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2 .TH VDIR "1" "2016年2月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
4 vdir \- ディレクトリの内容をリスト表示する
7 [\fIオプション\fR]... [\fIファイル\fR]...
9 .\" Add any additional description here
11 FILE (デフォルトは現在のディレクトリ) に関する情報を一覧表示します。
12 \fB\-cftuvSUX\fR のいずれも指定されず、 \fB\-\-sort\fR も指定されていない場合、
15 長いオプションで必須となっている引数は短いオプションでも必須です。
17 \fB\-a\fR, \fB\-\-all\fR
20 \fB\-A\fR, \fB\-\-almost\-all\fR
23 \fB\-\-author\fR \fB\-l\fR と合わせて使用した時、各ファイルの作成者を表示する
25 \fB\-b\fR, \fB\-\-escape\fR
26 表示不可能な文字の場合に C 形式のエスケープ文字を表示する
28 \fB\-\-block\-size\fR=\fISIZE\fR
29 SIZE の倍数として表示する。例: '\-\-block\-size=M' は
30 表示する時に 1,048,576 バイトを単位としてサイズを
33 \fB\-B\fR, \fB\-\-ignore\-backups\fR
36 \fB\-c\fR \fB\-lt\fR と組み合わせた場合、 ctime (ファイル状態情報を変更した時間)
38 \fB\-l\fR と組み合わせた場合、名前で並べ替えて ctime を表示する。
39 それ以外の場合は ctime で新しい順に並べ替える
44 \fB\-\-color\fR[=\fIWHEN\fR]
45 カラー出力をする。 WHEN には 'always' (デフォルト値)、
46 \&'never'、 'auto' が指定できる。詳細は下記を参照
48 \fB\-d\fR, \fB\-\-directory\fR
49 ディレクトリの内容ではなくディレクトリ自身を一覧表示する。
52 \fB\-D\fR, \fB\-\-dired\fR
53 Emacs の dired モード用の出力を生成する
56 ソートしない。 \fB\-aU\fR が有効になり、 \fB\-ls\fR \fB\-\-color\fR が無効になる
58 \fB\-F\fR, \fB\-\-classify\fR
59 タイプ識別子 (*/=>@| のうちの一つ) を付けて出力する
64 \fB\-\-format\fR=\fIWORD\fR
65 WORD が across は \fB\-x\fR, commas は \fB\-m\fR, horizontal は \fB\-x\fR, long は \fB\-l\fR,
66 single\-column は \fB\-1\fR, verbose は \fB\-l\fR, vertical は \fB\-C\fR と同じ
68 \fB\-\-full\-time\fR \fB\-l\fR \fB\-\-time\-style\fR=\fIfull\-iso\fR と同様
70 \fB\-g\fR \fB\-l\fR と同様だがファイル所有者を表示しない
72 \fB\-\-group\-directories\-first\fR
73 ファイルの前にディレクトリをグループ化して表示する。
75 \fB\-\-sort\fR オプションと組み合わせて使用できる。
76 \fB\-\-sort\fR=\fInone\fR (\fB\-U\fR) と併せたときはグループ化を行わない
78 \fB\-G\fR, \fB\-\-no\-group\fR
81 \fB\-h\fR, \fB\-\-human\-readable\fR \fB\-l\fR や \fB\-s\fR と併せて使用したときに、人間が読みやすい形式で
82 サイズを表示する (例: 1K 234M 2G)
85 上と同様だが乗数の単位に 1024 の代わりに 1000 を使用する
87 \fB\-H\fR, \fB\-\-dereference\-command\-line\fR
88 コマンド行でリストされたシンボリックリンクを辿る
90 \fB\-\-dereference\-command\-line\-symlink\-to\-dir\fR
91 コマンド行のシンボリックリンクがディレクトリを指している
94 \fB\-\-hide\fR=\fIPATTERN\fR
95 シェル形式の PATTERN に一致する要素は表示しない
96 (\fB\-a\fR または \fB\-A\fR で上書きされる)
98 \fB\-\-indicator\-style\fR=\fIWORD\fR
99 要素の名前に WORD で指定した形式の識別子を加える:
100 none (デフォルト)、 slash (\fB\-p\fR)、
101 file\-type (\fB\-\-file\-type\fR)、 classify (\fB\-F\fR)
103 \fB\-i\fR, \fB\-\-inode\fR
106 \fB\-I\fR, \fB\-\-ignore\fR=\fIPATTERN\fR
107 シェル形式の PATTERN に一致する要素は表示しない
110 ディスク使用量のブロックサイズとして 1024 バイトを使う
115 \fB\-L\fR, \fB\-\-dereference\fR
116 シンボリックリンクのファイル情報を表示するときは
117 リンクそのものではなくリンク参照先のファイル
121 要素のリストをカンマで区切り、一行に詰め込む
123 \fB\-n\fR, \fB\-\-numeric\-uid\-gid\fR \fB\-l\fR と同様だが UID と GID を数値で表示する
125 \fB\-N\fR, \fB\-\-literal\fR
126 生の要素名を表示する (制御文字などを特別扱いしない)
128 \fB\-o\fR \fB\-l\fR と同様だがグループ情報を表示しない
130 \fB\-p\fR, \fB\-\-indicator\-style\fR=\fIslash\fR
131 ディレクトリに対して識別子 / を加えて表示する
133 \fB\-q\fR, \fB\-\-hide\-control\-chars\fR
136 \fB\-\-show\-control\-chars\fR
137 表示不可能な文字をそのまま表示 (プログラムが 'ls' で
138 なかったり、出力が端末以外の場合は、これがデフォルト動作になる)
140 \fB\-Q\fR, \fB\-\-quote\-name\fR
141 ファイル名をダブルクォート (") で囲む
143 \fB\-\-quoting\-style\fR=\fIWORD\fR
144 項目名のクォートを WORD で指定された形式で行う:
145 literal, locale, shell, shell\-always, c, escape
147 \fB\-r\fR, \fB\-\-reverse\fR
150 \fB\-R\fR, \fB\-\-recursive\fR
153 \fB\-s\fR, \fB\-\-size\fR
157 ファイルサイズ順にソートする。大きいものから表示される
159 \fB\-\-sort\fR=\fIWORD\fR
160 名前順の代わりに次の WORD で指定した順でソートする: none (\fB\-U\fR),
161 size (\fB\-S\fR), time (\fB\-t\fR), version (\fB\-v\fR), extension (\fB\-X\fR)
163 \fB\-\-time\fR=\fIWORD\fR \fB\-l\fR と併せて使用し、デフォルトのファイル更新時刻の代わりに
164 WORD で指定した時間を表示する: atime/access/use (\fB\-u\fR),
165 ctime/status (\fB\-c\fR)。
166 \fB\-\-sort\fR=\fItime\fR を指定した場合はソートのキーとして
169 \fB\-\-time\-style\fR=\fISTYLE\fR \fB\-l\fR と併せて使用し、次の STYLE 形式で時間を表示する:
170 full\-iso, long\-iso, iso, locale, +FORMAT。
171 FORMAT は 'date' と同様に解釈される。
172 FORMAT が FORMAT1<newline>FORMAT2 となっている場合、
173 FORMAT1 は最近でない時間のファイルに適用され、
174 FORMAT2 は最近の時間のファイル側に適用される。
175 STYLE の接頭辞として 'posix\-' をつけた場合、
176 POSIX ロケールではない場合にのみ STYLE が効果を持つ
181 \fB\-T\fR, \fB\-\-tabsize\fR=\fICOLS\fR
182 タブ幅を 8 の代わりに COLS にする
184 \fB\-u\fR \fB\-lt\fR と使用とした場合、アクセス時間でソート、アクセス時間を表示する。
185 \fB\-l\fR と使用した場合、名前でソートし、アクセス時間を表示する。
189 ソートをしない。ディレクトリに含まれている要素順で表示する
192 自然な (バージョン) 数字順でソートする
194 \fB\-w\fR, \fB\-\-width\fR=\fICOLS\fR
195 出力幅を COLS にする。 0 は制限なしを意味する
203 \fB\-Z\fR, \fB\-\-context\fR
204 各ファイルの SELinux セキュリティコンテキストを表示する
215 SIZE 引数は整数で、追加で単位を指定できます
216 (例えば、10M は 10*1024*1024 です)。
217 単位には K, M, G, T, P, E, Z, Y (1024 の累乗) や
218 KB, MB, ... (1000 の累乗) が使用できます。
220 デフォルトまたは \fB\-\-color\fR=\fInever\fR を指定した場合、ファイルの種類を判別するための
221 カラー表示は無効となります。 \fB\-\-color\fR=\fIauto\fR を指定した場合、標準出力が端末に接続
222 されている場合のみカラーコードを出力します。LS_COLORS 環境変数によって動作
223 を設定できます。LS_COLORS を設定する場合は dircolors を使用してください。
230 軽微な問題が発生 (例: 子ディレクトリにアクセスできない)、
233 重大な問題が発生 (例: コマンド引数が誤っている)。
235 GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
236 vdir の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
237 完全な文書は <http://www.gnu.org/software/coreutils/vdir> にあります。
238 ローカルでは info '(coreutils) vdir invocation' で参照できます。
240 作者 Richard M. Stallman および David MacKenzie。
242 Copyright \(co 2016 Free Software Foundation, Inc.
243 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
245 This is free software: you are free to change and redistribute it.
246 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
249 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
253 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
257 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。