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[linuxjm/coreutils.git] / release / man1 / test.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.44.1.
2 .TH TEST "1" "2016年2月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
3 .SH 名前
4 test \- ファイル種別の確認や値の比較を行う
5 .SH 書式
6 .B test
7 \fIEXPRESSION\fR
8 .br
9 .B test
10
11 .br
12 .B [
13 \fIEXPRESSION \fR]
14 .br
15 .B [
16 ]
17 .br
18 .B [
19 \fIOPTION\fR
20 .SH 説明
21 .\" Add any additional description here
22 .PP
23 終了ステータスは EXPRESSION によって決まります
24 .TP
25 \fB\-\-help\fR
26 この使い方を表示して終了する
27 .TP
28 \fB\-\-version\fR
29 バージョン情報を表示して終了する
30 .PP
31 EXPRESSION が省略されるとデフォルトでは偽 (false) になります。それ以外
32 の場合は EXPRESSION が真 (true) か偽 (false) かによって終了ステータス
33 が設定されます。これは次のうちの一つになります:
34 .TP
35 ( EXPRESSION )
36 EXPRESSION が真
37 .TP
38 ! EXPRESSION
39 EXPRESSION が偽
40 .TP
41 EXPRESSION1 \fB\-a\fR EXPRESSION2
42 EXPRESSION1 と EXPRESSION2 の両方が真
43 .TP
44 EXPRESSION1 \fB\-o\fR EXPRESSION2
45 EXPRESSION1 と EXPRESSION2 のいずれかが真
46 .TP
47 \fB\-n\fR STRING
48 STRING の長さが 0 でない
49 .TP
50 STRING
51 \fB\-n\fR STRING と等価
52 .TP
53 \fB\-z\fR STRING
54 STRING の長さが 0
55 .TP
56 STRING1 = STRING2
57 両方の文字列が等しい
58 .TP
59 STRING1 != STRING2
60 両方の文字列が等しくない
61 .TP
62 INTEGER1 \fB\-eq\fR INTEGER2
63 INTEGER1 が INTEGER2 に等しい
64 .TP
65 INTEGER1 \fB\-ge\fR INTEGER2
66 INTEGER1 が INTEGER2 以上
67 .TP
68 INTEGER1 \fB\-gt\fR INTEGER2
69 INTEGER1 が INTEGER2 より大きい
70 .TP
71 INTEGER1 \fB\-le\fR INTEGER2
72 INTEGER1 が INTEGER2 以下
73 .TP
74 INTEGER1 \fB\-lt\fR INTEGER2
75 INTEGER1 が INTEGER2 未満
76 .TP
77 INTEGER1 \fB\-ne\fR INTEGER2
78 INTEGER1 が INTEGER2 に等しくない
79 .TP
80 FILE1 \fB\-ef\fR FILE2
81 FILE1 と FILE2 が同じデバイスで inode も等しい
82 .TP
83 FILE1 \fB\-nt\fR FILE2
84 FILE1 が FILE2 より (更新された時刻が) 新しい
85 .TP
86 FILE1 \fB\-ot\fR FILE2
87 FILE1 が FILE2 より古い
88 .TP
89 \fB\-b\fR FILE
90 FILE が存在し、かつブロックデバイスである
91 .TP
92 \fB\-c\fR FILE
93 FILE が存在し、かつキャラクタデバイスである
94 .TP
95 \fB\-d\fR FILE
96 FILE が存在し、かつディレクトリである
97 .TP
98 \fB\-e\fR FILE
99 FILE が存在する
100 .TP
101 \fB\-f\fR FILE
102 FILE が存在し、かつ通常ファイルである
103 .TP
104 \fB\-g\fR FILE
105 FILE が存在し、かつ set\-group\-ID されている
106 .TP
107 \fB\-G\fR FILE
108 FILE が存在し、かつ実効グループ ID によって所有されている
109 .TP
110 \fB\-h\fR FILE
111 FILE が存在し、かつシンボリックリンクである (\fB\-L\fR と同じ)
112 .TP
113 \fB\-k\fR FILE
114 FILE が存在し、かつスティッキービットが立っている
115 .TP
116 \fB\-L\fR FILE
117 FILE が存在し、かつシンボリックリンクである (\fB\-h\fR と同じ)
118 .TP
119 \fB\-O\fR FILE
120 FILE が存在し、かつ実効ユーザ ID によって所有されている
121 .TP
122 \fB\-p\fR FILE
123 FILE が存在し、かつ名前付きパイプである
124 .TP
125 \fB\-r\fR FILE
126 FILE が存在し、かつ読み込みが許可されている
127 .TP
128 \fB\-s\fR FILE
129 FILE が存在し、かつ大きさが 0 より大きい
130 .TP
131 \fB\-S\fR FILE
132 FILE が存在し、かつソケットである
133 .TP
134 \fB\-t\fR FD
135 ファイル記述子 FD がターミナル上で開いている
136 .TP
137 \fB\-u\fR FILE
138 FILE が存在し、かつ set\-user\-ID bit が立っている
139 .TP
140 \fB\-w\fR FILE
141 FILE が存在し、かつ書き込みが許可されている
142 .TP
143 \fB\-x\fR FILE
144 FILE が存在し、かつ実行 (または検索) が許可されている
145 .PP
146 \fB\-h\fR および \fB\-L\fR を除き、全ての FILE 関連のテストはシンボリックリンクを辿ります。
147 小括弧はシェルに対して (バックスラッシュなどによって) エスケープが必要なこと
148 に注意してください。INTEGER は文字列の長さを返す \fB\-l\fR STRING を使うことも可能です。
149 .PP
150 備考: [ では \fB\-\-help\fR および \fB\-\-version\fR オプションを使えますが、test では
151 使えません。 test はそれらを空でない STRING として扱います。
152 .PP
153 注意: 使用しているシェルによっては組み込みコマンドとして test および/または [ を持っている場合
154 があり、通常はここで記述しているバージョンより優先的に使用されます。シェルの
155 文書を参照してオプションなどの詳細を確認してください。
156 .PP
157 GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
158 [ の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
159 完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/[> にあります。
160 ローカルでは info '(coreutils) test invocation' で参照できます。
161 .SH 作者
162 作者 Kevin Braunsdorf および Matthew Bradburn。
163 .SH 著作権
164 Copyright \(co 2016 Free Software Foundation, Inc.
165 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
166 .br
167 This is free software: you are free to change and redistribute it.
168 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
169 .SH 関連項目
170 .B test
171 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
172 .B info
173 および
174 .B test
175 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
176 .IP
177 .B info test
178 .PP
179 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。