB\-\-quoting\-style\fR=\fIWORD\fR
143 項目名のクォートを WORD で指定された形式で行う:
144 literal, locale, shell, shell\-always, c, escape
145 .TP
146 \fB\-r\fR, \fB\-\-reverse\fR
147 ソート順を反転させる
148 .TP
149 \fB\-R\fR, \fB\-\-recursive\fR
150 子ディレクトリを再帰的に一覧表示する
151 .TP
152 \fB\-s\fR, \fB\-\-size\fR
153 ブロック単位で各ファイルサイズを表示する
154 .TP
155 \fB\-S\fR
156 ファイルサイズ順にソートする
157 .TP
158 \fB\-\-sort\fR=\fIWORD\fR
159 名前順の代わりに次の WORD で指定した順でソートする: none \fB\-U\fR,
160 extension \fB\-X\fR, size \fB\-S\fR, time \fB\-t\fR, version \fB\-v\fR
161 .TP
162 \fB\-\-time\fR=\fIWORD\fR            \fB\-l\fR と併せて使用し、ファイル更新時刻の代わりに次の WORD
163 で指定した時間を表示する: atime \fB\-u\fR, access \fB\-u\fR, use \fB\-u\fR, ctime \fB\-c\fR,
164 または status \fB\-c\fR。
165 \fB\-\-sort\fR=\fItime\fR を指定した場合はソートのキーとして
166 指定した時間が使用される
167 .TP
168 \fB\-\-time\-style\fR=\fISTYLE\fR     \fB\-l\fR と併せて使用し、次の STYLE 形式で時間を表示する:
169 full\-iso, long\-iso, iso, locale, +FORMAT。
170 FORMAT は 'date' と同様に解釈される。FORMAT が
171 FORMAT1<newline>FORMAT2 となっている場合、FORMAT1 はファイル
172 から離れた側に表示され、 FORMAT2  はファイル側に表示される。
173 STYLE の接頭辞として 'posix\-' をつけた場合、 POSIX ロケール
174 ではない場合にのみ STYLE が効果を持つ
175 .TP
176 \fB\-t\fR
177 ファイル更新時間で新しい順にソートする
178 .TP
179 \fB\-T\fR, \fB\-\-tabsize\fR=\fICOLS\fR
180 タブ幅を 8 の代わりに COLS にする
181 .TP
182 \fB\-u\fR                         \fB\-lt\fR と使用: アクセス時間でソート、表示する
183 \fB\-l\fR と使用: 名前でソートし、アクセス時間を表示する
184 その他: アクセス時間でソートする
185 .TP
186 \fB\-U\fR
187 ソートをしない。ディレクトリに含まれている要素順で表示する
188 .TP
189 \fB\-v\fR
190 自然な (バージョン) 数字順でソートする
191 .TP
192 \fB\-w\fR, \fB\-\-width\fR=\fICOLS\fR
193 スクリーン幅として現在の値の代わりに COLS を使用する
194 .TP
195 \fB\-x\fR
196 要素を列ごとではなく行ごとに表示する
197 .TP
198 \fB\-X\fR
199 拡張子のアルファベット順にソートする
200 .TP
201 \fB\-Z\fR, \fB\-\-context\fR
202 各ファイルの SELinux セキュリティコンテキストを表示する
203 .TP
204 \fB\-1\fR
205 1 ファイル 1 行で表示する
206 .TP
207 \fB\-\-help\fR
208 この使い方を表示して終了する
209 .TP
210 \fB\-\-version\fR
211 バージョン情報を表示して終了する
212 .PP
213 SIZE は整数で、追加で単位を指定できます
214 (例えば、10M は 10*1024*1024 です)。
215 単位には K, M, G, T, P, E, Z, Y (1024 の累乗) や
216 KB, MB, ... (1000 の累乗) が使用できます。
217 .PP
218 デフォルトまたは \fB\-\-color\fR=\fInever\fR を指定した場合、ファイルの種類を判別するための
219 カラー表示は無効となります。 \fB\-\-color\fR=\fIauto\fR を指定した場合、標準出力が端末に接続
220 されている場合のみカラーコードを出力します。LS_COLORS 環境変数によって動作
221 を設定できます。LS_COLORS を設定する場合は dircolors を使用してください。
222 .SS "終了ステータス:"
223 .TP
224 0
225 正常終了、
226 .TP
227 1
228 軽微な問題が発生 (例: 子ディレクトリにアクセスできない)、
229 .TP
230 2
231 重大な問題が発生 (例: コマンド引数が誤っている)。
232 .SH 作者
233 作者 Richard M. Stallman および David MacKenzie。
234 .SH バグの報告
235 vdir のバグを発見した場合は bug\-coreutils@gnu.org に報告してください。
236 GNU coreutils のホームページ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
237 GNU ソフトウェアを使用する際の一般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/>
238 vdir の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
239 完全な文書を参照する場合は info coreutils 'vdir invocation' を実行してください。
240 .SH 著作権
241 Copyright \(co 2012 Free Software Foundation, Inc.
242 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
243 This is free software: you are free to change and redistribute it.
244 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
245 .SH 関連項目
246 .B vdir
247 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
248 .B info
249 および
250 .B vdir
251 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
252 .IP
253 .B info vdir
254 .PP
255 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。